夏になるとなんとな~くホラー映画が見たくなりますよね。
普段はホラー映画ってあんまり見たくはないのに、ときどき無性に食べたくなるマクドナルドのように、夏になると無性にホラー映画が見たくなります。
残穢は、映画公開時に気になっていたこともあり、さらにはVODで配信中だったことが決め手となり見てみました。
ー住んではいけない部屋ーというサブタイトルがついているだけに、事故物件を扱っている映画なのかと思ったら、もっと壮大なスケールのお話で、予想以上に怖かった・・・。
ここでは、映画「残穢-住んではいけない部屋-」のネタバレ、感想。そして動画配信状況を紹介していきます。
見逃したっ!という方でネタバレを見たくない場合は、目次から、動画配信状況へ進んで残穢の動画を無料で見る方法をチェックしてくださいね。
映画・残穢(ざんえ)のあらすじとネタバレ
まずは、残穢の予告動画はこちら。
畳を擦る音が聞こえる、
いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、
何かが床下を這い廻る気配が……。
だから、この家には人が居着かない。
何の変哲もないマンションで起きる怪異を調べるうち、
ある因縁が浮かび上がる。
迫りくる恐怖は、どこまでが真実なのか。
──衝撃のドキュメンタリー・ホラー!
出典:新潮社小野不由美「残穢」特設サイト
小説家の「私」(竹内結子)のもとに届く1通の手紙。
それは、久保さん(橋本愛)からだった。
内容は、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がするという内容。それは何かをするような音がすると。
私は久保さんと連絡をとり、久保の住む岡谷マンション204号室から調査を開始していく。
※ここからはネタバレです。※
久保さんの状況説明を聞くと、音の正体は首吊りで着物をする音ではないかと推測される。
「私」は過去にも似たような手紙が来たのを思い出しますが、住所は、同じマンションの別の部屋。
不動産屋に久保さんが問い合わせをしても、そういった事実はないとのこと。
そして、「マンションではなく建っている土地に原因があるのではないか」と、部屋から土地へと調査が広がっていく。
マンションが立つ前の状況を調べていくと、
ゴミ屋敷で孤独死した小井戸家の老人。
さらにその前は、高野家で高野トシエという婦人が和服のまま首を吊ったという話にたどり着く。
高野トシエは、亡くなる前に、しきりに赤ん坊に泣き声が聞こえる、床から赤ん坊がわき上がってくると言っていた。
「私」の知人でホラー作家の平岡(佐々木蔵之介)が、似ている話が千葉にあると言い出し調査をしていくと、中村美佐緒という女が産んだ赤ん坊を次々に殺して床下に埋めていた事件にたどり着く。
その中村美佐緒が住んでいたのが、高野家が建てられる前に建っていた長屋であると判明。
長屋の前は、吉兼家。
吉兼家には、友三郎という息子がいたが、継母のミヨシが来てから発狂し座敷牢に入れられる。
発狂の原因と思われたのは、ミヨシが実家から嫁入り道具として持ってきた美人画。
この美人画は女の顔が醜く歪むと凶事が起こると言われていた。
ミヨシの実家を調べていくと、実家は奥山家といい、北九州の炭鉱を経営する資産家であった。
しかし、炭鉱火災が起き百人以上が命を落し、当主のミヨシの父親は事故後、黒い人影が這って出てくるのを見るようになり、家族や使用人20人以上を殺し自害。
奥山家の跡地に家を建てたのは、真辺家であったが、既に廃屋になっていた。
この主は、河童のミイラなどの奇怪な骨董品の収集家で、日本刀で自殺していました。
奥山家から生じた穢れは「聞いても祟られる、話しても祟られる」という怪談に。。。
久保さんは調査をやめ引っ越し落ち着いたと思いきや。
「私」がこの一連の原稿を送ると、深夜にもかかわらず電話が鳴り「私」が電話に出ると奇妙な笑い声が響く。
一方送った先の編集者においては、メールで原稿を開くと、画面が乱れ手が真っ黒になり、黒い影が這って出てくる。
という結末。
残穢を見た感想は、予想以上に怖い・・・・!
なんとな~くのホラーを見るつもりでかるい気持ちで見たものの、見た感想は思っている以上に怖い!
呪い系、祟り系のホラーだったとは・・・・というのは、恐怖のポイント。
穢れの連鎖で祟りが広がっていく。
この感じ・・・映画「リング」に似ていますね。
実際に、残穢を見た方でリングを連想した方って多いようですね。
それにしても、「聞いても祟られる、話しても祟られる」って怖い。。。。
このネタバレと感想を書いている今も怖いなぁと思って書いてたりします。
しかも、これ偶然ですが、残穢を見た翌日から、珍しく風邪引いて寝込みました。
平熱が低い方なのに、39度を超える高熱を出すという始末。
疲れが出たかなぁ・・・なんて寝込んでいた時に、ふと残穢を思い出してしまい、いやいや連想しちゃだめでしょ。
なんて自分に言い聞かせるほど怖い。
ホラー映画はホラー映画の中だけにして欲しいと正直思うのですが。。。
ところが、撮影現場でも怪奇現象が起こっていたみたいですね。
現場というより後で発覚したんです。たとえば、タクシー車内のシーンで誰のものか分からない手がすっと映りこんでいる。スタジオで編集作業をしている時にも、女の人が空中で囁いているのを、何人かのスタッフが聴いています。別の映画のデータが出たんじゃないのとか笑っていましたが、スピーカーの位置からそれはあり得ないんです。3つ目は、「私」役の竹内結子さんと「久保さん」橋本愛さんがカフェで話しているシーン。竹内さんのヌケ(背景)に、まっすぐこちらを見て仁王立ちしている人物が映りこんでいるんです。撮影時にそういう不審人物がいたら、カメラマンもモニターを見ている僕も気づかないわけはないんです。ヌケにはエキストラを通したりしているので、仁王立ちしていたら助監督が注意するはずなんですよ。
出典:https://www.bookbang.jp/review/article/507733
ん~怖い。
残穢をまた見る場合やこれから見る場合は、この部分もチェックしてみてくださいね。
発見するとマジでビビります。(書いてて鳥肌。)
あとホラー映画で珍しいのは、サスペンス要素があること。
単純におっかなびっくりのホラーではなくて、土地の歴史を追っていくのが、ある意味で、犯人探しの謎解きの要素があり、その部分が特徴的で面白いポイントです。
住んではいけない部屋とありつつ、部屋の問題じゃないということになるわけですが。
サブタイトルは必要だったのかなぁ・・・という疑問は正直あります。
事故物件ものかと思って見始めたので、釣られた感は否めないので、その方が入りやすいと言う意味は実感として感じるとも言えますが。
ちなみに、原作には、住んではいけない部屋というサブタイトルはついてないですね。
残穢(ざんえ)ってそもそもどういう意味?
そもそも論ではありますが、残穢(ざんえ)ってどういう意味って思いませんでした?
そもそも読めないというところから始まるのですが。。。
実は、残穢は、物語のタイトルであって、言葉自体は存在していません。
ですが、穢れ(けがれ)という言葉は、単純に汚れというわけではなく深い意味のある言葉です。
辞書によると、
不浄,汚穢 (おわい) ともいう。出産,死,月経,あるいは動物食をはじめとする異常食事などによって,当事者およびその関係者に付与される異常状況をいう。穢れた者が神社などに接近することや祭祀に参加することを拒否したり,また産屋,喪屋,月経小屋などに隔離し,別火の食事を強制するなど,穢れていない者との社会的断絶をはかることが広く行われている。穢れた者も一定期間が経過すれば,穢れが晴れて正常な状況に復帰する。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
観念的な言葉ですね。
残穢、つまり穢れの残りという意味になりますね。
まさに、映画のストーリー全体を通して、残穢です。そして、残りながら広がっていくところに大きな恐怖を感じます。
主要な動画配信サービス(VOD)での映画・残穢の配信状況
残穢は、2018年8月19日現在において、多くのサービスにて動画配信されています。
Hulu | ○ |
U-NEXT | ○ |
dTV | ○ |
FODプレミアム | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
auビデオパス | ○ |
どこのサービスも今のところ、見放題での配信となっていますので、加入されているVODのサービスがあれば一度検索してみると良いでしょう。
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