先日最終回を迎えた、2018年冬の深夜ドラマ「ルームロンダリング」
前後編に分かれた全6話からなる本作において、3つ目のエピソード「文久2年・1畳・切腹」は、TSUTAYA TVのみの特別配信となっていました。
今回はドラマ視聴後のあらすじ(ネタバレ)と、その感想をご紹介させていただきたいと思います。
「ルームロンダリング」6話のあらすじ(ネタバレ)
公比古の実家にて
冒頭、公比古(渋川清彦)の実家を訪れる御子(池田エライザ)たち一同。
成仏の前に公比古の両親に挨拶をしようと、経営しているクリーニング店に顔を出す御子ですが、公比古の父に追い返されてしまいます。
三平太の死後
公比古を先に成仏させようとする御子と悟朗(オダギリジョー)。
そんな中、三平太(宇野祥平)の前に一人の女性が目に留まります。
「死んだ妻に似ている…」
突然、眼前の女性に向かって大声を上げる三平太。
その女性はなんと、三平太の子孫の末裔でした。
三平太の死後、家を取り壊されることになった三平太の妻と息子でしたが、息子の四郎が三平太の無実を証明し、その後、脈々と三平太の家系は続いていたのでした。
語り部である女性を前にし、言葉の出ない三平太。
妻と息子が自身の死後も無事に暮らし、その後も家系が続いていたことに安堵する三平太。
「我が一生悔いなし」
公比古、そして悟朗と御子に別れの挨拶を告げ、三平太は煙となって無事、成仏することができたのでした。
続、公比古の実家にて
三平太の話を前に、再度実家を訪れたいと申し出る公比古。
ひと悶着の末、何とか家の敷居をまたいだ御子は、そこで公比古の両親の本心を聞き出します。
「家を出ていったことも、家業を継がなかったことも別に気にはしていない」
「ただ、死んでしまったことだけはどうしてもやりきれない」
御子の傍らで両親の思いがけない言葉を聞いた公比古。
「いつか帰って来た時のために部屋はそのままにしてある」
御子の手前でありながら、公比古は涙を流しつつ、名残惜しい面持ちで家を後にするのでした。
ファッキンサンキュー
公比古の墓の前。
悟朗と御子、それぞれに別れを告げ、公比古は自身の墓に身体をうずめます。
墓石の前にカセットテープを置きながら、涙声で「ファッキンサンキュー」と叫ぶ御子。
弔いの焼酎を墓石に流しながら、どこか軽やかな気持ちでその場を後にするのでした。
帰る家
青森から東京に帰る御子と悟朗。
悟朗が運転する車は、御子が思いもよらなかった土地へ到着します。
それは、過去に御子が住んでいた家の空き地でした。
「これからは自分のやりたいように生きていけよ」
悟朗は売地を買い取り自身の所有地として、また、御子のために美大の学費を払っていました。
「ありがとう、悟朗さん」泣き笑いの表情を浮かべる御子。
「御子ちゃん」ふと、悟朗の後ろから亜樹人(伊藤健太郎)が現れます。久々の再開に喜ぶ二人。
草原のように生い茂った草が大きく揺れ、吹き抜ける風が御子、亜樹人、そして悟朗を包みます。
御子は笑いながらその風を全身で浴びるのでした。
「ルームロンダリング」6話の感想
遂に終わりを迎えてしまった、ドラマ「ルームロンダリング」。
様々な幽霊との出会いによって、御子をはじめ、彼女を取り巻く周囲の人々を変えていく様子が見ていて非常に清々しい気持ちになれるドラマでした。
6話では、今までずっとそばに居続けた公比古と離れるという展開に、不覚にも涙してしまいました。
御子の涙声にも胸がつまりましたが、悟朗のぶっきらぼうな去り方もよかったですね。
悟朗は照れ屋であると同時に、人一倍他人の感情に敏感な存在で、実際、公比古と三平田との別れの後、「無事に成仏できてよかった」と御子に向けて語り掛けていましたね。
悟朗のセリフのように、何気ない一言だけど、それまで積み上げられたキャラクターの本当の姿が一瞬垣間見える。
ルームロンダリングの魅力の一つだったな、と思わせてくれるシーンでした。
また、主演として全編通して出演された池田エライザさん。
最終話では、素敵な笑顔の表情を見れて本当によかったです。
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\御子ちゃん、悟郎さん、亜樹人くんのクランクアップの時🌈
この3人のシーンはオリジナルエピソード後編でご覧いただけます👻https://t.co/jYE3rDyVts #池田エライザ #オダギリジョー #伊藤健太郎 pic.twitter.com/KCuLPsSXQS— ドラマ『ルームロンダリング』TSUTAYAプレミアムにてオリジナルエピソード配信中! (@roomlaundering) 2018年12月13日
まとめ
今後、本作が続くかどうかは定かではありませんが、よければスピンオフとして御子と亜樹人との進展や、御子の大学卒業後の姿なんかも見ることができたら嬉しいなと思います。
話数は通常のドラマよりも格段に少ない作品でしたが、一話一話が濃く、繰り返し見れるドラマかと思います。
まだご覧になっていない方は、是非TSUTAYA TVに会員登録の上(30日間無料)、視聴いただければ嬉しいです。
御子や悟朗との別れは辛いですが、池田さんやオダギリさんらの姿は他の作品でも引き続き見ていきたいなと考えています。
以上、ドラマ「ルームロンダリング」6話のあらすじ(ネタバレ)と感想でした!