チート 最終回 ネタバレ

日テレ系木曜深夜ドラマ「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」第10話・最終回の、あらすじと感想をお届けします。
安斎元刑事vs星野沙希の戦いが「最後の詐欺合戦」として描かれます。
蓮見刑事に連行されてしまった沙希。

もはや、アイドル・モモとしての活動も封印され、チートメンバーの根本や美月も信用できるか微妙です。
加茂悠斗中心で、沙希に勝ち目はあるのでしょうか。

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ドラマ「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」最終回(10話)のネタバレ!

チート解散?もがくカモっち

蓮見刑事が星野沙希を逮捕した根拠は、チート活動用の沙希名義の口座から詐欺師の1人・遠藤に海外送金されていたことだった。
取調室で対峙する沙希と蓮見、2人を見張る大谷刑事。

チートのアジトでは加茂悠斗が「なんでこんなことに」と煩悶していた。
根岸と美月は、警察に追われたくない、飽きちゃった…とチート解散を宣言して去っていく。
「うそでしょ」と悠斗。

ジュエルトリコの事務所でも、同じ嘆きが上がっていた。
電話対応に追われているマネージャー。
「詐欺容疑で逮捕」、「複数の仲間と共謀か」とのネットニュースに動揺するユナとマイ。
モモ(沙希)がメモ『お世話になりました』と衣装を置いていったことが判明、事務所も「ジュエルトリコ解散」の方針になってしまう。

・ ・ ・

その頃美月は安斎和毅と連絡を取っていた。
チートの捜査記録を安斎に渡す約束をはたして、大金をせしめていたのだ。
「俺好みの悪い女になったものだ」と安斎。
安斎のもとには、地面師詐欺が順調に進んでいる連絡が入る。
発信源の1人を追っている根岸だ。

居酒屋でさんざんに酔った悠斗を、占い師が手招きしている。
さまよっていることを言い当て、「本物を見つけなさい、答えは自分の胸の中にある」という占い師。
朝、広場で目覚めた悠斗が夢かと胸を見ると、『東京都港区高輪5丁目2-1、所有者・大和田勝子』とのメモがあった。
地面師詐欺で利用された土地所有者で、『現在老人ホーム“わたしの家”に入居中』とある!
根岸も美月もつかまらず、1人勇んで動く悠斗だ。

尾行している女性が、コインロッカーにお金をしまっているのを見て、駆けつけた根岸。
しかしBoxには「はずれ」のトランプカードが1枚。
「なんじゃこりゃ!」と嘆く根岸だ。

アジトでニヤついている安斎は美月から受け取ったチートデータのUSBを確認する。
その瞬間、某所の美月が「来た!」と喜んでいた。
USBを使った発信先の住所がモニターできる仕組みにしていたのだ。
しかし該当地の部屋は抜け殻で、「はずれ」と表示されたPCだけが置いてある。
「遊ばれてんじゃん」と悔しがる美月。

根岸と美月をアジトでモニターする安斎は「かわいいねぇ」とニヤニヤしていた…。

突き止められない安斎

取調室の沙希と蓮見。
背後の大谷を意識して「安斎が詐欺師たちを使って他人の土地をホテルヘロンに売り付けている」と明かす沙希。
調べに立った大谷は「土地売買の話はなし」という結論を持ち帰る。
「デタラメか」とにらまれる沙希だが、澄まして父親に合わせるように主張する。

“わたしの家”で大和田勝子を呼ぶ悠斗。
あからさまなサングラスにマスクで受付に怪しまれるが、本人の外出を出待ちして面会し、蓮見刑事に電話をかける。
「すべての詐欺の首謀者は安斎さんなんです!」と説明。
蓮見が日時を質問した時…ひょっこり根岸が電話を受け取り「決済は明後日の午後1時、ホテルヘロンで」と回答する!
さらに「よろしくね」と美月が付け加える。
2人に感激する悠斗。
解散は、鴨のお面に監視カメラを仕込んだ安斎へのフェイクだった。
悠斗が酔った居酒屋には美月がバイトに入っており、メモを挟んだ占い師は根岸だった。

蓮見に手錠を外され取り調べ室に入る沙希は、星野稔と対面する。
2人の再会は大谷によって安斎に報告される。
ニヤリとする安斎だが、蓮見刑事について「安斎さんのデスクにあった写真」で沙希と詐欺師の関係を信じたと聞き、顔色を変える。
「お前の嘘は浅い、失格だ」と言われる大谷。
署に戻る大谷を、蓮見が部下を連れて待ち構えていた。
「公文書偽造罪で逮捕」と手錠をかけられる大谷。
安斎のデスクが空なのは、蓮見の承知していることだったのだ。

1日前の取引

安斎に報告を入れる詐欺師・渡辺は、新しい指示が出て驚いていた。
「決済の日が1日早まった」という連絡を仲間にまわす。

・ ・ ・

地面師の決済の日。
気合が入っているのは悠斗のみ、誰もホテルヘロンに来ていない。
焦れた悠斗は1人、取引の部屋に向かう。
中を見て「なんで?!」と驚き、ケーブルに転ぶ悠斗!

一方アジトの安斎は、モニターで順調に進んでいる手続きを見守っている。
しかし、画面のビジリから何かに気づき、急ぎ電話をかける。
「今どこにいる?決済はどうなった?」
電話の相手は取引中のはずの渡辺だったが…何と蓮見に手錠をはめられている!
突然切り替わるモニター!
沙希が笑顔で「はい、そこまで」と、手を振っていた。
さすがに驚く安斎。
「騙されるのは新鮮だな」とモニターに向かって笑ってみせる。
「もう全部終わっていると言うことか」

・ ・ ・

何と逮捕劇は、昨日全部終わっていた。
悠斗が踏み込んだ部屋では、美月と根岸が優雅にPCで沙希のタンカを眺めている。
安斎がモニターしていた決済の様子は、昨日撮影した映像だったのだ。

全ては沙希の計画で、蓮見も承知済みだった。
根岸と美月には「詐欺師への1000万円の海外送金」が判明した時点で、安斎のウソを伝えてあった。
「私逮捕されるから」との沙希の宣言に驚いた2人だが、騒がず「ここから本当のスタート、わかって」との言葉を受け入れた。
自身の逮捕も沙希の指図だったのだ。

・ ・ ・

屋上で会う沙希と安斎。
「あの蓮見がよくお前のことを信じたな」と安斎。
実は美月が録音された安斎の音声から安斎の指令を偽装、詐欺師たちへ「決済の日にちを1日早める」との指示を送ったのだ。
昨日ホテルヘロンは50億円を支払い、大和田勝子本人が被害届を提出、詐欺師は全員逮捕された。
渡辺が「浪岡からの指示で」沙希の振込を偽装したことを白状、沙希の容疑も無事晴れていた。
しかし、「さすがだな、でも今のままでは80点だ」と、まだ笑う安斎。
自分が浪岡と言う証拠がどこにもないというのだ。
しかしさらに、ニヤリと笑う沙希。
「あなたが私にしてくれたことを、そのままお返しした」と言う。
安斎が確認すると、チートの捜査協力費の振込に使っていた安斎の口座に、土地の契約金・50億円がそっくり入金されていた!
「百点だ」という安斎。

事件解決!そして最後のウソ

何がしたかったのかと安斎と問い詰める沙希。
「ゲームは1人じゃできないからな」とうそぶく安斎。
沙希の父親・稔は最高の遊び相手だったが、自分が超えてしまったので捨てた。
沙希と会うまでは退屈だったと語る。
自分と同じ匂いを感じる沙希と遊びたくてチートを作ったという安斎。
根岸の行動力、美月のサーチ能力、そして悠斗の天才的な馬鹿正直さは、安斎からの“ハンデ”だった。

「おかげで最高のゲームだった、お前たちの勝ちだ」と、稔のブレスレット・バンクルを沙希の手にはめる安斎。
しかし沙希は「あんた、あいつ(悠斗)以上に馬鹿!」と、安斎のネクタイをひっつかんですごむ。

お前のくだらないゲームでどれだけの人間が苦しめられたと思っている!
他人の人生をオモチャにするな!
お前みたいな“かまってちゃん”に付き合うほど暇じゃないんだ!

安斎を突き放して笑う沙希。
「あなたについてきたおかけで、嘘が汚くてバカバカしいとよくわかった」と、仲間のもとに戻っていく。

「さすがは俺の沙希だ」と大笑いしながら蓮見に右手を差し出す安斎。
手錠をされて去って行く。
ところが。
覆面パトカーで、安斎の横に乗り込もうとしているのは、ネット詐欺師のカイトだった!
気がついて「止めて!」と叫ぶ沙希。
蓮見が追いかけるが、間に合わず車は行ってしまう。
無事、街中に降り立った安斎はつぶやく。
「次のゲームはいつにする?」

苦笑いを見せる沙希だ。

・ ・ ・

父親のブレスレットを握り締める沙希。
その中には稔の先見の明で発信機が埋め込まれていて、安斎を見つけるのに一役かったのだった。

ライブ会場。
「モモから皆さんに大事な報告があります」とのアナウンスで、モモ(沙希)が「詐欺師の娘」疑惑を認め、引退を発表する。
マイとユナに後を託した時。
「モモさんは悪くない!」と、背後から声掛けが入る。
悠斗と美月、根岸が来ていた。
「あの人あなたたちに嘘はつかないから」、「俺たちが証人になるよ」との言葉に、「そうだ、そうだ!」というムードが高まる!
モモ・コールに包まれ、涙ぐむモモだ。

・ ・ ・

しかし、アイドルに戻る気はないように見える沙希。
その背中を見守りつつ、チートに加わるまでは人間不信だったこと、「カモちゃんといると楽しい」ことを語り合う悠斗・美月・根岸。
これからどこに行くかは分からないけれど、沙希といたら退屈しない。
そう笑う3人を見つめる沙希。
「ウザ、あんたやっぱ失格」と、悠斗だけダメ出しを食らうので、慌てる悠斗だ。

沙希の手には稔のブレスレットがはまったままだ。
そして4人を見つめる視線が、あるような、ないような……

[完]

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ドラマ「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」最終回(10話)の感想

蓮見刑事と沙希の共闘は予測していましたが、意外に前から示し合わせていたのは驚きでした。
「チート解散」と見せかけて、意外に裏切っていない美月と根岸が安斎に向かっていく様子が面白かったです。

そしてなんといっても、あくまで戦力とみなされず、どこまでも別枠扱いだった悠斗のカラ回りぶりも、苦笑いでした。

せっかく暗躍していたのに、大谷刑事は気の毒な結果でしたね。
最後、せっかく手錠をかけた安斎が脱出してしまったのは悔しい結果でしたが、ドラマとしては余韻が残って、とても良かったです。

最後の嘘で全てが覆る?!

予告されていた「最後の嘘」とは、どうやら刑事に混じっていた隠し駒・カイのトことだったようです。
無事逃げおおせた安斎には他にもラミシステムの勢野など、逮捕されていない部下がいそうですよね。
またどこかで大きな詐欺事件を起こし、沙希とバトルになるのでしょう。

また沙希が、安斎につけられたバングルを大事にそのままにしていることも気になります。
心のどこかで、沙希も安斎を求めているのかな、と考えてしまいました。

本田翼と風間俊介の、とことんワルな表情が名残惜しいです!

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