刑期を終え出所してきた腹違いの弟(本当は息子)の黒沢博司(葉山奨之)を家から追い出した竹内小夜子(木村佳乃)は、次のターゲットである富樫幹生(佐藤蛾次郎)が認知症のため思い通りに事が運ばず、悪戦苦闘していた。
一方、探偵の本多芳則(伊原剛志)と協力して後妻業の悪事を暴こうとしている中瀬朋美(木村多江)は内縁の夫・佐藤司郎(長谷川朝晴)が新人の山本絵美里(田中道子)と事務所で抱き合っている浮気現場を見てショックを受ける。
こちらでは、ドラマ「後妻業」の5話のネタバレと感想を紹介していきます!
ドラマ「後妻業」5話・ネタバレ
「疑いが確信に」
夫の浮気現場を目撃してしまった朋美は事務所を飛び出し、博司の新居を探しに来ていた柏木亨(高橋克典)と偶然肩がぶつかる。
そして悲しみに暮れる朋美に、自宅に来るよう誘う本多だったが「今日はホテルに1人で泊まる」と申し出を断られる。
新居探しから大阪に戻った柏木は、目障りな本多に反撃するため博司に朋美の尾行と身辺調査を命じる。
「新たな獲物」
夫と絵美里が抱き合っていた事務所のソファーを捨て新しいスツールに買い換えた朋美は、2人に嫌悪感を持ちながら過ごしていた。
そんな中、姉の西木尚子(濱田マリ)から家のリフォームを考えている夫の上司の恩人が居る大阪へ、話を聞きに行ってほしいと頼まれる。
一方、遺言公正証書に名前すら書けない富樫に業を煮やした柏木と小夜子は、元開業医の笹島雅樹・75歳(麿赤兒)に標的を変える。
高級割烹店の初デートで、夫に先立たれた悲しい未亡人を演じた小夜子は笹島のハートを掴み、後日家に行く約束を取り付ける。
「笹島を軸に交差する2人」
姉の依頼で夫の上司の恩人宅を訪ねた朋美は、豪邸に1人で住む笹島に亡き父の面影を重ね、プライベートな事をあれこれ聞いてしまう。
笹島は子供や孫はいるが、気を遣って身内といるより自由に暮らせる1人の方が気楽だし、今は新しいガールフレンドができて日々が充実しているという。
身内よりも女性といる方が楽しいという話に困惑する朋美だったが、リフォームの要望もきちんと受け笹島邸を後にすると、今度は入れ違いで小夜子がやって来る。
鰻重を2人で食べながら自慢のぬか漬けを差し出した小夜子は、またもや笹島の気持ちをグッと掴んでいた。
帰り道、大阪に来たついでに父のマンションの合鍵を返しに小夜子を訪ねた朋美だったが、あいにく不在だったためポストに鍵を投函し帰京する。
「探偵の勘」
後妻業を始める前に働いていたソープを突き止めた本多は、その店のオーナーに小夜子の過去を聞き出す。
当時付き合っていた男の借金の形にソープに売られた小夜子だったが、ここで柏木に引き抜かれ後妻業に転身した事や、養わなければならない幼い子どもがいた事を知り、(探偵の勘という前提で)腹違いの弟とは実は小夜子の息子なのではないかと朋美に伝える。
「開き直る絵美里」
事務所で笹島邸のリフォームについてディスカッションを重ねる朋美と司郎だったが、意見が食い違い、軽い言い争いになる。するとデスクワークをしていた絵美里が割って入り、司郎の肩を持ち存在を無視するような態度を取ったため「私のこと馬鹿にしているの?」と朋美が怒りを露わにする。
これをきっかけに2人の関係を責め、出て行くように声を荒げる朋美だったが、「私、会社は辞めませんから」と開き直った絵美里はとりあえず退社し、司郎も逃げるように出て行く。
「ダブルショック」
悔しくて1人で泣いていた朋美の携帯に小夜子から着信が入る。しつこくコールがなるため仕方なく出て話している内に、小夜子に泣いていた事を悟られ「ついに仮面夫婦の仲が決裂したんかぁ?」と揶揄される。図星だった朋美は無言になり、さすがの小夜子も声のトーンが落ちしんみりとしてしまう。
すると小夜子に子どもがいるのか気になっていた朋美はすかさず「子供いるの?」と尋ねる。上手く誤魔化すがはっきりと否定しない態度に子どもの存在を確信した朋美は「あんたみたいな女が母親だなんて不公平よ。許せない」と思わず本音をぶつけ、子どもを欲しがっている朋美の想いを知った小夜子は複雑な気持ちになる。
「一線を越えた2人」
しばらくして事務所を出た朋美は、足早に本多との待ち合わせ場所に向かう。先に着いていた本多と合流した朋美は、その足でラブホテルに向かう。
部屋に着くなり激しく愛し合う本多と朋美は、今までお互いに抑えていた感情が一気にあふれ出ているようだった。
しかし、本人たちが知らないところで司郎と絵美里の2ショットや本多と朋美がホテルに入るところを博司が写真に収め、柏木に送られていたのだった。
ドラマ「後妻業」5話感想
今回は「後妻業」の話より、朋美と司郎の関係性が変化していくストーリー展開でした。
これはあくまで私個人の意見なのですが、好きで一緒にいても(自分も含め)気持ちが変わり他の誰かを好きになってしまう事は仕方がないと思っています。
もちろん、結婚をしていて子どもがいればこの上なく無責任な行為だと思うのですが、(その反面)責任という意味で相手を縛れても、心までは誰にも縛ることができないと、いつも思っています。
だからこそ今回のストーリーの中で、司郎の心変わりが問題なのではなく、いつまでも煮え切らない態度で朋美を傷つけている事が誠意に欠けていると感じました。
まとめ「変わりゆく朋美と司郎」
今回は夫の浮気が確信に変わり、さらに身体の事情で妊娠できない朋美が小夜子に子どもがいることを知りダブルでショックを受けます。
また、博司にホテルに行く写真を撮られ、今度は朋美がピンチになってしまう予感です!
次回の展開が気になります!