TBS系火曜ドラマ「G線上のあなたと私第2話『好きってなに』の、あらすじと感想をお届けします。
いよいよ発表会を迎えるバイオリン教室の小暮也映子（波留）・加瀬理人（中川大志）・北河幸恵（松下由樹）。
久住眞於先生（桜井ユキ）のアドバイスで「G線上のアリア」は見送りますが、ともかく初舞台です！
バイオリンを始めて2ヶ月ちょっとでしょうか、腕前も知れている感じですが…。
演奏会後3人はどのよう変化するのでしょうか。
ドラマ「G線上のあなたと私」2話のネタバレ！
バイオリン発表会
小暮也映子・加瀬理人・北河幸恵は、何とか「星に願いを」を弾けるようになっていた。
音程は良くないが、通せるようになったことで、感動する也映子。
拍手してくれる久住眞於先生は、発表会もこの曲で出演するように勧める。
本番まで3週間、「G線上のアリア」はまだ無理な腕前だった。
「夏の音楽発表会」本番。
結婚式二次会用だったドレス姿の也映子は、幸恵に褒められるも「主役感がありすぎる」と悩む。
ちょっと見とれていた理人は、「それ着て出なきゃ意味ないでしょ」と、思い出を塗り替えるように言う。
也映子も幸恵も、今日は家族を呼んでいない。
理人も「家族全員ベビー用品を買いに行っている」とのこと。
その話を眞於先生に聞かれて、慌てる理人。
しかし「生まれたら教えてくださいね」と、笑ってみせる眞於先生だ。
出番！
しかし、緊張と未熟さでひどい出来で、練習ではもう少し上手かったのにと嘆く3人だ。
理人も右手の包帯を恨む。
練習して次の発表会にも出ると宣言する幸恵。
次は「G線上のアリア」を弾くと、也映子も意気込む。
幸恵は自宅で練習しようと2人を招待する。
来週の日曜日は姑は温泉旅行、夫も出張だから、娘・多実のピアノと合奏できるとのこと。
帰宅した也映子は、思い切ってドレスをフリマアプリで売ってしまうことにする。
元婚約者が選んでくれたドレスだったが…。
「私を振ったあの人は、好きな人と元気だろうか」と考えるのだった。
北河家での練習
日曜日。
駅前で、洋菓子和菓子にたこ焼きに…とお土産を奮発する也映子に、あきれる理人。
也映子の方も、現役大学生が主婦と元OLと何しているのかと突っ込む。
「練習できるから」と、ケガのことを言う理人。
兄・侑人に腹が立って殴ろうとしたら、逆にねじ伏せられたとのこと。
眞於先生には言えない話だ。
兄と10歳違いの理人にとって、眞於先生は初対面から初恋の人だった。
3人で釣りに行ったこともあるとのこと。
しかし「合わないよ、お前にも」と侑人には言われているのだった。
語る理人に「キャラ変か、誰かに話したかったのか」と聞いてしまう也映子。
「ろくに知りも知らない相手だから！」と怒る理人だ。
・ ・ ・
北河家。
娘の多実は也映子と理人に興味津々で、「プライベートのネタは自粛で」とクギを刺す理人だ。
ティータイムを経て、多実のピアノ伴奏に合わせて3人の練習が始まる。
曲の途中で諦めた也映子と幸恵に対し、意外に上達している理人。
そのまま理人の独奏に2人が聞き惚れていると、姑が帰宅。
2泊の温泉旅行を、つまらないから切り上げてきたとのこと。
聞かせてほしいと居座ってしまう。
早々に帰宅する也映子と理人に謝る幸恵。
姑の嫌がらせはわざとだと、泣き出してしまう。
「悔しい、今日すごく楽しみにしていたのに」と嘆く様子に、也映子はかける言葉がない。
「楽しかったです」と理人がフォローする。
丸いものばかりいっぱい食べたし、家はでっかいし、娘さんはかわいくないし…と、生意気ぶりをおかしく語る。
「楽しくしてればこっちの勝ち」との慰めに、元気が出て笑顔になる幸恵だ。
也映子は、おいていかれている感じで、胸が痛くなる。
理人のバイト
也映子は母親といとこに「いつまでも悲劇のヒロインじゃいられない」と責められ、練習もつまらなくなる。
理人には満月の日に甥っ子が生まれ「飛翔・ひろと」と名付けられた。
レッスンの日、赤ちゃんの写真を見て喜ぶ幸恵が「理人くん」と呼んだことを気にする也映子。
練習後、メールの話になり『兄に子供が生まれました』と眞於先生に送ったが、返信がないことを相談する理人。
眉をひそめる幸恵、呆然の也映子だ。
その週の水曜日。
理人のバイト先の居酒屋に来てしまった也映子と幸恵。
2人はつい、理人のメール問題について話が弾む。
社交辞令なのに鈍いのかと話し、「可愛い」と盛り上がっていると、バイトの女子が「理人を馬鹿にしてます？」と鋭く話しかけてくる。
否定する也映子、若い人が羨ましいとごまかす幸恵。
「応援している」との弁解に、謝って去っていく。
理人のことが好きなのか、同じ大学かと、ワクワクしている幸恵だ。
「私も羨ましかったです」と、也映子は日曜日に嫉妬したことを語る。
ウーロン茶を吹いてしまう幸恵。
幸恵は主婦業を頑張り、理人は恋に一途な様子で、置き去りな気がしている也映子。
立ち直れていないのかとため息をつく様子に、「簡単にはいかない」と慰める幸恵。
夫の浮気を思い出していた。
またもや理人のことで盛り上がっていると、ちょうど理人が立っていた。
がっくりくる也映子、取り繕って追加注文する幸恵だ。
帰り道、自分と幸恵では理人の扱いが違うと愚痴る也映子。
年長者ぶって「同じフィールドにいない」と達観しつつ、也映子に嫉妬されたことを喜ぶ幸恵だ。
2人は名前呼びに切り替えることにする。
・ ・ ・
カラオケボックスでの練習日。
理人は也映子に「どうやって別れた男のことを忘れたか」と質問してくる。
少々むかつく也映子だが、「ちゃんと相手と向き合っていればよかった」と後悔を語る。
「きっちり気持ちを伝えて、思いっきり振られればいい」と勧める也映子。
「今度の発表会が終わったら告白する、振られたらバイオリン教室もやめる」と決心する理人。
理人はバイトの女子・清水結愛の好意に気づき「無駄なのに」と思い、自分の悲恋と重ねたとのこと。
「発表会までよろしく」と言われて、ショックを受ける也映子。
「ふられても、前にも後ろにも進めない」と、急に前言撤回する。
理人を前に、我慢していた言葉があふれ出す。
…初恋引きずっている人に私の「好き」の何がわかるの？！
…私だってそれなりに向き合っていました！
「さすがに引きますよ」と困る理人。
「言いやすいんです、ろくに知りもしない相手だから」と言い、謝って帰ってしまう也映子だ。
「好き」ということ
前の会社で元彼の顔を見かけ、目を逸してしまう也映子。
「私を振ったあの人は、好きな人ととても元気だ」と、取り残されたような気持ちだ。
自宅の理人。
侑人に「何が違ったんだ」と、眞於先生のことをぶつける。
「めちゃくちゃ可愛いじゃん」と、嫁の描いたきらきらネームの紙に笑顔を向ける兄だ。
その時、也映子から電話が入る。
「感情が高ぶった」と謝る也映子に、理人は再度質問。
「結局俺は、気持ちを伝えたほうがいいんですか」との問いに、頑張って答える也映子。
元婚約者を見かけたこと、結局自分で動き出さなくてはいけないこと。
「理人くんが次のステップに進めるなら、そのほうがいい」と励ます言葉に、「模範解答です」と理人。
電話を切って、名前呼びしたことに気づく也映子だ。
その頃眞於先生は、友人に理人のことを話していた。
「兄に子供が生まれたとか、聞きたくもない情報を教えてくれる」と、理人の気持ちに気づいている様子。
「生徒は選べないから」と苦笑いしているのだった。
ドラマ「G線上のあなたと私」2話の感想
第2話も、也映子・理人・幸恵の心情が細かく描かれていて、いろいろ共感してしまいました。
幸恵が泣き出した時は、思わずもらい泣きしてしまい、姑が心底嫌でした！
「楽しくしてればこっちの勝ち」とは、理人はナイスフォローでしたね。
兄と兄嫁に複雑な感情を抱いている分、幸恵の気持ちがわかるのでしょう。
也映子が理人に鬱憤をぶつけたシーンでは、焦りと今までの我慢がすごく伝わってきて、ジーンとなりました。
母親にまで職探しを迫られているのが切なくて、腕はまだまだでもバイオリンに出会えてよかったねと、励ましたい気持ちです！
理人は幸恵には慰め上手、也映子には憎たらしい？！
幸恵のことはうまく慰めて、也映子にモヤモヤさせてしまった理人ですが…。
恋愛に対するウブな感じは、19歳男子としても、少々難アリですね。
自分に好意を持っているバイト仲間・清水結愛がプッシュしてくることを「無駄なのに」などと也映子に話してアドバイスを求めていた理人。
でも、双方が親しくないとはいえ、女心をこのように他人に話してしまうとは、北河家にプライバシーを語る資格はないですよね！
眞於先生に一途なのも良いですが、嘆いていた也映子にさらにアドバイスを求めたりと、実家に身の置き所がない分だけ、他人との距離感が変になっているなぁと、苦笑いです。
ドラマとしては面白いですけれどね！
