わたし、定時で帰ります。

TBS火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回の、あらすじと感想をお届けします。
待ちに待った最終回です!

結衣は巧に別れを切り出されてしまいますが、結衣には落ち込んでいる時間はありません。
星印の仕事は大詰めを迎え、制作4部にもイロイロと無理が出ています。
では、いったいどんなエンディングを迎えるのか、見ていきましょう!

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「わたし、定時で帰ります。」10話(最終回)のネタバレ!

結衣と巧の破局

東山結衣は諏訪巧に別れを切り出される。
会社の先輩と浮気してしまったので、結婚はできないと出て行ってしまう巧。
その後メッセージを送っても、時間をおきたいとのことで、結衣は広い部屋に取り残された気分だった。

納期まであと3週間。
「テックマニア」という福永清次部長が勧めた外注先が倒産し、制作4部は大荒れだ。
種田晃太郎はフリーのエンジニアを集めるよう三谷佳菜子に指示し、打ちのめされた吾妻徹のフォローに回る結衣。
「結婚のことは気をつかわなくていい」と言う結衣だった。
ひとまず手配のついた夜、賤ヶ岳八重が挨拶しに来る。
夫の母がだいぶ回復、東京の病院に転院することになり、仕事に復帰するとのこと。
頭を下げる八重に、みんなほっとした雰囲気だ。
泣き出してしまう結衣。
上海飯店で女同士、結婚がだめになりそうなことを報告する。
浮気に「なんというクズ」と、店長と佳菜子。
「あんなに優しい人いなかったのに」と八重。
結衣も、巧が晃太郎と一緒にいる時間が長いことを気にしていたのには、気がついていた。
「このまま別れるのは嫌」と泣きじゃくる結衣に、明日の休みに納得いくまで話すように、なだめる3人だった。

・ ・ ・

公園で待ち合わせした結衣と巧。
浮気されてショックだったが、自分も巧のことを大事にできなかったと反省する結衣。
やり直したいという結衣に、巧も語りだす。
仕事よりも結衣を優先していたが、イロイロ無理をしていたかもしれない、もう2人でいるのが辛いとのこと。
そう謝られ、取り付く島がないのかと思う結衣。
結衣はトランク持参で実家に帰り、涙ぐみながら両親に結婚の中止を報告するのだった。

受注を受けるための条件

納品14日前、星印との打ち合わせ。
結衣と晃太郎を帰らせ、武田課長は福永に個別に話を申し入れる。
武田課長はかつて福永の無理な受注でつぶれた「大和テクノロジー」という会社に勤めていたので、不信感があるのだった。

階下で待っていた結衣と晃太郎は、結衣と巧の破談について語り合っていた。
巧の「都合のいい部分しか見ていなかった」と反省する結衣だ。

・ ・ ・

あと11日。
八重も加わって作業が進む中、福永が急に積極的に仕事に手を出そうとするので、メンバーは戸惑う。
晃太郎は結衣に、このままだとライバル社のベーシックオンに運用を取られると、打ち明ける。
武田課長に「運用の受注が欲しいなら、この案件から福永さんを外せ」との条件を出されたのだ。
「外すしかないですね」と結衣、ため息をつく晃太郎。
保身に走る福永を信用していない結衣と、福永のいい時期を知っている晃太郎の意見はすれ違う。
会社を守るために家を売り家族は離散、晃太郎が抜けた後、社員が集団退職して潰れてしまった福永の会社。
しかし「今でも福永さんを守りたいんですか?」と迫る結衣に、「外れてもらうしかない」と、晃太郎が決断する。
気づかう結衣は、福永に宣告する役を買って出る。

・ ・ ・

居酒屋接待を頑張る福永を、結衣は外で待っていた。
結衣の話を先取りする福永。
「納得できるか!」と、カバンをたたきつけて、怒りだす!
…無理難題を「何とかして下さい」と泣き付いてきたのは星印の牛松!
…みんな手のひら返しやがって、最後の最後で裏切る!
…仕事があるだけマシじゃないか!?

「必死だったんだ」とわめき続ける福永に、怯えながらも哀れさを感じる結衣。
息切れした福永に、「もうがんばるの、やめちゃったらどうですか」と話しかける。
“心身ともに健康じゃないと幸せも感じられない”との、休息を推奨する社長の訓示を伝えるのだった。
ごねる福永の前に、「降りて下さい」と、突然晃太郎が割って入る。
「チームのためです、お願いします」と、深々と頭を下げるのだった。

「わかった」と苦笑いになる福永は、最後に晃太郎のことを言いおいていく。
晃太郎は“仕事をとったら自分には何も残らないと思っている”、でもそれは悪いことなのか…?
うなだれる晃太郎、ショックを受ける結衣だった。

「仕事が生きがい」は悪いこと?

結衣に、“愁”から晃太郎を心配する連絡が入る。
周りの期待に応え、死ぬ気でやれば必ず乗り越えられると言い聞かせている“コウにぃ”を、壊れる前に助けてほしいとのこと。
過去の悪夢が蘇り、「やってみる」と答える結衣。
何か、決心を固めるのだった。

あと10日。
結衣は管理部の石黒に人手を依頼するが、断られてしまう。
「みんな多かれ少なかれ、命かけている」と、晃太郎の生き方を認めるような様子だ。

あと7日。
福永は休みが続いており、「いなければいないで物足りない」と話し合うメンバーだ。

あと5日。
毎日終電で実家に帰宅する結衣を母親が心配する。
父の部下が仕事中に急死したと聞いて、呆然とする結衣。
落ち込んでいる父親に、晃太郎のことを思い浮かべて相談すると「上層部に直訴してみたら」とアドバイスをくれるのだった。

あと4日。
ジョギングウェアで社長を待ちぶせする結衣。
社長に食い下がり、仕事に命を懸けてしまう人がいる現場の窮状を訴える。
「自分さえ定時で帰ればいいと思っていたけれど、他のみんなも幸せになりたくて働いている」という結衣の話を、社長は聞いてくれる。

・ ・ ・

あと2日。
疲れきって休日出社するみんな。
晃太郎はすでに5日目の泊まり込みで、むしろ仕事のスピードが上がっている驚異的な状況だ。
結衣はメンバーに休日出勤のお礼を言い、“助っ人”として石黒を紹介する。
社長に言われてヘルプに来た石黒は、かつて働きすぎの過労で入院した社内初の人物だった。
「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです!」と、自分を犠牲にしないように励ます結衣。
みんなが明るい顔になるが、帰るよう強要しても晃太郎は動いてくれない。
「なんでそんなに働くんですか」と聞いても「わからない」との返事だ。
仕事が早い石黒にみんなが盛り上がる中、来栖泰斗の差し入れに見向きもせず集中している晃太郎。
そんな姿を横目に、結衣は休憩に入っても、痛み止めを飲んで仮眠をとるふりをして、仕事に励むのだった。

夜9時。
「賄賂だ」と称して、上海飯店の店長が特別に差し入れをしてくれる。
しかし、実はこっそり晃太郎に請求書を渡すのだった。
顔色の悪い結衣に、八重が休むようにアドバイスするが、結衣はまたもやパソコンを持って休憩に行く。
集中して、キーボードをタップするスピードが上がる結衣。
ふと「結衣ちゃんは、本当は仕事が好きなんだよね」との巧の顔が浮かび、はっと気づくと、世界がぐるぐる回っている気がする…。
倒れてしまう結衣!

休憩から戻らない結衣をみんなが心配しだす。
晃太郎が見つけたとき、結衣は床に倒れていた!
駆け寄ってゆり動かすが、反応がない…。

大団円、結衣と晃太郎は…

結衣が目覚めたのは病院のベッドで、付き添っている晃太郎が寝入っていた。

「お前はバカか」と、晃太郎は語り出す。
納品は無事終了したこと、結衣の指示通りみんな休憩をとりながら仕事をしてくれたこと、結衣は1日半眠っていたこと。
なんと星印側と社長が直接交渉をしてくれ、過剰労働前提の契約を批判、追加費用請求や今後の運用も承認させ、万事解決してくれたとのこと。

「定時」の結衣が過重労働で倒れたら会社全体がショックを受けると指摘し、「狙ったのか」と晃太郎。
否定して、結衣はポツポツと語りだす。
晃太郎に、いくら「休め」と言っても聞いてくれないので、どんな気持ちで仕事に全てを捧げているのか知りたかったこと。
結局、わからなかったこと。
「もうこんなムリ二度とするな」と、怒る晃太郎。
額の傷と共に、晃太郎がずっと付き添っていてくれたことに気づく結衣。
「仕事どころじゃないだろ」と、晃太郎はまくし立てる。
…丸一日気が気でなかったこと、もし目をさまさなかったらと怖かったこと。
…結衣が自分に働きすぎだと怒った気持ちがわかったこと。
涙ぐむ晃太郎は、自分の間違いを認める。
結衣も、かつて大事な人を目の前で失うのが怖くて、晃太郎から逃げたことを打ち明ける。
「泣いた顔初めて見た」と苦笑いする結衣だった。

・ ・ ・

上海飯店での打ち上げ。
「チーフのくせにポンコツでごめんなさい」と謝りから語る結衣。
改めて「人は何のために働くのか」考えたという。
みんなで何のためか言い合うが…。
「結局わかんないけれど、よく飲んでよく食べて、ぐっすり寝て、これからもみんなと元気に働きたいので、よろしくお願いします!」
まとめる結衣だったが、怪我のためウーロン茶を強要され、乾杯の音頭はなぜか上海飯店の店長がする。
「うめ~」と結衣に見せつけるメンバーだった。

実家で愁と顔を合わせた晃太郎。
ぎこちなくも、仲良く会話を交わせるようになった兄弟だ。

結衣と巧は部屋の解約をする。
会社の先輩とは別れたらしい巧に「一生1人いろ!」と、どつく結衣。
円満に別れる2人だ。

・ ・ ・

会社で「来年度からリモートワーク導入予定」とのPRに見る制作4部のメンバーたち。
在宅勤務を含めた自分に合わせた働き方を推奨する人事部の画面だ。
なんとリーダーとして写っているのは福永部長だった。

結衣と晃太郎は「定時で帰るために、時間内に利益を出す方がよほど難しい、挑みがいがある」と語り合う。
もう定時、上海飯店が開く時間だ。
まだ実家に暮らしている結衣に「俺んち来れば?マンションでも買うか?」と、ぎこちなく誘う晃太郎。
「前向きに検討させていただきます!」そう言って、ハッピーアワーに向かって走る結衣。
苦笑いして追いかける晃太郎だった。

[完]

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「わたし、定時で帰ります。」10話(最終回)の感想

傷をこさえ、ビールが飲めないながらも、満面の笑みの結衣に、きっと視聴者みんなも笑顔になったことと思います。
名シーンが満載の最終回でした!

「仕事が好きなことが悪いか」という福永の問いかけの場面には、グサリとくるところがありました。
晃太郎が福永に頭を下げたときは、向井理の方がユースケ・サンタマリアよりも身長が高いのに、まるで子供のように見える演技で、切なさが伝わってきました。
ユースケ・サンタマリアのクシャっとした笑顔もよかったですね。

職場の「協働しよう」という雰囲気がとても大切だということを、痛感した場面もありました。
互いに休憩を取るように勧め合うシーンがすごく良くて、こんな空気だからこそ、倒れた結衣も早期発見してもらえたのですね。

晃太郎が結衣を心配していたことを告白するシーンには、もらい泣きしてしまいました。
向井理が、口元をふるわせて泣きながらたどたどしくしゃべる演技が、すごくよかったです。
受けた吉高由里子の演技もすごく自然で、相手の生き方を包み込む感じに心が温かくなりました!
結衣と晃太郎は将来、絶対上手くいきますね!

みんな納得?羽ばたく結衣!

結衣の成長期としても、1番納得のいくエンディングだなと思いました。
結衣がしっかりとチーフとして成長し、決して「ポンコツ」などではなかったなと、しみじみ感心します。
確かに初期の結衣は自分の定時を守るのに夢中なだけでしたが、ついに社長と直談判し、上司としての晃太郎や福永すらも気遣うまでになったのですね。

結衣が倒れたのはショックでしたが、原作には結衣が晃太郎を止めるために、わざと極限まで仕事を頑張るという設定もあったので、ドラマの方が柔らかい流れになっていたのだなと思い至りました。

犠牲を払ったものの、「自分のために会社はある」ということを体現し、かつ「働き方はそれぞれ」ということで晃太郎のやり方を全否定しない結衣の態度は素敵で、納得のいくものでしたね!

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種田ロスの方へ!

ボサボサヘアの向井理さんがかっこよすぎてたまらないという声も上がっていますが、私定時で帰ります。の向井理さんは今までにまして魅力的でしたね。

それだけに、最終回を迎えてしまうのは寂しくあります。

種田ロスという言葉ができるのもうなづけます。

そんな向井理さんの魅力をもう一度見たい場合は、「私、定時で帰ります。」を1話から見直すのもおすすめです。

「私、定時で帰ります。」の見逃し動画は、Paraviで配信されています。Paraviは、初回登録から30日間無料で視聴できます。無料期間中の解約もできますが、無料期間終了後も月額925円(税抜)と手頃な料金で1ヶ月視聴できますので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか?

また、Paraviでは、向井理さんの出演作品が多数見れますので、ドラマ「私、定時で帰ります。」に加えて、他の出演作品も併せて見られます!

Paraviで見れる向井理出演作品!


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(2019年6月13日現在での配信状況です。必ずParaviサイトにてご確認ください。

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