「いつかこの雨がやむ日まで」3話のネタバレと感想！視聴者の評価は？

ひかりは兄が舞子の死にかかわっているかもしれないと、練習に集中できません。天竺主宰はひかりに過去の自分の体験を話し「命を燃やし尽くせ」と励まします。そのアドバイスでひかりの調子も一時持ち直しましたが、今度は和也の彼女・沙耶が國彦の過去を劇団のホームページに漏らしてしまいます。

絶望したひかりはホステス仲間と暴行事件を起こし、あげく劇団に退団届を出してしまいます。

そのころひかりの兄・國彦は、和也の兄・幸一郎を詰問していました。幸一郎はかつて國彦が殺したことになっているあさみのストーカーだったらしいというのです。

一方、自分の彼女がやきもちでひかりに悪さをしていたことをしった和也は、ひかりのために劇団で頭を下げます。

「また余計なことを」というひかりを和也は「守りたい」と抱きしめます。

（ペンネーム：ねこばれる）

剛田刑事と和也の推理が興味深かったです。舞子が殺された時間より後に「國彦が和也を詰問していた」事実があるので、過去の真犯人にしか興味のない國彦は犯人ではない、というのは、見逃していた事実でした。推理の構成に感心しましたし、ひかりにとって良かった、と思いました。

それにしても母親もこんな時に「家族を信じられないなんて、どうかしているのはひかりの方よ」と投げつけたのが、心底にくたらしいですね。

よくある話の成り行きですが、目の前の娘の苦しみより不在の兄をとるとは、やはりおかしくなっているとしか思えないです。
でも、そう思いたくなるくらい、斉藤由貴の演技が絶妙であるということか…と、なんだか一本とられた気分です。

5段階評価：★★★
（ペンネーム：ねこばれる）

やはり犯人は、ひかりのお兄さんではなかったのですね。ストーカーが犯人っぽいのですが、ストーカーは、ふたりいたようです。

あの眼鏡は、老舗料亭の御主人でしょうか。目撃したのも、全てではなくて、記憶が曖昧なところがあるということですから、自分の父親が殺すのを直接見てしまい、その部分だけ記憶を消してしまったのでしょうか。

ただ、ここでやっと被害者の親族も出て来ましたし、しかも犯人かも知れない、このキャスティングです。
ますます面白くなってきました。誰が犯人でもあり得ます。

劇団員達にも、殺人事件を起こした犯人の妹なのだという事がばれてしまったひかりです。ただ、それによって、やっとここに来て、お互いに自分の気持ちに素直になれて手を繋ぐ事が出来たふたりですが、遅かったです。天笠要が言った通り、いつ死んでも悔いが残らないように生きないといけませんね。もうすでに、ひとりの女性をその気にさせてしまった罪で、また大変な事が起こりそうです。

ひかりと天笠要が、舞台稽古場で話すシーンが映像が凄く美しくて絵画を見ているようでした。雨に濡れてしまうひかりも綺麗でした。

あまりシーン数はなかったのですが、剛田刑事の台詞もぐっと来て良かったです。その言葉によって、和也は自分の想いを素直にひかりに打ち明ける事になったのですから。本当にほっとしました。

あぁ、でも遂に星野真里演じる矢吹千尋が出て来てしまいました。しかも、すでにもうひかりのお兄さんに絡んでいるなんて。一緒に住んでいるなんて。星野真里が犯人っぽいデスよね。いえ、間違えました。矢吹千尋でした。魔性の女って感じです。

とっても暗い何かを隠し持っている様子です。三上沙耶もまた、嫉妬がエスカレートしていきそうで怖いです。ますます嫌われてしまうのに。可愛いのに勿体ないです。嫉妬心から意地悪をして良い事はありません。

いよいよ、直接犯人が分かるようなシーンが少しずつ出てきて、推理するのも面白くなって来ました。
初め、犯人は天笠要だと思っていたのですが、違う人物のような気がします。

5段階評価：★★★★★
（ペンネーム：みつごの魂）