ドラマ「私のおじさんWATAOJI」5話のあらすじとネタバレ、感想をお届けします。
今回問題になるのは、一ノ瀬ひかり(岡田結実)の先輩、九条隼人AD(戸塚純貴)。
突然休んだと思ったら、意外な事実も判明し、ひかりは既成概念を揺さぶられる日々です。
九条はただのサボり魔ではなかったのか、やはり職場がブラックすぎるのか。
それではネタバレをご覧ください!
「私のおじさんWATAOJI」5話のネタバレ!
突然明かされる九条の事情
ある日、九条が無断欠勤。
机はきれいに整頓されている、事件かと盛り上がるも、実は有給届の行き違いと判明。
電話で「休みの日にかけないで!」といい、SNSにデート写真らしきものをアップしている九条。
ひかりは九条の分の仕事まで押し付けられ、おかんむりだ。
翌日、九条はあっけらかんとしていた。
「有給は認められた当然の権利」と言い放つ。
「現場に連絡入れろ、一ノ瀬が全部かぶったんだぞ」との千葉の発言にも「さーせん」で片づけてしまう。
「ホント宇宙人ですよね」と飲み会で切れる出渕。
出渕や馬場は“今時の若者トーク”を展開しつつも「今時AD志望は金の卵」と、あきらめている。
ひかりはおじさん妖精に来夢と千葉のキスのことを指摘され、動揺していた。
2人に独り言かと咎められるし、九条より褒められる反面けなさてもいて、混乱するひかりだった。
番組の企画会議。
千葉の意見は「子供が苦手なパウダーさんと子供が“苦手なものを克服する”会」だ。
「虫」「カミナリ」「ピエロ」と苦手なものを言い合っているうちに、なんと千葉が「女の子」と発言。
「どの口が」と一同ツッコむのだった。
「今どきの子供は何が苦手かわからない」との話に、九条が「あんまり関係ないですよ『うちの子』見ていたらそう思う」と言う。
一同は「えっ」と驚く。
誰も九条が子持ちだと知らなかったのだ。
学生結婚で子供は3人とのこと!
なんとなく落ち込み気味に動揺する一同。
奥さん「えみちゃん」の許可も取り、合コンにも出ていた九条。
外資系の企業に勤めているので、薄給でも自由な仕事であるADで良かったとうそぶく。
「斬新な発想」と馬場。
「そう思ったことなかった」とひかり。
「お前は仕事をなめてんのか」出渕。
ひかりは家で、おじさん妖精に愚痴をぶつける。
「九条さんにもっと仕事にやる気を見せてほしい」というひかり。
「仕事熱心だ」と、千葉への恋心かなと、からかうおじさん妖精だった。
すっかりADだが・・・
番組では子供のオーディションを実施。
完璧な子、セレブっ子、母しか答えない子供…とうまくいかない。
最終手段として、九条の子供“真凛ちゃん”に頼る話になる。
「めんどくさいな」とTVに出すことに感動せず、否定的な九条。
妻・えみちゃんが「いいと思うよ」と、苦手克服と思い出作りを後押しして、話は進むことになる。
「でぶちーふ」「ばばあ」「いちのせはこぶん」と、言いたい放題の真凛ちゃん。
しかし千葉には惹かれ、嬉しそうに家に招待してくれる。
家族写真がたっぷり、九条のお世話する家庭菜園、豆からひくコーヒーなどに、意外性しか感じない九条宅。
家事は7:3で九条が担当とのこと。
真凛ちゃんの苦手なものは、ピーマンと母親の美容パック、商店街の“ちーたん”というキャラクターだ。
「真凛、やれるか?」
「千葉がいうならやってあげてもいいけど」と話はトントン拍子に進む。
「バラエティってそうまでして作るものかねえ」という九条。
「必至ってそんなにおかしいですか?」と、つい言ってしまうひかり。
「一ノ瀬さんの考え方を押し付けられても困る」と、九条は冷たいのだった。
愚痴を言うひかりに、おじさん妖精はプリンを例として説明する。
しかし、それは馬場のプリンで、ひかりは大いに焦るのだった。
遅くまで残業して、撮影準備するひかり。
「すっかりADだな」と千葉に言われる。
かつての「ADに向いてない」発言からはレベルアップしたかと喜ぶ、ひかりだった。
「悩みがあったら相談に乗ります」などと偉そうなことを言ってしまう。
九条の仕事愛
収録日当日。
「パウダーのこと好き?」
「べつに」
「気合は入っているかな?」
「ふつう」
おっかなびっくりのパウダーさんと、ノリの悪い真凛ちゃんだ。
それでも“オムライス内のピーマンを食べ、克服する”、“パック顔を克服して父親を怪人から守る”という課題はクリア。
真凛ちゃんに暴力の限りをやられ、メイクさんに励まされるパウダーさん。
最終関門は“真凛ちゃん、嫌いなキャラクターを克服し、一人でお使いに行く”の課題だ。
絵的には面白くないものの、順調な撮影だったが…
急に立ち止まり、号泣する真凛ちゃん。
カメラを回し続ける千葉。
「もういい!これ以上無理なんで」と止めに入ってしまう九条。
「番組のために泣いている子供に無理やりやらせるんですか」と父親の顔だ。
「もっとほかの“適当な企画で”」という発言に、怒る千葉達。
「うざい感じ」と、勝手に帰ってしまう九条を追う千葉。
ついて行こうとするひかりを、後ろからとめるおじさん妖精!
ぬいぐるみを抱いて泣いている真凛ちゃん、「これ以上できません。『ヤッテミー』なんてどうでもいい」と九条。
仕事のために家族を犠牲にするとか押し付けてほしくない、こうなるとはわかっていた、という。
「バラエティが大事な人だけで番組を作っていたらいいじゃないですか!」と、千葉にかみつくのだった。
その時、妻・えみちゃん帰宅。
千葉に飲み物を出し「これからも隼人くんをよろしく」という、えみちゃん。
「俺もう辞めるからさ」と遮る九条。
「急に何?」
「ずっと考えていた、上手くやろうと思っていたけれど、全然できていない」と九条。
ADと家庭の両立、バラエティの価値など、実は日頃いろいろ悩んでいたのだった。
しかし「辞めない方がいいと思う!」と、えみちゃん。
「だって好きでしょ!」と毎週ちゃんと録画し、家でもみんなの話をする、九条の番組愛を語るのだった。
「私ももっと家のことできるように頑張る、続けようよ」と応援する。
一方、おじさん妖精に足止めされたことを講義するひかり。
おじさんは、矢継ぎ早にひかりに質問をぶつける。
「将来結婚したいと思っていますか」
「結婚したら仕事はやめますか」
「子供ができました!ご主人に仕事を辞めてくれと言われたらどうしますか?」
仕事辞める、子育てを辞める、いっそ結婚を辞める?と問い詰められ、「それは…」と困るひかり。
“仲間だ”っていうなら、自分の意見を押し付けないで、何ができるか考えたら、と言いおいて消える、おじさん妖精だった。
千葉におじさんが見えた!?
ご機嫌になった真凛ちゃんも「ちーたんのところいく!」と奮起。
改めて、パウダーさんと真凛ちゃんが出発だ!
心配する九条に「真凛にはきっと真凛の考えがあるのよ」とえみちゃん。
商店街に到着すると、きぐるみキャラクター“ちーたん”が見えてくる。
確かにアグレッシブな動きで、他の子供も怖がっている。
「出来たら好きなところ連れて行ってあげる」と馬場。
「目をつぶって行ってみよう」と千葉。
おじさん妖精は「友達になったら怖くないんじゃ」と、ひかりをそそのかす!
ひかりはちーたんと、尻文字体操を頑張る。
“ともだちになろう”と伝えようとするも「単純だね」とおじさん妖精。
なんと、ちーたんとひかりをぶつけて、転ばせる作戦に出る!
「だいじょうぶ?!」と、ちーたんを助け起こす真凛ちゃん。
ひかりは放置され、千葉に引きずられていく。
「したっぱ、うける!」と満面の笑顔でちーたんと手をつなぐ、真凛ちゃんだった。
時間はかかったが“苦手克服”…と思いきや、帰宅直前で転ぶ真凛ちゃん!
心配するひかりを千葉が、九条をえみちゃんが止める。
九条のいい表情をカメラに収める出渕。
走り出す真凛、両親のもとに到着してから泣き出す!
「よく頑張ったね」と九条。
「パパの好きなモンブラン」と差し出す真凛ちゃん。
鼻にクリームをつけたまま、笑い泣きしかける九条。
パウダーさん以下、スタッフは全員感動で泣いている中、「なんでお前だけ泣いてないんだよ」と九条にツッコむ出渕。
番組は感動のエンディングとなるのだった。
いつもの飲み会。
九条は泣きそうだったことをからかわれつつも、パパ友ママ友からのメッセージに嬉しそうだ。
「これで晴れて仕事人間覚醒だな」と出渕。
「それはないっすね、家庭が一番なんで」と言うが「この番組は好きですけどね」とまとめる九条。
「結婚するなら九条」と馬場に持ち上げられる。
「千葉はイケメンの皮をかぶったクソ野郎」という馬場の評価に「それは言い過ぎでは?」と反応してしまうひかり。
千葉が好きなのか!と盛り上がり、墓穴を掘ってしまうのだった。
一方、店員の来夢は千葉とのことを「キスぐらい誰とでもしません?」とあっさり。
ショックを受ける一同だった。
コインランドリーにて。
「おじさん、私千葉さんのこと好きなんですかね?」と、妖精に質問してしまうひかり。
その時なぜか千葉出現、意外にご近所だったらしい。
「この間のロケ助かった」と褒められたのも、つかの間。
麗華という美女があらわれる!
千葉とキスを何度も交わす姿に動揺して「千葉さんその人は?!」とひかり。
振り返る千葉が、フリーズする!
「えっ?」と、自分を指さすおじさん妖精。
なんと千葉に姿が見えている!
出たり消えたりするおじさんに「だれ?!」と反応する千葉。
「見えてるんですか?」と、ひかり。
「妖精のおじさんです」と、おどおど名乗る、おじさん妖精だった。
「私のおじさんWATAOJI」5話の感想
エンディングでは、突然妖精のおじさんが千葉にも見えるようになっていて、ちょっとびっくりでした。
麗華と熱心にキスしていた千葉に、なぜ急におじさんが見えるようになったのか、仕組みが知りたいです!
しかし今回は、九条が急に父親の顔になっていて、戸塚純貴の何気ない演技の転換にちょっと驚きました。
モンブランをくっつけて泣き笑いしている表情はすごく良かったです!
言っていることに急に深みが出てきた気がするのは、コチラの見方が変わったからなのか、演技の質が変わったからなのか…多分両方ですよね。
「相手の立場の理解」という点に、すごく考えさせられました。
出渕や馬場の昔ながらの「仕事」の考え方は普通にわかる、かといって九条のトークも「家庭」を中心に考えれば正しい意見に思えてしまい、結構悩ましかったです。
今時の若者・モンスターADの九条は、本当は家族思いのイクメンで結婚したい男?
結局、馬場の飲み会での発言のように、九条は結婚相手として千葉よりも有望株なのでしょうか。
確かに、育児や家庭の優先順位が高く、家事のスキルも高い点ではポイント高いと思います。
でも、仕事に対するポリシーや自分の意見をきちんと人に伝える姿勢が、よろしくないですよね。
妻・えみちゃんには良さが通じているのかもしれませんが、家庭が大事だからと仕事をけなしたり、自分の意見が伝わらないからと、すぐ壁を立てて相手を否定するのはいただけません。
処世術のつもりかもしれませんが、もっと他人に誠意を尽くさないと、いずれ家庭でも「めんどくさい」が出るぞ…と忠告したい気分です!