TWOWEEKS ネタバレ 感想 最終回

ドラマ「TWO WEEKS」最終回の、あらすじと感想をお届けします。
青柳すみれ(比嘉愛未)とはな(稲垣来泉)、両方を人質に取られた結城大地(三浦春馬)。

有馬海忠刑事(三浦貴大)という協力者はいるものの、既に保身より復讐を優先させている柴崎要(高嶋政伸)を前に、絶体絶命です。
大地の運命は、そして、はなの手術は無事なのでしょうか?

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ドラマ「TWO WEEKS」10話のネタバレ!

はな、絶体絶命!

青柳すみれとはなを誘拐されてしまった結城大地。
「元恋人か、それとも娘か、どっちを生かすのかお前が選べ」と柴崎要に脅され、へたり込む。
有馬海忠刑事は、動画からすみれの誘拐場所を特定、大地を追っていた。
大地に「お前ははなの所へ行け!」と連絡する。
はなの方へ走る大地だ。

すみれは久留和店長に見張られ、はなが助かることだけを願っていた。
有馬が駆け付け、久留和やホンダたちは逃げてしまい、無事救出される。
報告した久留和は「なぜ女を殺さなかった」と柴崎に責められ、呆然とする。

月島楓検事は、捜査本部に乗り込み、「未成年誘拐事件」として柴崎を指名手配するように進言する。
「命の危険がある」との主張に、有馬の後輩の乾刑事も口添えし、上司を動かす。
病院の防犯カメラで柴崎を確認、警察が指名手配に動き出す!

灰谷に押さえつけられ、廃工場から柴崎のもとに連れられた大地。
柴崎は、はなとソファに座って待っていた。
土下座をしてはなの命乞いをする大地を、あざ笑う柴崎。
「今度生まれてくるときは、もっといいパパのもとに生まれておいで」
はなにそう言って、灰谷に「やれ」と命令を下す!
突き飛ばされた大地は、割れた花瓶で負傷してしまう。
灰谷のナイフが光る!
もだえて動けない大地!
はなの頭をつかみ、ナイフが振り下ろされる!

…しかし灰谷が刺したのは、ソファだった。
「ガキは殺さない」と言う灰谷は、実は柴崎の息子だった。
柴崎は、逆らった灰谷の肩を抱き…そのままナイフで腹を指す!
息子だと思ったことなどないという柴崎。
続けて、自らはなにナイフを振り下ろそうとするのを、重傷の灰谷が足をつかんで止める!
その隙に大地は、はなを抱え走り出す!

久我の苦境

柴崎が捜査対象になったことで、久我早穂子議員はマスコミに猛攻撃を受け、ホテルに逃げ込む。
ホテルから柴崎に連絡するが、反応はない。
久我を、楓が訪ねてくる。
パソコンで柴崎と久我が密談している動画を見せる楓。
『きれいに片付けた』と話しているのは、楓の父のことに違いない。
「時間がなかった」と治験についての言い訳をする久我を、「自分の犯した罪に気づいていますよね?」と責める楓。
久我は、明日にはディア・チャイルド・プロジェクトの認可が下りるから、融も治療を受けられると、懇願する。
「融くんは、1年前に亡くなっていますよね、この世にはいません!」と楓が突きつける!
認めようとせず、ここで生きていると、胸を叩いて嘆く久我だ。
憐れむ楓は「私が今度は早穂子さんの力になりたい」と励まし、自首を勧めるのだった。

・ ・ ・

柴崎の部下も観念し出す。
久留和店長は、有馬と乾に柏木愛の血のついた柴崎のシャツを提出し、「社長を必ず刑務所送りにして」と願う。
秘書の田宮は、楓に責められて、8年前の事件や久我に関係する資料を提供する。

・ ・ ・

大地は、はなが吐き気を訴え、雷も鳴っていたので、近くの学校の保健室に侵入し、はなを休ませることにする。
大地自身も腹の傷の手当てをする。
電話はつながらず、大地のスマホは取り上げられている。
雷雨で出られない状態になった2人だ。

8月31日。

一休みしたはな。
大地が助けに来てくれたことを喜び、「手術で助けてくれるのもパパなんでしょう?」と見抜いていた。
笑顔になった大地は、預かっていたはなのぬいぐるみを渡す。
元気になったら何がしたいか語り合い、互いに頬に手を当てて微笑む2人だ。

柴崎の逮捕、そして手術!

はなに付き添って寝入ってしまった大地。
朝、学校まで柴崎がナイフを持って追いかけてきた!
保健室でベッドの形跡や手当てした跡を見て、ニヤリと笑う。

警察では柴崎の車を発見、付近にローラー作戦をかけていた時に、学校に侵入者がいたとの通報が入る。
乾と有馬は楓に連絡、急ぎ現場へ向かう。

掃除用具入れのあるロッカーにはなを隠す大地。
しかし柴崎が徐々にはなに迫る…。
背後から柴崎に飛びかかる大地。
柴崎は大地の怪我した腹を狙い、優勢に攻め、ナイフを前に劣勢の大地。
階段から2人は転がり落ちる!

有馬や楓が駆けつけた時、柴崎の足にナイフが突き立っており、大地が転がっていた。
「殺人犯に刺された!」と大地に罪をなすりつけようとする柴崎。
しかし楓は釈明を聞かず「柏木愛殺害、及び未成年者誘拐の容疑であなたを逮捕します!」と、言い放つのだった。
なんとか立ち上がった大地は、有馬に助け出されたはなを見て安心する。

・ ・ ・

はなは衰弱していたが無事、大地は出血多量だったものの「ドナーは俺1人しかいないんです!」と手術を主張。
9月2日、手術が行われる。
大地から骨髄液が抜かれ、はなに移植されるのだ。

麻酔から覚めた大地を月島楓が見守っていた。
久我議員が自首、大地は8年前の事件でも再審により無罪となる予定だ。
「お互い過去にとらわれず未来を見て行きませんか」と語る楓だった。
無菌室の外から、笑顔のはなを見守る大地。
すみれは無言で頭を下げる。

有馬は、すみれに別れを切り出す。
「3人の気持ちに気づかないふりを続けることができない」と言い、はなが大地を望んでいることを指摘する。
薄く笑う有馬に、謝るしかできないすみれだ。

無事退院するはな。
そこには大地も来ていた。
有馬が、はなの背中を押す。
大地に抱っこされ笑顔のはなだ。

約束

楓は上司のはからいでクビにならなくてすんだ。
角谷事務官にお礼を言って、留置所の久我に会いに行く。
今後も検事を続ける決心を固めた楓。
真実を明らかにすることで、犯罪被害者や遺族が報われるようにしたいと、久我に語る。
久我を許せないながらも「私を支えて今の私に育ててくれたのは早穂子さん」と楓。
久我は「あなたを検事の道に進めてよかったわ」と、楓に裁かれたことを受け入れ、謝罪する。
自宅で壁に集めたたくさんの資料を剥がしていく楓。
柏木愛の写真を見ながら、「いつか私から第二の人生をプレゼントする」との愛の動画メッセージを思い出していた。

・ ・ ・

はな・すみれ・大地でキャンプに出かける。
親子として馴染んでいる雰囲気だ。
大地は「俺に同情して彼を失うな」と有馬のことを言うのだった。
「私たちには時間が必要なんだと思う」とすみれ。
大地は「頼れる父親になりたい」と言い、いつか準備ができたらはなに会いに来るという。
「もちろんよ。あなたは、はなの父親なんだから」とほほ笑むすみれだ。

流れ星を見ながら「ママの好きなところ」をはなに質問される大地。
「心が広いところ」と答え、かつてすみれが自分の全てを受け入れてくれたことを話す。
「これからはずっと一緒にいられるんだよね」とのはなの願いに、答えに困る大地。
「パパは今までたくさん間違ってきた…はなちゃんが誇れるようなパパになるまで、少し時間もらえるかな」
悲しそうな顔のはなに、また会えると約束する大地。
泣いてしまうが、笑顔も見せて、大地に抱きつくはな。
幸せそうな父娘だった。

・ ・ ・

天気の良い、木々の中の一本道。
白シャツの大地は、はなの声を聞いたような気がして微笑む…。

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ドラマ「TWO WEEKS」10話の感想

原作のあるドラマですから、はなの手術や大地の無罪獲得など、上手く物事が進むのは分かっていたのですが、久我や柴崎の悪さが名演で、最後までハラハラする展開でした。
久我は息子のことを「生きている」と信じたくて、ますますプロジェクトにのめり込んでいたのですね。

柴崎の狂気はあまりに理不尽で、よくもまあここまで大地を恨めるものだ、と思ったのですが、最後に「殺人犯に刺された」と大地に責任を押し付けようとしていた情けなさが、末路らしくて逆に良かったです。
大地の逃亡中の余罪はいいのか、とか、退院後すぐキャンプなんて大丈夫かなど、疑問もあるのですが、概ねハッピーエンドに納得できる、最終回でした。

素敵なハッピーエンド!でも気になるその後も…。

大地がはなと約束を交わしていたシーン、流れ星が見られ、涙をそそるいいシーンでした!
でも、駆け足のドラマ展開で、投げっぱなしのエピソードもありますよね。

例えば、柴崎と灰谷の関係は父子らしいのですが、深く掘り下げることなく通り過ぎてしまいました。
また、久我の息子が死亡していたのにアメリカの資金の流れは融名義だったことも、そのままです。

一番気になるのは、有馬刑事のその後ですよね。
すみれを解放するように別れていったのが、気の毒すぎます。
夏美医師あたりと仲良くなったエピソードはないかな…などと考えてしまいました。

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