ドラマ「女の機嫌の直し方」最終回３話のネタバレ感想！見逃し動画を見る方法！

愛は結婚式は男女トラブルの宝庫だと研究室で言った通り、北沢家の披露宴の開宴前に大吾に整髪料を持って来いと言われて怒られ、里子は大吾のスピーチの原稿を持ったまま行方不明になります。

大吾は愛に相談しますが、携帯で呼び出してみては、と言われ電話すると、トイレに立てこもってしまった里子に、トイレのドアを叩いて怒る大吾に、自分は大吾の家政婦か、家政婦なら給料を払って欲しいと里子は言い返します。

愛は大吾に、これは妻からのイエローカードで、大吾に対する長年、積もったものが爆発したもので、熟年離婚の危機だと伝えますが、大吾には響かないようです。
里子は一旦は、披露宴に戻りますが、大吾に、花嫁衣裳を着たかった、結婚して３０年も大吾から自分に有難うと言われたことがなかったと言い、頭からオリーブオイルを掛けます。あなたといる意味が判らないと言います。

愛はレッドカードだと言います。女は昔話を蒸し返して記憶の中から解決策を見出すと言います。
私はずっと寂しかったという意味、深い寂しさだと言います。大吾に仕事の愚痴を言ったかと尋ねると言ったことがないと言うと、だからいけない、妻は参加したかったのに、妻への愚痴は妻が夫の支えになっている、証だと言います。

愛は、自分の両親が離婚したと言い、あなたって、どうしてそうなの、あなたといる意味がないと言っていたそうですが、2人は愛しあっていたのに、もう手遅れだったが、大吾に今なら間に合うと言います。奥さんの気持ちを救えるのは大吾しかいないと言います。

大吾はスピーチで結婚で大切なのは、3つの袋、まず、妻は美味しい食事で夫の胃袋を掴み、夫は美味しかったよと言うことが肝腎で、2つ目は給料袋で、一緒に稼いでくれた給料だよと言うことが肝腎で、3つ目は堪忍袋で、腹が立っても多少のことは堪忍して、と言ったところで、里子が席を立ってしまいます。

それを見た大吾は、言葉に詰まってしまいます。しかし、実際は腹が立つと怒鳴ってしまい、恥ずかしくて感謝の言葉も言えず、給料は自分が稼いだから感謝しろと、それでよいと思ってしまうのが男だ、でも気を使わなくて良い、守る妻がいるから、一緒にいるだけで意味があるんだ、そんな女は、お前だけだと言い、里子は会場のドアの前で立ち止まり最後は拍手をするのでした。
愛のお蔭で取り合えず、危機が去ったようです。

一方、新谷家は花嫁と舅との間でトラブルが起きます。
（PN/つるかめ）

トイレに立てこもった里子に、トイレのドアを叩いて抗議する大吾の姿には笑えました。さらに、青柳から共感を示すことですと、紋切り型のアドバイスが出ると、大吾が、給料払おうかと思わず答える場面は、まさに火に油を注ぐ結果になり、里子が、じゃあ、家政婦なのね、と言ってトイレを出ていく場面は、里子の仕掛けた罠に、大吾が見事に嵌ってしまった最悪の結果だと思いました。

どんな夫でも、妻を家政婦だとは思ってもいない筈ですが、いた「給料払おうか」という言葉は売り言葉に買い言葉で禁句だと思います。

それでも、愛に諭されて、スピーチの最後で、涙目になって、自らの反省と里子への感謝を言葉を述べて、式場を立ち去ろうとした里子の足を止めることが、出来たのは、
まだ、大吾には素直に本心を吐露できるだけの素直さが、残されていただけ、救いの道があったようです。

心の底では、妻に感謝しながら、プライドが邪魔をして、素直に言葉には出せない年齢を重ねた夫の哀れな宿命です。（５段階評価：★★★★★）（PN/つるかめ）