こちらではドラマ大恋愛の最終回のネタバレと感想を紹介していきます。
まずは前回までのおさらいです。
尚と真司のあいだに男の子が産まれ、「恵一」と名付けられる。真司の担当編集者である水野は、変わらず恵一の世話や家事をしてくれていた。尚は真司にみんな忘れたら水野と一緒になるよう真司に伝えるが、真司は「尚ちゃんじゃなきゃ嫌だ」と答えるのであった。3年が経ち、間宮夫妻は家を購入。尚の症状は進んできた。尚と恵一は公園へ遊びに行った際に、恵一が行方不明になってしまう事態に。状況が分からない尚に真司はついに大声で怒鳴ってしまう。朝になり無事に恵一は発見され、事なきを得た。しかし今度は尚が「真司さまありがとうございました」と置き手紙を残し、家を出てしまうのであった。
それでは、ネタバレと感想を見ていきます!
「大恋愛〜僕を忘れる君と」最終話のネタバレ
◎尚の失踪
尚(戸田恵梨香)が居なくなって真司(ムロツヨシ)や薫(草刈民代)たちは近辺を探すが、見つからない。真司は自分が怒鳴ったことが原因ではないかと責める。またアルツハイマー病の新薬が承認され医療界では希望の光が指すことになったが、尚には手遅れであり歯痒さを感じるのであった。一方で侑市(松岡昌宏)と侑市の母(夏樹陽子)は侑市の父(橋爪淳)が取り持ってくれ、4年後に和解を果たす。侑市の母は薫のウェディングドレスを作って待っていてくれたのだ。
◎4ヶ月後
4ヶ月後、真司は変わらず尚を探していたが手がかりは見つからない。そんなとき、真司は病院で公平(小池徹平)に偶然出会う。公平は変わり果てた姿で症状も深刻であったが幸せそうにも見える。そんな公平を見て、真司は尚を探さない方がいいと思う反面、尚に会いたい気持ちが抑えきれない。そんなとき水野(木南晴夏)は「ずっと先生のお側にいてもよろしいでしょうか?」と隠していた気持ちを真司に伝える。しかし真司にはその気がなく「これからも宜しくお願いします」と頭を下げるのであった。
◎8ヶ月後
8ヶ月が経過。薫は行方不明者大捜索のテレビに出演し、尚について放送される。放送後に東京から離れた朝倉診療所に尚がいるという連絡が入り、真司は出向く。尚は真司のことが既に分からなくなっていた。真司は、朝倉医師より尚が来た経緯を聞かされる。尚は自分が衰える姿を家族に見せたくない、また五千万の通帳を差し出して診療所に置いてほしいと願い出たという。煙突が見える診療所を尚が選んだのは、アンジェリカの小説に出てくる情景からであった。
◎尚の私物バッグの中には…
真司は朝倉医師より尚の私物バッグを受け取る。中には、真司の小説とビデオテープが入っていた。ビデオテープには愛らしい恵一の写真と、真司に会いたいと涙する尚の動画が映っていた。その動画を見ながら、真司は嗚咽を漏らし涙が止まらないのであった。
◎尚と真司の対面
尚は診療所近くの海にいるとのことで真司は会いにいく。「初めまして。ちょっといいですか?」と真司は尚の横に座り、アップルパイを一緒に食べる2人。真司は〝脳みそとアップルパイ〟の小説を尚に読み聞かせ、2人の想い出を振り返っていく。「私もそんな恋してみたいなぁ」と無邪気に笑う尚。「また来ていいですか?」と言う真司に、「待っています」と答える尚。
◎みんなとの再会
次に尚に会う機会では、恵一も連れて行く真司。4歳の恵一には、お母さんには初めて会うことにするようお願いするのであった。また東京に尚を連れていき、薫、侑市、柚香(黒川智花)、木村(富沢たけし)、小川(杉野遥亮)と居酒屋で再会する。「初めまして」と挨拶する尚。「恵一くんはお母さんいなくて寂しくないの?」と聞く尚に、「もうすぐお母さん帰ってくるから」と元気よく答える恵一であった。
◎訪れた奇跡
真司は〝もう一度第1章から〟の小説を尚に読み聞かせていた。そのときに一瞬だけ奇跡が起こる。真司の朗読中に「一生懸命生きるからよろしくお願いします。…真司、続きを聞かせて」と尚が答えたのだ。「才能あるのね、真司すごい」と尚は真司ににっこり微笑み、抱き合う2人であった。しかしこの日以来、尚は真司を思い出すことはなかった。それから1年後、尚は肺炎で亡くなってしまう。真司は恵一と男2人で暮らしている。小説家は健在で、恵一も小学生に。新刊の〝大恋愛〜僕を忘れる君と〟が出来上がり、作家として人生を送っていくと尚の遺影に決意を告げる真司であった。
「大恋愛〜僕を忘れる君と」最終話の感想
「大恋愛」ついにラストを迎えてしまいました。
アルツハイマーという難しく重いテーマだったと思いますが、筆者が一番感じたことはやっぱり尚という女性は強くてカッコいいってことですね。真司の同僚であった木村のセリフに出てきましたが、尚のことを俺たちよりずっと中長期的に物事を考えていると言っていてホントその通りだなと思います。アルツハイマーの人はそれを考えざるを得ないですよね。アルツハイマーになったからこそ中長期的に物事を見れるわけで、何気なく毎日を過ごせている自分には考えさせられることでした。
あと今回1番泣いたシーンは、居酒屋でみんなが集合したときの恵一のセリフ。「もうすぐお母さん帰ってくるから」ってちゃんと上手に嘘がつけてどんだけいい子なの〜?恵一くん、お母さんに甘えられないのによく頑張りましたね!尚が奇跡的に真司のことを思い出したシーンも鳥肌が立ちました。うーん、純愛って感動的で美しいですね!(あまり、熱が入らない純愛ドラマだったら見せ場というシーンでもシラっと見てしまう筆者ですが、大恋愛は別格でしたね)
尚が意外にもすぐ亡くなってしまったのは、少し残念でした…。ここは視聴者としては賛否両論がありそう!やっぱり病気は深刻でも、家族3人で笑って過ごしている未来が良かったかな。
とはいえ、大恋愛はすごく面白かったです。尚の症状を見ることが辛いときもありましたが、意外にも笑えるシーンや衝撃的なシーンもたくさんあって筆者はとっても楽しく見ることができました!戸田恵梨香さんとムロツヨシさんのカップル役がほんとうに自然で息もバッチリ。心配など一切なく見れました〜。ありがとう、大恋愛!
「大恋愛〜僕を忘れる君と」大恋愛で大きく株を上げた女優・戸田恵梨香さんの次なるステージは朝ドラ「スカーレット」のヒロイン!
大恋愛は戸田恵梨香さんの演技力が再確認された作品となり、また戸田恵梨香さん自身も自分の代表作となったとインタビューで答えています。
そんな絶好調の戸田恵梨香さんの次なる挑戦は、2019年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」です。舞台は滋賀県甲賀市で、戸田恵梨香さんは女性陶芸家のヒロインを演じます。脚本は「みにくいアヒルの子」や「ホタルノヒカリ」を手がけた水橋文美江さんが担当されます。
戸田恵梨香さんは、三人姉妹の長女で働き者の川原喜美子を演じるといわれています。喜美子は男性ばかりの陶芸世界に飛び込んで、いずれ自らの釜を持ち独自の信楽焼を生み出そうと奮闘するストーリーだそうです。とっても面白そうですね!
初回放送日は2019年9月30日となっています。毎朝、戸田恵梨香さんが見れるなんて嬉しい!大恋愛で大物女優として圧巻の演技を見せてくれた戸田恵梨香さんですから、また新たな一面を朝ドラでも見せてくれるでしょう。放送が待ち遠しいです。