ヒステリア

映画「ヒステリア」(2011年・イギリス・フランス・ドイツ・ルクセンブルク合作・100分・PG12)

電動バイブレーターが、実は19世紀末に女性のヒステリー(※)という疾患を治療するために開発された「医療器具」だった!という実話をベースに、1人の青年医師の発明と恋愛を絡めた物語。

(※)作品をより理解していただくために「ヒステリー」について少し記述させていただきます。

「ヒステリー」とはギリシア語で子宮という意味。古代ローマではこの疾患の原因は子宮にあると考えられ、19世紀初頭までは女性の骨盤内うっ血によるものとされ、最終的な治療法として子宮の摘出なども行われていた。しかし、現代では解離性障害に分類され医学用語としては使用されていない。

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映画「ヒステリア」あらすじ

19世紀末、ビィクトリア朝にイギリス・ロンドンで働く青年医師・モーティマー(ヒュー・ダンシー)は、当時、怪我の治療にヒルを用いて吸血させるという医療行為が当たり前だった時代に、細菌による感染症の危険性を訴える先進医療を取り入れようとしていたが、その考え方は煙たがられ職場を解雇される。

職探しに明け暮れていたある日、女性医療の第一人者である婦人科医・ロバート・ダリンプル(ジョナサン・プライス)のクリニックに助手として住み込みで採用される。
そのクリニックではヒステリーの患者に対し、医師が女性器に指を挿入し直接刺激を与え快感を得るという方法で治療を施しており、その治療法を難なくマスターしたモーティマーのお陰でクリニックは大盛況となる。

それに気を良くしたダリンプルから、次女エミリー(フェリシティ・ジョーンズ)と結婚して後継者になるよう告げられ、才色兼備で聡明な彼女に一目ぼれしていたモーティマーは喜びでいっぱいになる。
そんなある日の夕食、貧しい人のために家を出て福祉施設で働く長女シャーロット・ダリンプル(マギー・ギレンホール)と階級の低い人々に対して差別的な考えを持つ父、ダリンプルが口論になり、モーティマーは面食らってしまう。

そんな一件があった後日、シャーロットが骨折した友人ファニー(アシュリー・ジェンセン)を連れてクリニックにやって来る。「何よりも人命を重んじる」という信念のモーティマーは躊躇なく診察するが、後にダリンプルに知れ、今後はシャーロットの関係者を診療所に連れ込まないようにと忠告を受ける。

一方のシャーロットは施設の経営資金を集めるため、母親の遺品を担保にある上級階級の夫婦から融資を得て、なんとかやり繰りをしていた。
そして、忠告を受けたもののファニーの様態が気になったモーティマーは、こっそり往診に向かう。

福祉施設の設備が予想以上に整っていることに驚き、シャーロットの熱意と進歩的な考えに感銘を受けるが、医者として施設に協力してほしいと頼まれるとダリンプルの忠告や体裁を気にして断ってしまう。
しかし栄光の日々は長くは続かず、マッサージで酷使したモーティマーの右手は腱鞘炎になり、十分な治療ができなくなると女性患者達の不興を買い、ついには解雇される。

行き場を失ったモーティマーは親友で風変わりな科学者エドモンド(ルパート・エヴェレット)の元へ転がり込み、エドモンドの発明品から自動のマッサージ機の発想を思いつく。

モーティマーとエドモンドは試作を重ね、ダリンプル家のメイドのモリーに完成品の試用を依頼し、自動マッサージ機には手による治療よりも効果があることを確認し、ダリンプルのもとに持ち込んで現場での使用を開始する。

自動マッサージ機による治療で医師の労力が格段に軽減された上に、大評判となりダリンプルの診療所は再び大繁盛し、モーティマーとエミリーは交際を再開。ついに婚約する。

そのお披露目パーティーの夜、シャーロットと再開したモーティマーは、男性の女性に対する偏見についての談義に夢中になる。

しかし留守中の施設に借金取りが押し入り、怪我を負ったファニーがパーティー会場にいるシャーロットに助けを求めてくる。どうやら、シャーロットの事を快く思わないダリンプルが、陰で融資をした夫婦から手形を買い取り、強引に施設を封鎖しようと企てたのだった。

その事件で警察官を殴ったシャーロットは逮捕されるが、刑務所行きだけは阻止したいダリンプルは、彼女がヒステリーであると裁判で嘘の証言するよう、モーティマーに依頼する。

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映画「ヒステリア」感想

電動バイブレーターの話、と聞くとちょっとエッチな映画を想像してしまいがちですが(私もその1人です・笑)そんな事を一切感じさせない、終始爽やかでコミカル、見終わったあとは清々しい気分になれる素晴らしい作品です。

そして、電動バイブレーターが「ヒステリー」の治療のために開発された医療器具だった事、また「ヒステリーが子宮の不具合で発症する疾患」という誤った考えの基で治療されていたという事実を知り、同じ女性として勉強になった作品でもあります。

また女性の人権がなかった時代に1人で立ち向かうシャーロットの姿は心から共感でき、「自分の信念を貫いて生きたい」と常々思う私自身にたくさんのエネルギーを与えてくれました。

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「ヒステリー」という疾患を通し、女性にも性欲があること、そして女性であるが故に抑圧され自由や人権を求めたその時代のリアルな姿が見られる事も、この映画の見所でもあります。

セクシャルなストーリーながらとても軽快に仕上がっている作品なので、彼氏や旦那さまと一緒に見ても楽しめると思います。

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