昭和元禄落語心中、ドラマ
第8話「昇進」のネタバレと感想をお届けします。

昭和62年夏。
何とか小夏(成海璃子)と一緒になりたい与太郎(竜星涼)は、決死の覚悟で、とある人物に咬みつきます。
小夏のお腹の子の父と思われる、自分の元親分、強面の組長です。

その決心から、与太郎の真打お披露目、小夏の出産と続く、怒涛の展開の、第8話のあらすじと感想をお届けします!

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ドラマ「昭和元禄落語心中」8話のネタバレ!

人生土砂降りの与太郎、組長にタンカを切る

土砂降りの中の与太郎の高座。
ガラガラなのは、天気や例の記事だけが原因ではない。
与太郎の「錦の袈裟」の噺はまるでダメ、ヤケになって上半身脱ぎ捨て踊り出すありさまだ。
八雲は「過去としっかり向き合え」と諭すのだった。

与太郎は大声で「大工調べ」の稽古をしていたが…。
そこに兄弟子格の萬月から「小夏の相手は組長」と確信のある話を聞き、飛び出してしまう。
お栄の店では、今晩八雲と組長が会食をしていた。
そこに小夏が来たため、八雲は隣室に移ったところ…。
さらにお座敷に割り込む与太郎。

組長に対し堂々と接するも、初めから与太郎はケンカ腰だ。
恨み言を述べた挙句、小夏の手をとり「俺たちは結婚します!」と打ち上げる。
小夏は慌てるが、与太郎は止まらない。

「お腹の子のことは、はっきりさせてもらわないと」
「いいからやめて!」
「いいや言わせてもらう!」
「頭を冷やせ!」と組長に庭の池に放り込まれる与太郎。
騒然とする場、「ごめんなさい」と謝り続ける小夏。

しかし、上がってきた与太郎は熱いままだ。
仕方なく聞いてやろうという組長に、腹から声を出してまくしたてる。
「姉さんのお腹の子は俺の子だ!」と、立て板に水の語り口調。
組長は怒りも消え、いい噺家になった、と声をかけるのだった。
後に、隠れて聴いていた八雲に「さすが一番弟子だな」と褒める組長。

一方の小夏はおかんむり。
手の震えが来ている与太郎に、ありがとう、とは言ったものの…。
結婚話については「同情なんていらない!」と突っぱねてしまう。
与太郎に頼り切れない小夏だった。

取り戻した与太郎の人気、「あくび指南」を語る八雲

春を迎え、与太郎の人気も復活、自分の落語ができている様子だ。

ある春なのに雪のちらつく日。
八雲が小夏を見舞うと、寝ぼけた小夏は八雲の手を握って離さない。
仕方なく八雲は隣に寝転がり、「あくび指南」を語って聞かせる。
その声は眠っている小夏には父の二代目助六の寝物語のように聞こえる。
ふとビックリして飛び起きる小夏。

八雲は疲れた風で「あんたはあたしを殺しちゃくれねぇなぁ」と言い出す。
小夏はしんみりと「この子にあんたの落語を聞かせられなくなるじゃないか」と反論。
珍しく、出産が怖いこと、プロポーズされた悩みをしんみりと話す小夏だった。

その夜、八雲は与太郎の下宿を訪れ、最後の稽古と言って「芝浜」を伝授する。
「芝浜」はかつて、二代目助六が最後に四国でかけた噺だった。

与太郎、真打お披露目は「芝浜」

新・助六の、真打お披露目初日の「芝浜」。
小夏も無事、松田と客席におさまる。
威勢のいい話ぶりに、父・二代目助六を思い浮かべる小夏。

『また夢になるといけねぇ』と締める話。
三代目助六のお披露目は大成功だ。
拍手喝采を聞きながら、産気づいてしまう小夏だった。

小夏の難産、「寿限無」で祈る八雲

予定より早い難産に、苦しむ小夏。
病室前では与太郎の助六・萬月・松田・お栄がヤキモキしているが、八雲の姿はない。
「助六」の扇をお守りがわりに、空の高座で「寿限無」を唱えている。

苦労の末、男の子を出産する小夏。
「おいらの子だ!」と感激する新・助六に、「一緒になろう」という小夏。
名前は「信」と決まり、泣き虫ぶりをからかわれる助六。

改めて助六は八雲に頭を下げる。
小夏と結婚したい、ということ。
八雲と一緒に住み、みんなで家族になりたい、ということ。

「いつかきっと二人の仲の助六を変えられる」と語る与太郎。
「好きにするさ」という八雲は、うっすら笑顔だった。

そのころ病室の小夏は、昔の記憶を探っていた。
八雲が若い2人に語った両親の死因には嘘があるのではないかと気づく小夏だった…。

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ドラマ「昭和元禄落語心中」8話の感想

無事昇進と出産、そして若夫婦の誕生に乾杯!という気分です。

小夏がまどろんでいるときに、八雲が隣で噺を聞かせてあげていたシーンが、とても心にジンときました。実は八雲のことを小夏は心底嫌ってはいないのではないかと思います。八雲が憎まれ役を買って出て、わざと小夏に冷たく当たっているからこその、小夏の甘えたい気持ちの裏返しなのだと感じました。

親になって初めて、両親の死の秘密に疑問を持った小夏に、次回は注目です。

与太郎の立て板に水の口上とタンカが天下一品!

今回のヒットは、なんといっても超絶早口のタンカを切った与太郎でしょう。
恐ろしいと分かっているヤクザの親分に向かって、小夏のために「もう子供に手出し無用」とタンカを切ったわけです。

しかも、懸命に落語を練習していたのが、このためだった、というがなかなかです。立板に水の切り口上に、親分も感心して結局許す形になりましたが、えらい覚悟をしたものです。

隣室にいた八雲も、与太郎のキレのいい話っぷりには聞き惚れているような様子で、この瞬間に「弟子として一人前と認める」気持ちになったのではないかなぁ、と深読みしてしまいました。

 

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