いだてん東京オリムピック噺

大河ドラマ「いだてん」の第7話「おかしな二人」の、あらすじと感想をお届けします。

今回は、志ん生師匠(ビートたけし)サイドは出番わずか。
金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)の周囲が、じっくり描かれます。

結局四三の旅費は、どうなるのでしょうか?

関連:いだてん7話のネタバレと感想!三島弥彦の味方・シマ(杉咲花)が活躍!

そてでは、ネタバレから見ていきましょう。

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大河ドラマ「いだてん」7話のネタバレ!

行けない金持ち・行ける貧乏

オリンピック出発まで3ヶ月の、明治45年2月。

三島弥彦に「金栗四三が自費で行く」と伝える嘉納治五郎先生。
「君はどうする?」と聞き、遊びじゃない、視察だ、と強調する治五郎先生。
「行きません」と弥彦は即答する。
しかし「記録がね…」と意味ありげな治五郎先生が話すことが、気になってしまう。
弥彦について「記録が怪しい」、「まぐれ」などの抗議文が来ているとのこと。
あおる治五郎先生、タバコでごまかそうとする弥彦。
兄・弥太郎は「酒とタバコをやめたそうじゃないか」と、弥彦に「許さんぞ」とクギを刺す。
土下座かと思いきや、ポーズをとる弥彦。
女中シマがバン!と合図すると、疾走していくのだった。

金栗四三は、徒歩部の可児助教授をコーチに走っている。
「こんとです」と実家から1800円工面の返事が来ないことを話す四三。
ため息をつく可児先生。
「しかしどうする、出発まで三月を切ったぞ」
学校は休学し、お金は借金するしかないか、と悩んでいる四三。
“とつけむにゃ”な治五郎先生のお言葉だからと、心酔しているのだ。
その治五郎先生は「ないものはないんだよ」とお怒りの様子だ。
「十万の男だぞ」と言っているのは、借金のことで、現在の価格でざっと数億円に相当する。

まさに“行けない金持ち・行ける貧乏”の2人だった。

四三に郵便物が届く。
兄からの手紙だ!

…四三よ、あっぱれよくやってくれた、誉だ
…外国に行けるのは、千歳一遇の好機
…やはりお前は“とつけむにゃ”な男たい
…金の事は、必ず俺が何とかする、心配するな

抱き合う四三と可児先生だった。
…四三は幸せ者です!と返信を書く四三。

校長室。
「韋駄天と痛快男子の揃い踏みだ」と治五郎先生。
2人の出場署名式の様相だ。
ゆとりのある弥彦、緊張の四三。
治五郎先生が無理矢理四三を座らせる。
100メートル走にサインする弥彦、マラソンに四三も真剣な顔で書き込む。
「これでオリンピックの代表だ。勝てとは言わん、精一杯戦ってきてくれたまえ!」と治五郎先生。
「はい!」と2人。
外では「祝オリンピック出場」ののぼりに、万歳三唱が響く。

(「今日私、あんまり出番ないんです。調整日になっていまして」)と、まとめる高座の志ん生師匠)

四三、レッスン開始!

シベリア鉄道で横断する旅程の地図を見せられ、話が具体化していく2人。
治五郎先生ともう1人は同行者がつく、英会話やマナーのレッスンが始まり、大森安仁子が先生だ。
驚く四三。
「コックも給仕もいます、差し支えなければウチでやりませんか」と弥彦。
かしこまる四三に“金栗天狗”と呼びかけ、いきなり相撲を始める暑苦しい弥彦だった。

寮では“1800円自費”話に盛り上がっている。
タバコを吸っている美川は「それは眉唾物ですね」と石頭の頑固者と、金栗実次を評する。
「ビタ一文出さんでしょうな」との予想だが…。

熊本。
春野家で、金栗家一同は借金の申し入れで土下座していた。
困る春野医師、泣き出す金栗家の子供たち。
父の魔除けの刀も「役に立たない」と質にはならない。
「池辺さんはいかがでしょう」と助言する娘・スヤ。
スヤは盛り上がっている船場に到着し、お客さんとして実次を案内するのだった。

その頃の東京・三島邸。
四三は迷子らしく、走っている。
孔雀に驚き、母たちに和歌子たちに真剣や薙刀で囲まれ、散々だ。

大日本体育協会の面々は、三島家では歓迎されていない様子だ。
可児先生も和歌子には挨拶しにくく、弥太郎にも無視される始末だ。
ピアノでもひきましょうか、という弥彦は、最近カメラも始めたらしい。
厠で乃木希典大将とすれ違い、四三は別世界に恐縮しきってしまう。

安仁子が四三を指導する食事会。
四三は“Forty-three”、可児もついでに“Crab”と安仁子に呼ばれてしまう。
スプーンの使い方、スープのすすり方、と逐一注意される四三。
“いただきます”と毎皿言ってしまい、和歌子にイヤミを言われる。
息が詰まり、あまりおいしく頂けないのだった。
外でうなだれていると、シマが握り飯を差し入れてくれる。
「弥彦おぼっちゃまから」とのこと。
恐縮し「裕福な家じゃないとオリンピックは出れんとですな」とぼやく四三。
シマは“いただきます”がうれしかった、と言い「ここは日本だし言っていいと思います!」と励ます。
「十里も走るってどんな気持ちですか」と、喜びやご褒美があるのか聞くシマ。
「わからんです、わからんけん、走っとるとです」という四三だった。

資金の心配

2ヶ月が経過し、オリンピックまであと1ヶ月。

兄・実次からは連絡がない。
「金栗氏、催促したほうがよくないかい?」と美川。
自分の荷物を売る準備をしている四三。
他に売れるものは…。
「これが1番高く売れそう」と優勝カップを指す美川。
売れるわけない!と慌てる四三だった。
なぜ、大日本体育協会が出してくれないことになったのか、美川に説明する四三。
「そぎゃん話があるかね!」
「わかってるよ」
「騙されてるよ、口車に乗せられてるよ」と、直談判を勧める美川だった。

校長室。
お金の借金のことで揉めている治五郎先生の声が聞こえる。
100円・200円の利子も払えない状況らしい。
怯える四三
「だいぶ絞られているそうだなぁ」と、治五郎先生
「その…本当にオリンピックに行くとでしょうか?」と四三。
「行くよ」
「ばってん…」
治五郎先生は、四三を外出に誘う。
かつて29歳で欧米に行った治五郎先生。
記念にフロックコートを譲ってくれた人は、勝海舟だったという。
胸裏の縫い取り“勝”の字に「ぼぼぼ!」と奇声を上げる四三。
治五郎先生は「ここ一番の勝負の時にだけ着ている」というフロックコートを質に入れ、借金をする。
「これをもって三越に行きたまえ。私個人からのはなむけだ!」
「校長、ありがとうございます!」
深々とお辞儀した四三。
まさにその足で、フロックコート・背広・帽子などをあつらえてもらうのだった。

資金不足の四三、愛情不足の弥彦

ストックホルム行きの同行者が決まる。
「もう1人は、安仁子夫人」と言われ、期待する可児先生だったが…。
大森兵蔵・安仁子の2人が治五郎先生と選手団を組むことが決まり、留守番を任される。
同行を期待して、奮発してしまったコートを自慢する永井先生に、不採用を言い出しにくい可児先生だった。

三島家で写真を撮る、正装姿の四三。
「サマになってきた」と褒め、ご家族は喜んでいるそうだねと聞く弥彦。
母は宇治神様に拝み、兄は田畑を売ると言っている、という四三の話をうらやましがる。
「うちは話が通じない、名を汚すなら親子の縁を切ると言われる。
母は兄、兄は金にしか興味がない」
「子供に関心のない親なんて」と言いかける四三。
「気楽で良いけれどね」とあきらめたような弥彦。
しかし、弥彦はシマに手伝わせて、母の写真を大事に現像しているのだった。
四三は縄をなっている自分の家族を思い浮かべる。

相変わらずレッスンではハプニングがおき、四三のムール貝が和歌子に飛びかかる始末だ。
寮でおにぎりを相手にフォークの練習をする四三。
何だかわからなくなって、播磨屋に「どうして擦り切れるんですかね」と足袋の相談に行くついでに、
「どうして私、走るとですかね」と口走ってしまう。
清さんは金になるから、車を引いて走る、マラソンは走るのに金がかかる。
その金もないので、走られない…と、悩む四三。
「嘉納先生、すいません!」と、ついに優勝カップを質に入れようと街に出る。
街中では東京高師の募金活動も行われている様子。
その時、赤ゲットの旅人が街に降り立つ。
「いだてんのお出ましたい!」
「兄上?」
「金1800円持ってきたばい!」
再会に、抱き合う兄弟だった。

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大河ドラマ「いだてん」7話の感想

ついに、金栗四三と三島弥彦が、出場選手としてサインしましたね!

なんと金栗実次が、四三に文句も言わずに1800円を用意してしまったのには、驚きました。
ケンカのようなやり取りがあると思っていたのですが、良かったです。

しかし、どうやら出資元はスヤの婚家のようで「あれスヤと四三は?」と気になってしまいました。
同行者も大森夫妻と決まって、無難な選択だな、と思いました。

可児先生や永井先生では選手たちが辛い時にも精神論で片づけて、臨機応変に動いてくれなそうですから。
でも、渡欧を期待していた2人のシーンは、コミカルで面白かったです。

三島弥彦(生田斗真)の唯一の味方・シマ(杉咲花)の重要性がすごい

応援だけはタップリしてもらえる四三に対し、三島弥彦の家族は冷めたくて、かわいそうな雰囲気でした。
「兄にしか興味のない母、金にしか興味のない兄」なんてよく言ったものです。

そのあたりを察して、裏で愛情の補填とばかりに活躍しているのが、シマでした。

場慣れしない四三のフォローを仰せつかったり、写真の下処理など、まめまめしく手伝っている姿が好印象でした。
黙っていられない賢そうな感じが、杉咲花にピッタリです。

シマは架空の存在だと思いますが、今後弥彦と身分違いの恋仲になったりしないかな、と期待してしまいます!

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