NHKドラマ10「ミストレス~女たちの秘密~」第2話の、あらすじと感想をお届けします。
4人の女性それぞれが、新しい愛への1歩を踏み出すかのような第2話ですが、やはり一番危険なのは、柴崎香織(長谷川京子)ですね。
不倫相手だった木戸光一郎の息子・貴志(杉野遥亮)は、何が目的で接近を繰り返すのでしょうか?
「ミストレス~女たちの秘密~」2話のネタバレ!
変化する女たち、友美に朗報!
柴崎香織はクリニックに診察に訪れ、父親の愛人のことを追求する木戸貴志に手を焼いていた。
たまりかねて亡き木戸光一郎が好きだった、フランク・ロイドライトの設計した家屋に連れ出し、気分転換を図る。
「お父様のこと詮索するのはやめなさい」と諭すが、貴志はサイン帳を見つけ、香織の筆跡を確認したがるのだった。
原田冴子は夫の悟史にセクシーショットを送ったつもりだったが、翌朝悟史は全く反応なしだ。
がっかりしたところに「子供が欲しくないか」とまた聞かれ、うんざりだった。
出社すると坂口がメールのことを質問され、間違いに気づき「データだけでなく記憶からも削除して!」と叫ぶ。
野口友美は小学校の保護者会で謝恩会のお料理を30人分頼まれ「パートはもうしなくてもいいんでしょ」と言われる。
娘から保険金のことがバレているのだ。
大変ですね、と気遣う安岡周平が「手伝いましょうか?」と言ってくれ、夕食を誘われるのだった。
水島樹里のジムに曽我部直生が突然現れ「お父様から聞いていないんですか?」と“お付き合い”の件を話し出す。
男性の会員が一斉に注目する!
「まずはご入会を」と曽我部をさえぎる樹里。
「あなた変わった趣味ね」と須藤玲に言われてしまう樹里だった。
集合する女たち、婚約を明かす樹里!
デートに期待するも、服選びが上手くいかなくて“みんな、助けて!”と、みんなを集める友美。
友美をからかって笑い転げる仲間は「友ちゃんはナチュラルなところがいい」と冷やかす。
「ちゃんと“やり方”覚えてる?」と樹里、「保険金目当て」かと、冴子。
「保険金でもないと、男も近寄ってこないの?」と怒って見せる友美。
「歩くアロマテラピー」と、安岡の人柄をほめるのだった。
「私もパパの紹介で婚約したから、多分」と打ち明ける樹里。
帰り道、冴子は樹里の心配をする。
「愛のない結婚すると後で後悔するよ」と冴子。
「愛のある結婚なんてあるの?」とケロっとした樹里だった。
苦笑いする冴子は「旦那フェチ!」と樹里に言われてしまう。
友美は香織と貴志の関係を心配する。
彼・光一郎に「息子をよろしく」と頼まれた香織。
貴志と光一郎の、後ろ姿や仕草が似ていることも、香織を動揺させていた。
「何年かかった?ご主人のこと忘れるのに」と香織。
「忘れることなんてできない。ただ諦めただけ」と答える友美だが、夫が生きている可能性も考えるのだった。
樹里は街で玲を見つけ、バーに付き合う。
ウェディングドレスの件で、彼女とケンカした玲。
「マリッジブルーかな」と沈んでいる。
「女の子を好きになるってどんな感じ?」と樹里が質問する。
「あなた、本当に誰かを好きになったことある?」と質問を返す玲。
胸が苦しく、触れ合いたい、自分のものにしたい…それがたまたま女性だっただけ。
「好きになる気持ちは同じ」という玲に考え込んでしまう樹里だった。
冴子が帰ると、料理の作り置き攻撃に片付いた洗濯物、そして沈んでいる悟史。
母親に“孫”のことで泣かれたとのこと。
兄嫁が手術でもう子供が産めなくなったためだ。
「大事な仕事しているし」と冴子。
「それってどれくらい大事?子供作るより大事なこと?」と迫る悟史。
新商品のプロジェクトリーダー目指して1年…と言い募る冴子に「俺だって子供欲しいんだよ」という悟史だった。
決心した友美は安岡に「良かったらご一緒させてください」と夕食デートの返事をする。
早速明日の約束のメッセージが弾むが、そんな中また無言電話が入るのだった。
失望する女たち、泣く冴子!
新商品の会議で冴子はショックを受ける。
パッケージは冴子の案が通ったものの、プロジェクトリーダーは同僚の村上に決まったのだ。
顔色を変えて冴子は、部長に抗議する。
「私の企画立案なのに」と言い募る冴子に「このままだと女ばっかりで男が育たないだろ」と言う部長。
実力を認められても落ち込む冴子を「大丈夫ですか?」と心配する坂口。
「話しかけないで!」と駆け出し、トイレで声を押し殺して泣く冴子だった。
早めに仕事を上がる友美。
パックをしてオシャレな服に着替えるも…。
安岡から娘・エリが急に熱を出したので、キャンセルを謝る電話が入る。
ガックリとため息が出てしまう友美。
香織はジョギング中、貴志に待ち伏せされる。
今夜、「最後に」付き合ってほしい場所があるとのこと。
閉院後、香織は父親の車で迎えに来た貴志と山道をドライブする。
「先生に父の最後の場所を見てもらいたくって」と山荘に向かう貴志。
抵抗する香織に「行くのが怖いんですか?!」と迫る。
車から飛び降りて「わたしのこと疑っているの?」と香織。
「ぼくはただ真実が知りたいだけです!」と貴志。
「比べて見なさい、同じ筆跡かどうか?!」と香織は自分の筆跡を差し出し、「Happy Valentine’s Day」のカードと並べる。
肩で息をする香織は、貴志に帰宅を促すのだった。
踏み出した女たち、香織のキス!
安岡にお見舞いの料理を届ける友美。
エリには消化にいいもの、安岡にはビーフシチューなど満載だ。
「魔法の箱ですね!」と大喜びの安岡に、洗い物なども申し出る友美。
「モエちゃんは幸せですね」と、見送る安岡。
「エリちゃんとどうして2人きりに?」と聞くと「出て行ったんです、他に好きな男ができて」とのこと。
「あなたは本当に偉いな」と友美をホメる安岡。
友美はジンときて、泣けてきてしまう。
安岡はキスしようとするが、逃げるように立ち去ってしまう友美だった。
会社でビールを飲む冴子と坂口。
冴子はまた悟史に“子供”の話を迫られ、坂口を残業につき合わせたのだった。
「夜景がきれいだ!」と盛り上がりながら、プロジェクトをとられた愚痴をこぼす冴子。
「やっとここまで来たのに、村上さんに手柄を譲って」と慰める坂口。
冴子は「いい人ね、チューしていい?」とつい迫ってしまう。
キスされて微笑まれ、ヒクヒクしている坂口だった。
「本気で誰かを愛したことある?」の玲の声が耳から離れない樹里。
「もう1回しよ!寂しくて眠れないの」と彼氏に迫る。
帰路についた香織と貴志。
クリニックに入ろうとする香織を呼び止め、貴志は「ごめんなさい」を繰り返す。
「父が大きな存在だったと知って」と弱々しい貴志。
貴志の肩を抱いて「いいから」と励ます香織。
…貴志がキスする。
目を閉じて受ける香織。
貴志は「高校生の頃から、好きでした」と告白する。
何も答えず、逃げるように「おやすみなさい」と中に入る香織だった。
「ミストレス~女たちの秘密~」2話の感想
4人の女性が気持ちのままに愛に動き出した感じがして、だんだん生々しくなってくる回でした。
個人的に1番共感できたのは、何といっても原田冴子です!
仕事と家庭、どちらでも挫折感を味わっているところに、弱みをさらした人間がいて、しかも寄り添ってくれるのですから、そのまま寄りかかってしまいますよね。
ここで思いとどまるなら、生活や仕事に悪影響はないと思うのですが…多分深入りしてしまうのだろうなぁと、悪魔的な期待をしてしまいます!
香織をつけ回す、木戸貴志(杉野亮)のミステリアスさがいい!
杉野亮演じる貴志のミステリアスさがすごく光る第2話でした!
抑えた感情が、どちらにほとばしるかわからない感じでドキドキしたのですが、最後には疑惑の追求ではなくて、愛情の方に発露してしまいましたね。
その「どうしても我慢できない!」という感じが切なくて、見入ってしまいました。
キスを受けた側の香織も、正直落ちる気満々、という感じがしていました!
「高校の頃から、ずっと好き」という言葉にほだされてしまったこともありますが、やはり光一郎の影を追ってしまったのですね。
「野良犬に噛まれただけ」というエンディングの主題歌の歌詞が、すごくいいタイミングでかぶって、胸に刺さりました!
でも、これ限りでは終わりそうにない、香織と貴志ですね!