3月16日の「イノセンス 冤罪弁護士」第9話のあらすじ・ネタバレと感想をお届けします。
前回の、再審請求の棄却で『開かずの扉』の存在をひしひしと感じた黒川拓と、そんな彼を心配する和倉楓。
2人のもとに新たな案件を持ち込んだのは、今度もTV局の有馬聡子です。
最近起きた殺人事件の手口が、11年前の事件と酷似しているとのこと。
悩みながらも容疑者の弁護を引き受ける2人に、大切な仲間との決別が訪れようとしています。
今回の事件で「東央大学生殺人事件」についても真相が見えてくるのでしょうか?
「イノセンス 冤罪弁護士」9話のネタバレ!
連続殺人か模倣犯か?
11年前、神奈川県で起きた「東央大学生殺人事件」。
被害者・秋保彩花は6か所の傷、首に勾玉のような致命傷を残した遺体で発見された
容疑者・浅間大輔のロッカーからは現場で使われていたと思われる靴、PCには現場のデータが発見される。
状況証拠が揃っていた浅間は有罪の判決を受け「僕は無実です」とのメモを残して自殺した。
有馬の調べでは、当時彩花はストーカー被害にあっていたとのこと。
黒川拓はずっと、友人・浅間の冤罪を晴らす方法を考えている…。
和倉楓がお弁当を作ってきてあげたのに、相変わらず「巣」に引きこもってしまう拓。
「死後再審」の難しさを、みんなはおもんばかる。
そこに有馬聡子が、大田区河川敷での殺人事件の情報を持ってくる。
何と被害者の傷口の形状が、秋保彩花の事件と似ているというのだ!
事件は平成21年2月6日、被害者は美大生・花巻京香。
以前からストーカー被害にあっていたらしい。
容疑者・富士田順平の周りからは、被害者のスケッチブックや学生証が見つかった。
「遠くから見守っていただけ」と犯行は否認する富士田。
学生証は拾っただけ、スケッチブックは身に覚えがないと主張する。
拓は、富士田が茨木県の出身で、かつ11年前には神奈川県に住んでいたというとことに引っかかる。
質問された富士田は激高して「人を殺してなんかいません!」と主張。
拓は「僕自身がこの事件を徹底的に調べて戦いたい」というのだった。
秋保准教授は、有馬と楓に仮説を述べる。
・偶然、傷口もたまたま似ていただけ
・模倣犯、関係者が似せたパターン
・富士田が2件の真犯人
・真犯人が他にいて、それぞれ別の人物に容疑を押し付けた
昔を思い出している秋保に、検事の黒川真から何やら連絡が入る…。
母の懸念、拓の苦悩
被害者がスケッチに行っていたという公園を検分する拓・楓・城崎穂香。
防犯カメラには、被害者を影から見つめる容疑者が8日分も映っていた。
学生証の件は、「やばい」、「宝物」と、両名ともSNSに書き込みをしている。
富士田のSNSには犯行場所の写真も投稿されている。
拓は「犯行現場の下見ならアップするなんて不自然」と、1人になりたがる。
11年前の浅間も、同じような状況だったらしい。
楓と穂香が事務所に戻ると、拓の母親・麗が事務所を訪れていた。
楓は長話の相手を押し付けられて、拓の「巣」に案内する。
11年前の容疑者・浅間は拓の幼なじみで母親同士も付き合いがあり、拓のことを心配している様子。
父親・真も、拓の生き方を否定しているわけではなく、懸念しているらしい。
麗は長居ののち、「拓のことをよろしく」と楓に言い残していくのだった。
そのころ。
黒川検事・指宿検事は秋保准教授と「検察庁直轄科学機関設立について」の話をしていた。
秋保をスカウトするというのだ。
真は「拓とあなたの想いは同じではない」と指摘する。
遅く帰る拓を待っていた楓。
「一緒に苦しむことくらいはできる」と拓の心をほぐすのだった。
真犯人が見つかればいいと思っている、でも「浅間先輩の無実を晴らしたい」という考えは間違っていると悩む拓。
「無実なら、自殺なんかしないで生きてほしかった」と嘆く。
「“信じたい、でもわからない、だから調べる”それでいいじゃないですか」と励まし、まずは目の前の事件を解決しようという楓。
拓は感謝の気持ちを表現しかねて、楓の手をつかんで涙ぐむのだった。
その時、有馬から電話。
何と、2件目の遺体が見つかったというのだ!
秋保准教授、拓と決別する
茨城県で発見された死後1ヶ月のご遺体は、家出少女の山代奈々・18歳。
マスコミは連続殺人かと盛り上がるが、富士田容疑者は犯行を否認している。
有馬は「両親の墓参りのついでに人を殺す?」と疑問視する。
争点は山代奈々と富士田の “接点がないこと”を証明できるかということになる。
拓・楓・石和が茨城に聞き込みに行く。
死体遺棄付近のレモン畑の存在に、何かがひらめく拓!
秋保准教授監修の検証実験。
「斜面温暖帯」という自然現象について、バルーンで調べる。
山代奈々の死亡推定日が、1週間は遅れるという検証結果だ。
つまり逮捕されていた富士田容疑者には、犯行が不可能ということになる!
拓に「科学的仮説」と容疑を晴らす検証の差を説明し、「これで終わりだ」と言い放つ秋保。
検察庁の機関に参加する話を打ち明けるのだった。
拓は「もう少しで浅間さんの冤罪と彩花さんの無念が晴らせる」言い募る。
「おまえは死体の冷たさを知らない」と妹の理不尽な死について語る秋保。
拓は「犯人は浅間さんだとはわからない」と言おうとするも、遮られる。
遺族にとっては浅間が無実かどうかよりも、事件が解決してくれた方が嬉しい、と言う秋保だった。
裁判所、弁護側証人尋問の日。
弁護人側の証人は、2/10に家出仲間の山代奈々に都内で会っていた、と証言する。
「今度まとまってお金が入る」と言っていたらしい。
指宿検事は証人に補導歴があること、また拓が11年前の事件と本件を絡めていることを言い募り「法廷を侮辱している」と言い出す。
閉廷後、マスコミに囲まれる拓と楓。
その脇を、秋保は拓に声もかけず通り過ぎて行き、黒川検事のもとに行くのだった。
楓、拓の代わりに刺される!
世間は11年前の事件と今回の関連の有無をあげつらうニュースで盛り上がっている。
保駿堂法律事務所にも問い合わせが相次ぎ、「まずいな」と別府所長。
「いずれは通る道です」と湯布院弁護士。
別府所長は兄が無念を抱えて死んだ事件だからこそ、関わりたくないのだった。
拓は寒い公園で缶ビールをすする。
1人になりたがる拓を、そっと置いていく楓。
その時、楓に有馬から「真犯人につながる情報があるかも」との連絡が入る。
“KooZ”と名乗る「ブログ・彩花日記」への投稿者のロゴが、被害者たちの傷口のような勾玉型なのだ!
楓は拓を探しに戻る。
その時、ナイフを持った男が拓に迫っていることに気づく!
走り寄る楓!
拓を突き飛ばした楓の脇腹に、男のナイフが刺さる!
「えっ?」と自分の状況に驚く楓。
楓を見上げて目を見張る拓…。
「イノセンス冤罪弁護士」9話の感想
急に現在の事件が「東央大学生殺人事件」とリンクしてきましたね。
今までさんざん待たされてきたので、連続殺人の疑惑がわいても、すぐにはついて行けない気持ちです。
でもそんなことを言っていては、過去の判決に固執する指宿検事たちの仲間になってしまいそうですね(苦笑)。
しかし今回は、クオリティの高い演技に心を無性に揺さぶられました。
楓(川口春奈)の手をつかんだ拓(坂口健太郎)のシーンは、拓の感謝の気持ちがよく伝わってきて、有馬から電話がかかってきたときにはすごく残念でした。
秋保准教授(藤木直人)の、妹の遺体を見つめるシーンにもすごく気持ちがこもっていて、共感して涙ぐんでしまいました。
和倉楓が刺され、秋保が離れ…拓は孤立無援になる?
最終回では「東央大学生殺人事件」が、ついに解決される見込みです!
次回予告を見る限り、やはり拓の友人・浅間は冤罪だったのですね。
しかし、真犯人らしき人物が自分から行動を起こして拓に向かってくるとはビックリです。
拓の代わりに刺された楓は無事なのでしょうか…?
予告で拓と湯布院弁護士が頭を下げている人物は、何を知っているのか、
秋保准教授は、自分の妹の事件を含めた検証実験に力を貸すのか。
拓は最後の裁判で、いったい何を語るのか。
気になることが多すぎて、最終回が待ちきれない気持ちです!
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