昭和元禄落語心中、ドラマ

いよいよ最終話です。

命を取りとめた八雲(岡田将生)の入院中に8ミリビデオを見て、小夏(成海璃子)は自分の記憶を鮮明にしたいと考えています。与太郎(竜星涼)と萬月(川久保拓司)は若い師匠たちの落語を楽しみにしています。

全部を知っている松田さん(篠井英介)の気持ちがしのばれますね。

それでは、ネタバレと感想を紹介していきます!

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ドラマ「昭和元禄落語心中」最終回10話のネタバレ!

「四国落語会」鑑賞、その時八雲は

8ミリ映像には若き日の菊比古の「明鳥」と、二代目助六の「芝浜」がおさめられていた。
「若いな!」と驚く与太郎・萬月、「懐かしい!」と松田。
楽しそうに落語をやっている菊比古と、『助六の扇子』をバトンのように受け取る二代目助六。
八雲に教わった「芝浜」を思い浮かべる与太郎。
涙をこらえる松田。
「うめえな、軌跡みたいな高座だ!」と萬月。
あたし、思い出した!あの夜のこと、と小夏は言うのだった。

その頃旧雨竹亭にて。
高座にロウソクを灯して座る八雲。
二代目助六の影を相手に、最後のつもりで「死神」をやろうとしている。
「今にも消えそうな命の火…」と語るのが自分のことのようだ。

演じ終えて倒れる八雲に、優しく寄り添う助六の影だったが…。
いつの間にか死神に変わっている!
死神がロウソクを床に放らせる。

火事の中「死ぬってのはこういうもんだ」と死神。
「ようやく、お会いできた」と泣き笑いの八雲。
その時与太郎と小夏が駆けつけ、何とか八雲を救い出すのだった。

あの日の真相

小夏は「自分が母親を突き落としたのだ」ということを思い出していた。
床に伏した八雲は、隠していた真相を語り出す。

みよ吉が包丁を、助六の腹に刺してしまった時。
松田と目撃した小夏は、憤慨してみよ吉を突き飛ばす。
不運なことに、窓の手すりが外れ、みよ吉と小夏は共に落ちかかった!

救おうとした助六、出遅れた菊比古。
結果、みよ吉が小夏を抱え、菊比古が助六の手を取り、松田が菊比古の足を抱えることになった。
耐えきれず、引き上げることもできない状況。

「私はいいから、この子だけは!」と叫ぶみよ吉。
「小夏をボウに渡せ!」と助六。
右手で小夏を受け取ったものの、支えきれない菊比古。
菊比古の左手を振り払って、助六はみよ吉と落ちていったのだった。

両親が自分を助けたことに、納得のいかない小夏。
「この子だけは助けて!」とは小夏も信之助出産時にいった言葉だ、と松田が思い出させるのだった。

小学校の落語会/桜の中で

「ふれあい学習らくごかんしょう会」に呼ばれる与太郎とみよ吉。
舞台に出た与太郎は「しんちゃんのお父ちゃんです」と前ふりだけして、突然小夏を舞台に出す。
『助六の扇子』を受け取り、決心した小夏は「しんちゃんの母でございます」と舞台に出て「寿限無」を披露するのだった。

子供たちは大受け。
「日本一!」と叫ぶ信之助の声が響く。
感極まった小夏は、舞台裏で「2人の赤ちゃんができた!」と与太郎に告げるのだった。

満開の桜の中。
八雲は旅立っていった。
小夏と、与太郎の威勢のいい「野ざらし」をラジオで聞きながら。
信之助のばらまく桜の花びらと「野ざらし」の歌を感じながら。
「弟子にしてください」という、小夏の頭をなでながら…。

威勢のいい初太郎助六と笑顔のみよ吉が、かつての寄席に菊比古を迎えに来てくれているのだった。

九代目八雲!

16年後の大舞台。
与太郎の助六が「九代目八雲」の襲名披露だ。
息子の信之助もいまや二枚目で、二代目有楽亭菊比古を継ぐことになっている。
小夏は羽織を着て、とうに真打の様子。
遅れてきた娘の小雪は、生意気盛りの女子高生だ。
お栄の「信之助の本当の父親は?」という追及を笑って避ける、小夏だった。

九代目八雲の口上が始まる。
…八代目八雲は落語と心中するような覚悟だったが、たった1人でもつないでくれた。
…俺ぁ頭がよくなくて、落語がなくなるなんざ、考えたことがねえ。
こんないいモンがなくなるわけねえ!
客席は大拍手だ。

九代目八雲には、見守っている菊比古・初太郎・みよ吉の影が見えている

それじゃ一席。
お披露目の日にお叱りを受けるかもしれませんが…と九代目が始めたのは。
「死神」だ。

『…死神だよ』九代目と菊比古の、口の形が重なるのだった。

“完”

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ドラマ「昭和元禄落語心中」最終回10話の感想

悲しくない感動の涙が流せる、幸せなエンディングでした。
八雲が炎上する旧雨竹亭の寄席で死神に合ったシーンでは「お願い、ここで終わりにしないで!」と叫びたくなりました。

しかし、どうして八雲には、二代目助六に見えていたものが、死神に変わって見えたんでしょうね。
秘密を抱えたままで落語と心中したい願望と、キチンと小夏を苦しみから解放したい、最後まで弟子を見ていきたいという願望のぶつかり合いが、死神という形で現れたのでしょうか。

逆に小夏を膝に抱え、遠くに信之助を感じながら死んでいったシーンでは、達成感を満開の桜にかけているようで、いかにもという感じの大往生でした。

残された謎・・・「信之助の本当の父親は?」

過去の事件については解決し、小夏も「母に愛されていた」という気持ちを取り戻すことができて、幸せな未来に向かって進んでいる新・八雲一家です。

ただ、「今となってはどうでもいい」と放置されている質問が1つ。

お栄の「信之助の本当の父親は…」の先ですよね。

やっぱり八雲なのでしょうか。

だってほかに該当者がいません!

小夏は八雲を憎みつつも愛情をもっていて、また、落語とみよ吉両方についての、八雲と助六の呪いを解きたい気持ちもあったのではないか…と思います!

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