これは経費で落ちません 9話 感想 ネタバレ

NHKドラマ10の「これは経費で落ちません!」の第9話、「水曜日の領収書の巻」の、あらすじと感想をお届けします。
今回はお誕生日デートを楽しんだ森若沙名子(多部未華子)に、突如情報漏洩の嫌疑がかかってしまいます。

自分の無実を晴らすよりも、山田太陽(重岡大毅)との社内恋愛を隠す方を優先させた沙名子。
しかし、社内も恋愛も、沙名子が思いもよらない方向に、急変していきます!

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ドラマ「これは経費で落ちません!」9話のネタバレ!

人生最良?な日曜日

日曜日は森若沙名子の30歳の誕生日。
山田太陽と花火を見に行き、スマホで浴衣のツーショット写真撮影などをして楽しんでいた。
太陽からの誕生日プレゼントはダイヤのペンダント。
ちょうど花火が打ち上がり、幸せな2人だった。
しかし、スマホが水没、大雨に振られ、人生最良の日が急に看病される日になってしまう沙名子だ。
翌月曜にも熱が残り、太陽が弟のふりをして沙名子には珍しい病欠の電話を入れる。

その頃、会社では大騒ぎが起きていた。
広報の皆瀬織子が社外秘の「3月期業績速報」がクライアントに漏れていることを発見したのだ。
しかも、データは管理職の人間と経理部員しか開けない共有フォルダに入っていた。
円城格馬専務の前で首をひねる3部長だ。

沙名子が自宅で太陽に卵がゆを作ってもらっていると、佐々木真夕と朝吹美華に急襲される。
慌てた沙名子は太陽を隠して鍵を開けるしかない。
2人は情報漏洩が、沙名子のアクセス権限で流出したことを伝えに来たのだ。
日曜夜のアリバイを聞かれ、つい「1人で家にいた」と回答する沙名子。
後で太陽に潔白を証明するためにも交際をオープンにしようと言われ、反対し「頼りないですか」とムッとされてしまう。

犯人探しと疑惑の接待

「森若がヤバいデータを流出させた」ということが噂になっていて、居心地の悪い社内。
しかし真夕と美華は「時間の無駄」と微塵も沙名子を疑わず、「経理全体のため」と犯人探しを始める。
経営戦略会議でもデータ流出は話題になり、田倉勇太郎が沙名子をフォローしていた。
専務は「裏切り者というのは、とてもそうは見えない」と厳しい反応だ。
しかし、新規プロジェクトの福岡研修の話などの方が、専務にとっては大事なのだった。
新発田経理部長に連れられて釈明に専務室に行った沙名子は「経理のアウトソーシング化」を聞かされ呆然とする。
犯人捜しをしてくれている真夕と美華には聞かせられない話だ。
2人はシステム更新の件から、有本マリナが怪しいと掴んでいた。
更新の提案者だし、沙名子のパスワードを知る立場にもあった様子。
マリナの差し出す請求書と勤怠状況を調べていた3人は、マリナの早退する水曜日に限って、「特別枠」の接待が入っていることに気づく。
請求書の「畑中企画」は六本木のクラブを経営していて、マリナはそこで「ミコ」という名前のホステスとして働いていた。
「特別枠」を使った空接待で吉村営業部長や新島総務部長がタダ飲みし、マリナはバイトで指名料を稼ぐ、そんな「WINWINな関係」がみえてくる。
美華の号令で、3人は次の水曜日に偵察に行く流れになる。

水曜日は偵察に

福岡研修に行った太陽は、沙名子をかばってつい「自分が日曜日森若さんを看病していた」と研修グループに打ち明けてしまう。
それを聞いた専務は、太陽と田倉に香港への出向を打診する。
田倉は太陽に経理のアウトソーシング化の話をして「自分にとってチャンスだ」と言うのだった。

美華・真夕・沙名子は、美華の友人にクラブへ潜入してもらい、マリナがバイトしている席で吉村・新島・新発田の3部長が飲んでいることを知る。
しかもその相手は、ライバル社・サンライフコスメの執行役員と企業買収コンサルタントのマネージャーだった。
空接待ではないようだが、むしろ企業買収の密談を探り当ててしまったらしいことに、驚く3人だ。

沙名子、プロポーズされる!

翌日。
『吉村営業部長が、部長の任を解き、沖縄支社勤務』との掲示が会社を揺るがしていた。
新発田部長は会社を休んでしまうほどだ。
昨日の「接待」と関係あるのかと、考え込む3人。
新発田部長を信じたい真夕に「裏切者はいつだってそうは見えない」と美華が言うのだった。

帰宅してへたり込む沙名子を、出張土産を持った太陽が訪ねてくる。
沙名子お手製の夕食と明太子を幸せそうに食べる2人。
経理部がなくなる話に「信じられない」と途方に暮れる沙名子。
太陽は「仕事がなくなっても大丈夫、俺が食わせる!」と言い出す。
驚く沙名子。
「沙名子さん、俺と結婚してください!」と、真剣な太陽だった…。

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ドラマ「これは経費で落ちません!」9話の感想

改革の波に沙名子の冤罪、部長たちの陰謀に会社買収の危機と、盛りだくさんの会社内情勢でした!
こんなに屋台骨が揺らいでいるのに、社長、あるいは会長は、一体何をしているのでしょうね。
プライベートの方は、浴衣で花火見物のラブラブな様子から、太陽の看病のお泊りに沙名子の手料理、太陽が焦れてのプロポーズまで、一気に畳みかけてしまいました。
NHKどうしちゃったんだ?!という感じのラブストーリーですね。

予期していなかった沙名子にもウブすぎるという欠点がありますが…。
「自立して生きている」ということに誇りを持っている女性に、太陽の「俺が養う」的なプロポーズの仕方は問題ありだな、と思ってしまいました。
最終回、もめそうですね!

ミステリー!沙名子のパスワードで実際にデータ流出を企んだのは誰か考察!

会社全体が大騒ぎで、沙名子をハメる形で機密情報を流出させたのは誰か、どうでもよくなっている感じですが…。
個人的に怪しい人物をあげてみると、

・実行犯候補→ 有本マリナ、室田千晶、皆瀬織子
・主犯候補→ 山崎柊一、円城格馬専務、まさかの社長

という感じでしょうか。

マリナと織子には、新体制に自分の危機を感じて行動する可能性があり、マリナには機会もある様子、千晶は意味ありげに専務室に入っていったのが怪しいです。
専務や社長は“会社をぶっ壊す”目的で、策略した可能性があります。

マリナが実行犯なら上司の指図だと思いますし。

そして営業の山崎。
彼についてはマリナと密談していた以外根拠はないのですが…桐山漣の影のある演技が巧みすぎて、怪しく思えてしまいます!

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