絶対正義の最終回がついに終焉を迎えてしまいました！！
まさかの展開で、良い意味で期待を裏切られました。
まさか、絶対正義で泣けるとは・・・・！
率直な感想です！
こちらでは、絶対正義の最終回の感想と、ドラマのラストシーンのYOUの意味について考察していきます！
絶対正義の最終回のYOUの意味と息を吸う意味を考察！
絶対正義のラストシーン。
バスの中で、由美子（美村里江）が高校生に正義を振りかざすシーン。
吸うぅっと息を吸って、範子と思わえる人物が出てきました。
そして、バスの中の乗客の目線に名前が表示されて、範子らしき人の目線には「YOU」と出ました。
さてこの意味は何なのでしょう？
考察していきたいと思います。
これ…最後のYOUは、「君ならどうする？」って問いかけてるんだと思う…正義は人それぞれだからか、いいメッセージや… #絶対正義
— ファングボーイ (@fangboy2) 2019年3月23日
最後のYOU。化粧してた女の子・晒そうとした男の子・傍観者の乗客達・由美子と範子。見てる私達は画面に映ってる誰の正義を持ってるの？てことかな。 #絶対正義
— ぬるめ (@b10106gd) 2019年3月23日
絶対正義の最終回では、正義の意味を問いかける展開になっていました。
「正義って難しい。」
「正義が何か分かる人なんていないよ。」
「世界中の人たちが正義がなにか分かってたら争いごとなんて起こらない。」
「そもそも正義は人によって違うから。」
その上で、範子が４人が、打ち解けるシーン。
今までの間違いを皆で謝り、心に傷を負った範子を私達は助けるべきだった。
違和感を感じつつも見てみぬふりをした。
正しい正義を振りかざす範子に反論するのはすごい怖いことだけど、言いたいこと言い合うべきだった。
正しいことが何なのか？お互いの意見を言い合って、答えを探していく。それをずっと続けることが正しい生き方なのかもしれないね。
そして、「分かりあえるのってこんなに幸せな気持ちになれるんだね。」という言葉。
ここから考えられるのはやはり、「あなたの正義はなんですか？」という意味ではないかなと考えられます。
また、息を吸う意味ですが、もちろん演出上の面白さというのが大きいとは思いますが、正義を振りかざすことの勇気を象徴しているのかなと思いました。
恐怖の印象でしかなかったのですが、範子が「分かり会えることって幸せ」と本音を言うシーンでも息を吸っていました。
本音を伝えるのは、勇気が必要ですが、勇気を出して話し合うからこそ、心が通じあうのかなと。
剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力-正義の女神・テミス像*
YOUと出る前に、目に線が入り、剣なき秤（はかり）は無力、秤（はかり）なき剣は暴力という言葉が流れます。
そもそも、この言葉は何なのかと言うと、正義の女神に由来するものです。
法は「自分の敵を斃してくれる味方」ではない。
正義の女神ユスティティア像をみればわかるとおり、天秤が傾けば誰彼問わず刃を振り下ろす「スイカ割り」的な自動機械である。pic.twitter.com/Zgjx2Lbtrk
— ヨシフ・スターリン (@J_Stalin_bot) 2019年3月21日
剣と天秤を持つ正義の女神の姿は、司法・裁判の公正さを表す象徴・シンボルとして、古来より裁判所や法律事務所など、司法関係機関に飾る彫刻や塑像、絵画の題材として扱われてきた。
目隠しは彼女が前に立つ者の顔を見ないことを示し、法は貧富や権力の有無に関わらず、万人に等しく適用されるという「法の下の平等」の法理念を表す。
出典：wikipedia
絶対正義はホラーと思ってみていましたが、最終回にきて正義とは何か？法とは何か？を考えさせられる内容になっていました。
確かに、何かにつけて裁判を起こすような世の中になってきていますし、ラストシーンで写真取って晒すぞ的な発言も目出つ世の中です。
そんな中で、正義とは何かそして、秤にかけて振り下ろす剣は、本当に正義なのか？考えさせられる内容です。
ちなみに、ラストシーンのさらすぞ！という場面で３年Ａ組を連想した方もいるのではないでしょうか？
正義とは何かを考える上でも「ぐっ、ぐる、ぱっ」と言う名言を思い出します。
絶対正義が泣ける！まさかのハッピーエンド！
絶対正義の最終回。
まさか泣ける展開になるとは想像もしていなかったです。
それだけに、泣けるシーンを見つつも、ラストでイヤミスの真骨頂いやーな感じになるのかと思いきや以外とスッキリと終わってしまいました。
泣けるドラマだった・・・・
という違和感。
良い意味で、裏切られたとしか言いようがないです。
そして、この展開で膜を閉じれるのはやはり、山口紗弥加さんの演技力によるところが大きいと思います。
山口紗弥加の演技が上手い！サイボーグが人間に！！
劇中でもサイボーグと人間というセリフがありましたが、高槻範子を見ていて率直に思ったのが、人間になっている・・・という感想。
この演じ分けができる山口紗弥加さんの演技力は凄いですね。
そして、人間でありながらも、キャラが別人にならないように、怪我で制約される動きで気持ち悪さを見事に表現していました。
この気持ち悪さは、サイボーグ範子の余韻を残すもので見事でした！
そして、最後の晩餐の準備をする５人の姿は泣けるものでしたね。高校生の５人も相まって、１話が蘇り感動を覚えます。
１話のラストシーンの寂しげにピアノをひくシーンが蘇りましたが、それは範子の寂しさを表現したもので、律子も引いていたのは、律子の寂しさなのかなと想像しました。
それだけに、最後のシーンで二人が抱き合いお母さんという言葉は素敵でしたね。
絶対正義、範子ワールドと表現される独特の世界観でしたが、名作と言える作品と言えそうです。
絶対正義をもう一度見たい方は、FODで配信されています！
そして、絶対正義の最終回を見て原作を読みたいという方も続出しています。
原作は、ドラマとは違った結末になっていますので、絶対正義ロスの方は、原作を読むのもありですね！
