これは経費で落ちません 8話  真魚 室田千晶

NHKドラマ10の「これは経費で落ちません!」の第8話、「嘘つきとノベルティの巻」の、あらすじと感想をお届けします。

今まで森若沙名子(多部未華子)の成長と共に、いろいろな社員と経費のことが語られていましたが、今回は後輩の佐々木真夕(伊藤沙莉)についてプライベートと疑惑が登場します。

また山田太陽(重岡大毅)の女性問題に揺れる沙名子はヤキモチも経験、いったいどう切りぬけるのでしょうか。

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ドラマ「これは経費で落ちません!」8話のネタバレ!

新専務登場

森若沙名子が、山田太陽の後輩・荒井樹菜が気になってたまらない頃。
女子社員中心にみんなが群がる掲示板には、『新取締役・円城格馬専務』の名前がある。
海外で修行していた社長の御子息らしい。
また、中島希梨香は自分が企画したノベルティのデザイントートバッグを、モニターとして女子に配りまくっていた。
佐々木真夕は大いに気に入り、釈然としない朝吹美華の分までもらう。
希梨香は「おじさん達が考えたキャンペーンガールよりずっといい」と自慢。
しかし、経理部に視察に来た新専務は「こんなものに効果があるんですか」と一刀両断。
田倉勇太郎に販売促進効果を数字で出すよう指示する。

ノベルティとオークション

一方、荒井樹菜が会社にやってくる!
山田太陽から樹菜を押し付けられた先輩・鎌本義和がメロメロになって、キャンペーンの「天天ガールズ」に呼んだのだ。
しぶしぶ太陽が案内するオーディションを、フラフープで勝ち抜いてしまう樹菜。
さっそく吉村営業部長に色目を使い、寿司に連れ出される。

同じ夜。
データを提出しに行った田倉は、新専務が広報の皆瀬織子の金遣いを責めていることを知り、織子に忠告する。
2人は不倫関係だったのだ。
しかし広告塔としての自分に自信がある織子は、聞く耳を持たなかった。
その後「天天ガールズ」が次期広告塔になると言われ、ショックを受けて吉村営業部長に文句を言う織子だった。

ノベルティ企画は、専務の鶴の一声で中止となってしまう。
大荒れになった希梨香に同情し、真夕は田倉のデータを論破すると息巻く。
他人のために懸命になる真夕がうらやましくなる沙名子。
太陽が妹のためにノベルティバッグを欲しがっていると知り、自分の分を譲る。
しかし、太陽は鎌本経由で樹菜に要求され、バッグを探していたのだった。
そのことが言い出せないまま、2人はお弁当を持って牧場へデートに行く約束をする。

実はレアアイテム転売屋だった樹奈。
ノベルティバッグは、ネットオークションに出品され、営業の山崎が気づいた頃にはセリが盛り上がっていた。
やむを得ず「即決価格15,000円」で落札することにした営業部。
出品者と疑われた真夕は希梨香と大ゲンカ。
沙名子は落札の立ち合いに呼ばれ、出品されたバッグが元自分のものだったと気づく。
樹菜と太陽に怒りを覚え、心の声を美華に聞かれてしまうのだった。
勢いで、真夕に協力して、ノベルティを復活させると誓う!

誰かのために動くこと

樹菜のオークションの件を聞き、希梨香に怒られる太陽。
2人は経理部にお詫びと応援に行くが、太陽は無視され、放置されてしまう。
沙名子は女子みんなに『453万円の赤字』である現状を配布。
驚く希梨香、デザイナーのインフルエンサーぶりに目をつける美華。
真夕は大ファンのアレッサンドロのライブを断ってまでの意気込みだ。
みんなが盛り上がる中、所在無げな太陽だ。

その頃の専務室。
部長陣を前に「わが社には現在無駄があふれています」と打ち上げる新専務。
「効率化と経費節減」が“特別枠”にも及ぶと知り、戦々恐々の秘書・有本マリナ。
いずれかの部署をアウトソーシングすると言い出した専務に、うなだれる一同だ。

経理部。
何とか口を挟めた太陽は、沙名子が感情を押し殺していることを非難する。
「だって付き合っているのに!」と口走る太陽。
慌てる沙名子は太陽の足を踏みつけるが、意外にみんなは気づかない様子。
美華は「担当じゃないからって無責任」と仕事の話に戻る。
オブラートに包んで口論する沙名子と太陽。
「どうして付き合ってくれているのかわからない」と沙名子。
真夕がわからないまま「誰かを喜ばせたら自分も嬉しい」と、沙名子の以前の言葉を借用する。
太陽が「大事な人が喜んでくれたら、それ以上の幸せはない」と主張する。
損得抜きで「他を切り詰めてでも金作ります!」と叫ぶ太陽。
その言葉に沙名子が反応!
“切り詰め”を計算しなおして、包装費さえ解消すれば、黒字に持ち込めるところまでこぎつける!
太陽が、ノベルティバッグにお弁当箱のように直接購入品を詰めてもらうアイディアを提案する。
さらに田倉が、インフルエンサーの効果を数字化するようにアドバイス。
黒字試算立派なレポートが完成する!

ノベルティ復活!めでたしめでたし…?

帰り支度をする沙名子を、太陽が備品室に拉致。
樹奈が「元カノ」であると白状する。
しかし「元カレ」を持たない沙名子は、反応に困ってしまう。
「山田さんが初めてです」と言われ、感動して抱き着く太陽。
「名前で呼んでほしい!そしたらやめます」と言われ、オズオズ「太陽君?」と沙名子。
ますます手放さない、太陽だ。

ライブに間に合わなかった真夕。
しかしコンビニでアレッサンドロの一段と遭遇。
ハグされて悶絶寸前になるのだった。

ノベルティは専務によって承認された。
樹菜は「天天ガールズ」をおろされる。

しかし、アウトソーシングの影におびえる、新島・吉村・新発田の3部長だった…。

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ドラマ「これは経費で落ちません!」8話の感想

ついに森若沙名子が嫉妬か~と、つい嬉しくなってしまうところが、このドラマの不思議なところです。
コアな重岡大毅ファン以外は、みんな沙名子の変化に、ワクワクしていますよね。
今回は「兎を追うな」の戒めもなく、ノベルティ問題解決に乗り出していって、損得抜きで人を喜ばせることが楽しいと思えた様子が、良かったです。

一方の山田太陽は、世慣れているようで、営業部の険悪な雰囲気にも樹菜の小悪魔性にもイマイチついていけていなくて、ちょっと情けなかったですね。
それでいて、ウブな沙名子には強気に出られるように変化しているようで、何だか面白いギャップでした。

沙名子たち、女子社員もイロイロ、活力もイロイロ!

「幸せ」の感じ方の違いについて、歳の離れた3人の女性の違いが興味深かったです。
若い真夕は等身大パネルで明日への活力が湧いてくる、キャリア思考の年長者理子は、自分の弱さを浮気相手の田倉にすら少ししか露出することができず、悩んでいます。
そしてヒロイン・沙名子は「幸せってなんだろう」と、今までにない恋愛感情に戸惑っていますが、人を喜ばせることに“イーブン”がなくても、楽しくなった様子です。

真魚演じる室田千晶が印象的

個人的に心に響いたのは、真魚演じる室田千晶です。
影のようにショールームの出来事に付き合い、鎌本にも意外に好意的にフォローしていました。
新専務の引き締めで、今後マリナや織子の立場が苦しくなる中、千晶が正社員に出世していったりしたら、面白いですよね。

真魚さんカメラを止めるなに出演以降徐々に活躍が目立ってきており、秋ドラマの『G線上のあなたと私』にも渡辺晴香役での出演が決まっています!

以上、これは経費で落ちません!8話のネタバレと感想を紹介してきました。

1話からのネタバレと感想や見逃し動画配信を見る方法についてまとめていますのでよろしければ併せてご覧くださいっ!

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