毎週日曜日の夜9時から放送中の池井戸潤原作「下町ロケット」。
次回6話より開幕する第2章ヤタガラス編より、新たな人物達が参入し、物語は一層厚みを増していきます。
今回はそんな6話からの新キャストの一人、氷室彰彦役の高橋努さんについて紹介していきたいと思います。
高橋努さん演じる氷室彰彦の役柄について
「下町ロケット」の作中に登場するベンチャー企業”ギアゴースト”は、前5話を境に急展開を見せました。ギアゴースト社長の伊丹が、佃製作所との関係を断ち切り、重田が取締役・社長を勤める「ダイダロス」との資本提供を結んだのです。
これにより、ギアゴーストを伊丹と共に立ち上げ、企業を支え続けた天才エンジニア、副社長である島津裕(イモトアヤコ)は退職を決意します。
しかし、伊丹は島津の退職を気にも留めません。
伊丹はダイダロスの社長、重田と共に、古巣の帝国重工の社長的場への復讐心に駆られていました。
高橋努さんが演じられる氷室彰彦は、島津の退職後、伊丹が開発主任のポジションとしてスカウトしたエンジニアです。
公式サイト上の氷室彰彦の紹介欄では、腕に自信があり、”島津はうちにとって価値がないから出て行ってもらった”と言ってのける、プライドが高い人物として紹介されています。
多彩な登場人物同士が、互いの信念を貫くためぶつかり合うドラマだけに、氷室がドラマ上でどのような役割を担っていくのか。今後も目が離せない展開の連続になりそうです。
高橋努さんのプロフィール
ここからは高橋努さんのプロフィールをご紹介させていただきます。
高橋努さんは1978年8月23日生まれの現在40歳になる東京都ご出身の俳優です。
主な出演作に、高橋ヒロシ原作映画「クローズZERO」、大河ドラマ「天地人」「西郷どん」、ドラマ「S-最後の警官-」などがあります。
元々、「アフロヘッド」という名前でお笑い芸人を目指されていた高橋努さんですが、26歳の頃に故蜷川幸雄さんの舞台に出演し、そこから本格的な役者道へ入っていったようです。
メインキャストとして出演された「クローズZERO」での牧瀬隆史役が印象深い方も居られるではないでしょうか。
顔に十文字の傷を持つ不器用だけど、非常に仲間想いの青年を見事に演じられていました。
また、高橋努さんは現在「渋谷ハチ公前」という舞台を立ち上げられており、そこで脚本や演出、更には自身も出演されるなど、精力的に活動されています。
昨日はなっちゃんの出演舞台をみにいってきました。劇団渋谷ハチ公前。私の初舞台でお世話になった劇団です!脚本演出の高橋努さん。ここから私の舞台人生がスタートしたんだなぁと。劇団のみんなも久々に会えて嬉しかった!努さんの書く本はいつも泣いてしまう…
皆さんもぜひ!#付きまとう褐色 pic.twitter.com/n9e1TMEVqy— 中別府葵 (@nakabeppuaoi) 2018年11月8日
名バイプレイヤーとして既に有名な高橋努さん。
「下町ロケット」での演技にも自然に注目が集まっていきそうです。
自称作業着俳優!?イケメンでないからこそ確立した、自身だけの立ち位置。
「役者魂.jp」というサイトのインタビューで、高橋努さんは自身のことを「作業着俳優」と言われています。
これはインタビュアーが「その夜の侍」や「キツツキと雨」を観賞した際、工員役を演じられていた高橋努さんが非常に役柄と合っていたことを評価された際に、回答されたものです。
今回高橋努さんを調べるにあたって、過去に出演された作品を参照してみたところ、確かに工員やお店の店長など、非常に私たちの身近で働いている人々を演じられた機会が多いことを確認しました。
しかし、例えば2017年に公開された岡田准一主演の映画「追憶」では、刑事役を演じられており、多岐にわたる演技経験をお持ちの俳優であることを発見しました。
同サイトのインタビューで、高橋さんはまた「カッコいい人たちにはできないことをしてみたい」とも言われています。
多くのドラマや映画では、イケメンやアイドルが主演を務めることが多い日本において、「イケメンではない自分の役者としての在り方」を探求し続けた高橋さんだからこそ、今も作品への出演オファーが絶たない理由の一つかもしれません。
まとめ
高橋さんの他にも、演劇ユニット・TEAM NACSのリーダー森崎博之さんの出演が決まっているなど、ますます盛り上がりを見せるドラマ「下町ロケット」。
果たして佃たち製作所の面々は、夢を叶えることができるのか。
ドラマ「下町ロケット」は毎週日曜日夜9時より、TBS系の「日曜劇場」で放送中です。