ミスジコチョー 2話 ネタ

NHKドラマ10「ミス・ジコチョー-天才・天ノ教授の調査ファイル-」第2話の、あらすじ【ネタバレ】と感想をお届けします。
ファイル2『真奈子、肉を食べる』では、給食で起きた大規模な食中毒事件がテーマです。

食中毒と聞くと、前回よりもますます身近で、恐ろしい気がしますね。
天ノ教授はどのような「失敗」を見いだすのでしょうか。

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ドラマ「ミス・ジコチョー-天才・天ノ教授の調査ファイル-」2話のネタバレ!

食中毒で100人の被害者!

「世界が滅んでもあなたの世話にはならない」と、天ノ真奈子教授がかつて言った相手は、南雲喜里子博士だ。
助手・野津田燈が「南雲博士を的に回したんですか」と驚く。
しかし、秘書の辻留志保によると2人は母娘とのこと。
「事故調査でやりくりが厳しいから」と、ロボットカーの共同研究を南雲博士に依頼してほしい志保だ。
「事故調には参加しない」と言い出す天ノ教授。
しかし、「食中毒で中学生と教師100人以上が腹痛や嘔吐の症状」とのニュースに注目してしまう研究室一同。
助手・西峰郁美が、小学生の息子・輝樹も、同じ会社の給食だと慌てだす。
結局輝樹に被害はなかったが、食中毒の原因がハムだったと聞き、お肉が食べられなくなったとのこと。
郁美にもプッシュされ、エクセラフーズの事故調査委員会に参加してしまう天ノ教授だ。

事故調査委員会では、発生源は高級ブランドハム「匠の極みハム」と判明、給食センターで黄色ブドウ球菌が付着したらしいとの報告がされる。
しかし、黄色ブドウ球菌は熱で死滅してしまう上に、サンプルのハムからは検出されなかった。
「過去素晴らしい失敗があったのに、経験が継承されていない」と話す天ノ教授だ。

天ノ教授と野津田は給食センターに出向く。
エクセランフーズ工場長・江島の態度は排他的で、人のいい片山仕入れ部長が対応してくれる。
怪我や差し歯まで、金属探知器や無菌洗浄も徹底されている工場。
「学校給食はとりわけ問題はあってはなりません」と片山部長。
しかしパートの野沢は新社長と工場長は粗利が合わず「事故の原因は復讐」などと言うのだった。
工場長リストラの噂もあるらしい。
故障した真空冷却生に興味を持つ天ノ教授。
原因は部品の接触不良、しかしフィルターはきれいに掃除されていて、教授も感心する。

南雲博士と天ノ教授

天ノ教授と野津田の不在を不審がる志保に、郁美は2人が付き合っているとほのめかす。
スッカリだまされた志保は、2人が事故調査に参加していると知り、激怒。
「約束破ったんだから当然」と、南雲博士とのアポを勝手に入れてしまう。
仕方なく、野津田を緩衝材にと連れて行く教授だ。
ドキドキしながら国立工学創造センター長・南雲喜里子に会う野津田。
しかし、2人は意外に和気あいあいと専門的な検証に花を咲かせている。
論じながらロボットをいじったり、ピアノを弾いたりする南雲博士、メモを並べ検証していく天ノ教授。
「お2人とも仲いいじゃないですか」と安心する野津田だが…。
「事故調査や失敗学なんてあなたのやるべきことじゃない」と南雲博士が言い出し、ケンカになってしまう。
「この人の力なんか借りなくても自力でなんとかする」と帰ってしまう天ノ教授。
「うわべだけ取り繕っても、長い時間の中でできたわだかまりは消えないわね」と苦笑いする南雲博士。
かつて家庭よりも仕事をとったことを「ひどい母親でしょう」と語り、それでも後悔していないと語るのだった。

流通ルートを分析!

ハムの再検査でEnterotoxins…エンテロトキシンという毒素が発見されたことを知った天ノ教授。
野津田も呼び出され、トラックに詰め込まれる。
「匠の極みハム」の流通ルート調査だ。
黄色ブドウ球菌が増殖したのちエンテロトキシンが発生、しかし加熱して黄色ブドウ球菌は死滅したというのが教授の推理だった。
「うわべだけ取り繕っても、いちどできたわだかまりは消えない」と母親と同じようなことを語る天ノ教授だ。
給食センターに持ち込まれる前から、黄色ブドウ球菌とエンテロトキシンが増殖していたのだろうか?

ハム工房までトレースしたが、何も発見できなかった2人。
ハム工房の会長に「匠の極みハム」の取引先出荷記録を見せてもらう。
教授は、エクセランフーズの購入量におかしな点があるのに気づく!

夜、懐中電灯をつけて、工場に踏み込む天ノ教授と野津田。
そこでは片山部長と部下2人が、ハムを真空パックして、シールを貼り変えていた。
教授は出荷記録から、エクセランフーズのハムの産地偽装に気づいていたのだ。
会社から経費の締め付けがあったことを訴える片山。
「私も産地偽装には全然興味ない」と言い出す教授に、野津田が違法だとツッコミを入れる。
「ただし、それが原因で食中毒が起きたのだったら話は別」と一刀両断する教授だ。

食中毒の原因は、隠れ作業のずさんな衛生状態と、冷蔵庫の故障だった。
表と違い、ハムに素手で触っていたうえに、さらに常温で2日間管理されていたのだ。
「ブドウ球菌から毒素が発生するのに十分な時間です」と断言する天ノ教授。
「私は法律上の責任をどうこう言うつもりはありません。ただ1つだけ、この失敗を、あなたの宝物にしてください」と言い残すのだった。

本当の原因

事故調査委員会に片山部長は不在だった。
「全く信じられん」と産地偽装を公表し、片山部長に責任をとってもらうと騒ぐ木船社長。
「何にもわかってないわね」と天ノ教授が厳しく言う。
「今回の事故の本当の原因は、社長、あなたです」と教授。
経費削減に、ベテラン従業員のリストラで、安全性が危機に陥ったのだ。
「片山部長も、あなたのコスト至上主義に応えようとしてこんな行動をとってしまった」と語る。
「安全のために資金を投入する事は、長い目で見れば1番経費を節約することになるんです」と怒る社長を黙らせる。
がっくりくる社長だ。

「本当の原因を付き止めてくれたおかげで、次の事故を防ぐことができた」と江島部長。
結局クビにはならなかった様子だ。

研究室では子供も招いてバーベキューを開催。
輝樹は無事、お肉がおかわりできるようになっていた。
志保はロボットカーのことで弁明する天ノ教授に、南雲博士のおかげでハムの再検査が優先的に再検査されたことを明かす。
南雲博士は天ノ教授のことをちゃんと考えていたのだ。
2人の昔の写真も大切にしているらしい。
天ノ教授はようやく、ロボットカーの開発を始める気になるのだった。

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ドラマ「ミス・ジコチョー-天才・天ノ教授の調査ファイル-」2話の感想

今回の食中毒で死者は出なかったのですが、それでも100人の被害者が出ていて原因が食品偽装とのこと、いかにも身近に起きそうな事故で、食い入るように見てしまいました。
手を広げない仕事の仕方の堅実さ、なんでもいい顔をすることで起きる危うさも身に染みた感じです。
こんな一大事を1部長の責任で片付けようとする社長の態度にはうんざりしたので、天ノ教授がガツンと言ってくれて、とても痛快でした。
「人を良くすると書いて“食”」という話も良かったです。

天ノ教授の母親・南雲喜里子博士登場!2人は犬猿の仲?

天ノ真奈子教授と母親・南雲喜里子博士の溝はとても深いものがある様子ですね。
幼少期に「母親から見捨てられた」「父の葬式に出なかった」という事態は変えようがないものですが、自己中心的なところはまさに親子でした。
天ノ教授も、なまじ「家族よりも研究が大事」との信念が理解できてしまうからこそ、母親としては嫌いに思い、研究も頼りたくないと思うのでしょうね。
博士の方は、天ノ教授に名誉になる研究をしてほしいと思っている様子ですが、これも親心なのでしょうね。
2人は散らかし屋、肉が好きだというところもそっくりでした!

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