TBS火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第6話の、あらすじと感想をお届けします。
種田晃太郎が注目される第6話。
来栖はかなり晃太郎を尊敬しているようですが、予告には噛み付いている心もありましたね。
そしてはたして、晃太郎は結衣にまだ気があるのかどうか。
仕事面でも恋愛面でも見逃せません!
「わたし、定時で帰ります。」6話のネタバレ!
晃太郎の事情
制作4部内では、「種田晃太郎が独立する」という噂でもちきりだ。
もと福永部長の会社で同僚同士だった、ベイシック・オンの大貫に誘われているというのだ。
まだ独立は迷っている晃太郎は、実家に帰り、引きこもりの弟・悠に新会社を受けるよう紹介するが、言い争いになってしまう。
「ぼくの気持ちが全然わかってない」と呼吸の発作を起こす悠だった。
福永清次部長も、晃太郎を手放すまいと動き出す。
大貫を呼び3人で飲み「独立は怖い」、「大貫も気を付けろ」などと、晃太郎をけん制するのだった。
野球選手をあきらめた頃に救ってくれた恩、会社をつぶさせてしまった申し訳なさを感じている晃太郎は、悩んでしまう。
来栖キレる!
「ミスティック」という新設美容院の仕事が入り、来栖はディレクターに立候補する。
最近種田にあこがれ、パーカーやメガネまで真似している来栖。
しかし、オーナーとの打ち合わせでもデザイン会議でも、頼れる晃太郎がフォローを超えて仕切ってしまうので、来栖は落ち込む。
そんな来栖がイヤミを言うと、未熟な面を指摘して「死ぬ気でやれ」などと根性論を持ちだす晃太郎。
結衣は晃太郎の横暴さに焦りを見て「ゆっくり育てて」と、とりなすのだった。
真似するのをやめた来栖、少しは来栖に花を持たせようとする晃太郎。
しかし、部内の会議でも、やはりみんなが晃太郎を中心に話を進め、来栖の出る幕はなくなってしまう。
「自分がディレクターなんて名前だけですか!」とキレてしまう来栖。
「種田さんは誰のことも信頼していない」などと、うっ憤を並べ、飛び出してしまう。
ショックを隠せない晃太郎も、どこかに出て行ってしまった。
部内では「種田さんはこのまま辞めて、独立してしまうのでは」と不穏な雰囲気になる。
結衣のナイスフォロー
結衣は来栖に、晃太郎は勝手ではない、「クライアントに喜んでもらうため」に頑張っているのだとフォローする。
「涼しい顔してとんでもない量の仕事をこなしているよ」と、賤ケ岳八重も上に立つ者の苦労を諭す。
「私たちは敵じゃない、チームなんだよ」と結衣は言うのだった。
晃太郎の事情をいろいろ知っている結衣は、心配して探しに行く。
結衣が悠に聞いた通り、晃太郎は昔なじみの野球場で、黄昏ていた。
晃太郎が「なんでもない顔をするための習慣」なのだ。
「全然わかってやれてない、愁のことも来栖のことも」と、弱みを見せる晃太郎。
「相変わらず上からですね」と結衣は言い、わざと晃太郎の欠点を並べる。
とっつきにくい、1割の欠点を言いたてる、意外におおざっぱ、励ましたつもりで傷つける…。
「そこまで言われたら、傷つくだろうが」と晃太郎。
「本音を言った」と冷やかし、弱いところ見せれば、みんなも心を開く、と励ます結衣。
気負わないで気楽にとの話に「気楽ねえ、お前みたいに?」と、恋人時代の態度が出てしまう晃太郎。
いい感じに晃太郎の心をほぐしてあげた、結衣だった。
その頃、福永部長は「赤字覚悟」の新案件の算段をしているのだった…。
一件落着からの、晃太郎の爆弾宣言!
翌日朝。
来栖が「昨日はすみませんでした」と晃太郎に頭を下げる。
「ボロクソ言われた」と言いつつも、「言われないとわからないから」と笑って見せる晃太郎。
部内の雰囲気が一気にほぐれる。
お昼時、晃太郎は結衣に「独立はやめた」と明かす。
「制作4部の連中を置いていけないし、危なっかしいし」と語る晃太郎に、「また上から」と笑う結衣だった。
定時にあがり、結衣は巧との待ち合わせに急ぐ。
上海飯店に、一緒に住み始めた巧を「近々結婚する」と紹介に行くのだ!
祝福で盛り上がっているお店に、晃太郎が現れ、空気が固まる。
仲良く食事している2人とは離れて、ビールにワンタンにと居続けている晃太郎。
心配して、脇からお代わりをやめさせる結衣。
帰りがけの晃太郎に、巧が話しかける。
「独立を蹴った理由は、まさか結衣ちゃんだったりして」と巧。
「ありえないですよね」と濁す巧に、晃太郎は「いや、好きですよ!今でも好きです」と言い放つ。
真顔で見つめ合う男2人
展開に驚く結衣だった。
「わたし、定時で帰ります。」6話の感想
愁の引きこもった事情は、ドラマではあまり明かされていないので、愁が発作を起こしたこと、また意外に結衣が事情通だったことにはビックリしました。
「会社に苦しめられた者同士」という気持ちが共感したのですね。
確かに「上から目線」の晃太郎にはわからない感情かもしれません。
来栖と晃太郎の確執は、正直、昔なら副部長に新入社員が口答えできるわけもなく終了、という感じでしょうね。
それが来栖の方が言いたいことをいい、結衣が動かなければ晃太郎が辞めたかもしれない、というのは、いかにも今風だな、と思いました。
最後の晃太郎の「まだ好きです」発言で、吹っ飛んでしまいそうになりましたが、仕事に対する変化の真髄を見た気がしました!
来栖泰斗×種田晃太郎への結衣のフォローがいい!
甘ちゃんな来栖に我慢できない晃太郎。
やはり副部長なのに実働部隊として動きすぎる晃太郎には焦りがありました。
だからこそ、来栖にキレられた後、落ち込んだのですね。
そのあと晃太郎をフォローする結衣の態度が、最初は「頼りがいがある中堅」という感じ、後半は「理解ある友人」という雰囲気で素敵でした!
欠点をわざといっぱい上げ、そのあと「素直になっては」と勧めるのは、かつて来栖を説得した時の逆バージョンだな、と思いました。
もちろん、元カノということで、情報がいっぱいあるということはあるでしょうが…。
でもプライバシーにツッコみすぎない「単なる部下、同僚」とみてもおかしくないくらいのフォローの仕方で、良かったです。
登場当初は結衣の「定時」を馬鹿にしていた感じの晃太郎でしたが、頼もしい結衣の魅力を再認識したのですね。
独立を断ったのには「結衣を守りたい」という気持ちがあったのだと思います。
あ、やはり「上から目線」ですね!