NHKドラマ10「ミストレス~女たちの秘密~」第5話の、ネタバレ(あらすじ)と感想をお届けします。
第5話のタイトルは“誤算”です。
誤算と言えばズバリ冴子の妊娠!と、まずは思い浮かぶのですが、他の3人も一気に事態が動き出して、見どころ満載の回になっています。
結構濃厚ですが、心の準備はよろしいでしょうか?(笑)
「ミストレス~女たちの秘密~」5話のネタバレ!
足踏みしている香織と冴子
原田冴子は妊娠検査薬が陽性だったことを、夫・悟史に隠していた。
不妊治療の予約を取ろうとする悟史に、上の空の応対をしてしまう。
柴崎香織は冴子から相談され「良かったじゃない」というが…。
「悟史の子だという可能性、あると思う?」との話に、言えない相手との赤ちゃんだと気づく。
涙を浮かべる冴子だった。
一方、木戸貴志が大学に戻り、貴志の残した自分の絵だけがたよりの香織。
かつての婚約者・小田切良太から大学病院へ戻るよう勧められていたが、乗り気になれないのだった。
小田切から貴志とのこと、元愛人の光一郎の死因・モルヒネの処方について心配され、一度会うことを約束する。
前向きな樹里と友美
野口友美は、幸せそうに安岡周平と公園デートを楽しんでいた。
近所の主婦が目撃しているとも知らずに…。
帰宅した友美に無言電話がかかる。
ただし、今回は非通知ではなかったのだ。
「パパじゃないかな」と悩む友美に相談された水島樹里。
「そんなバカな」と、さっさとメモを奪って電話をかける。
つながった先はホテルだった。
ホテルに向かい、無理やり受付で聞いた302ルームをノックすると、若い女性が現れる。
「あなた、彼女に電話をかけなかった?」と強気の樹里。
しかし、相手は『野口友美』も『野口俊哉』も心当たりがないという。
無言電話のことを説明すると「子供だわ」と、イタズラだと言われてしまうのだった。
いつもの女子会。
樹里に冷やかされて「恋していいわよね?」と安岡のことで盛り上がる友美。
一方で暗い冴子は「調子が悪くて」と1人先に帰っていく。
「どうしたんだろう、お酒も飲んでないし」と友美。
「まさか?」と、不幸な妊娠に気づく樹里。
あの夫フェチの冴子が、という気持ちはあったけれど…。
さびしさをこらえている香織は、冴子に理解をしめすのだった。
友美に貴志の絵を見せる香織。
「香織じゃなくてもヨロっと来ちゃいそう」と、友美も共感する。
何とか貴志に電話をしたい気持ちをこらえている香織だった。
一方、ジムで働く樹里は、相変わらず須藤玲が気になっていた。
「どうして避けるの?」などと玲に聞いてしまう樹里。
曽我部直生のことを当てこすり「私のこと好きになっちゃった?」と玲。
「ひどい女」といい、ダブルデートを持ちかけるのだった。
不幸な冴子と樹里
会社を抜けて、病院に向かう冴子。
しかし、待合で悟史が子供をうらやましそうに眺めているのを見て、心が痛む。
結局「急な仕事で」と、悟史に断りの連絡を入れる。
時間をつぶして帰社すると、悟史が荒木部長に挨拶しているのが見え、目を丸くする。
「どこ行ってたんだよ」と心配する悟史。
「幼稚園児じゃないんだから」と、ごまかす冴子。
悟史は「部長には頼んでおいた」と、子供を作りたい気持ちは本気だと訴える。
その時、坂口新が見ているのに気づく2人。
冴子は何とか「後輩の坂口君」と紹介する。
その夜、冴子が会社で悩んでいると、「会えそうな気がして」と坂口がやってくる。
「僕のせいでご主人ととうまくいかなくなったのか、それとも上手くいかないから僕と…?」と聞いてくる坂口。
「何か困っているなら」と近寄ってくる坂口を「あなたには関係のないことだから!」と避ける冴子。
しかし、坂口に、手をつかまれてしまう。
「好きなんです!避けられてるのは、わかってるけれど」
顔が近づきそうになるが…なんとか振り切る冴子だった。
ダブルデートは、樹里の部屋だ。
玲とミナの仲に驚きつつ「そういう時代になったんですね」と感心する曽我部。
楽しそうに話す陰で、玲は、コッソリ樹里の手を握ってくる。
「意外と話が合うみたい、曽我部とミナちゃん」とテラスで話す玲と樹里。
「好きだな、ここ」と言う玲に、「いつでも来て」と樹里は言うものの…。
玲は結婚パーティの招待状を渡し「良かったら2人で来て」と言うのだった。
「素直すぎて、手が出せなかった」と玲。
「もう少し前に知り合いたかった」と、樹里の目に軽いキスをするのだった。
切ない気持ちになった樹里は、玲の忘れたライターに吸い寄せられる!
ジーンズをひっかけ追いかける樹里!
しかしミナと玲が、橋の上でキスしているのを目撃してしまう。
慌てる曽我部をよそに、泣きながら帰る樹里だった。
めくるめく香織と友美、そして暗雲
「初めてですね、こんなふうにデートしたの」と安岡。
「ごめんなさいね、こんな遠くのお店に」と友美。
『子持ち不倫はいけません』などとSNSに書き込まれたのを意識したのだった。
話が盛り上がり「今日のあなたは今まで以上にきれいです!」とホメる安岡。
「これからもどうかよろしくお願いします!」
「コチラこそ!」
握手する2人はプロポーズだと思われたのか、店内から一斉に拍手が沸き起こる!
照れながらも幸せな友美だ。
帰宅した友美は、早速娘・モエに報告する。
「ママが幸せならいいよ!」と、頼もしいモエ。
「誰にも言っちゃだめよ」と、秘密を念押しする友美だった。
その時、夜なのにチャイムが鳴る。
「少し話がしたいの」とやって来たのは、ホテルにいた若い母親だ。
「あの電話はイタズラじゃない、私がかけたの」と言い、玄関に入ろうとする。
「私、俊哉と一緒に暮らしていたの!」との話に、驚く友美。
「警察呼ぶわよ!」とドアをロックする!
「俊哉と私は本当に愛し合っていたの!」と叫び続ける女だった。
大学病院に戻る話を断った香織。
「結婚する気ない?」などと未練のある小田切は、メッセージをよこすが、香織に会う気はないのだった。
貴志の絵を見ると、涙がこぼれそうになる。
しかし、あえて貴志の連絡先を削除する香織。
ちょうどその時、チャイムが鳴り、貴志がやってくる!
「どうしてもあなたのことが忘れられなくて」と言う貴志を、笑顔で迎えてしまう香織。
玄関で抱き合う2人。
キスを積極的に受けてしまう香織。
香織はついに「あなたが好き」と認めてしまう。
ソファで抱き合い「私を1人にしないで!」と、貴志にささやく香織だった…。
「ミストレス~女たちの秘密~」5話の感想
タイトルのように4者それぞれの“誤算”が起きた第5話でしたね!
でも正直、香織が貴志に堕ちたのは、わかっていた成り行き、という雰囲気でした。
樹里は予想外に、玲に本気になりましたね。
涙を流すほど深みにはまるとは、一見樹里らしくないのですが、遊んでいるようでピュアな本心が隠れていたのですね。
そして再婚一歩手前の感じで幸せそうな友美に対し、絶望的な冴子の状況が哀れでした。
肝心なのは冴子が「夫フェチ」なまでに悟史を好きなことですよね。
「夫と修復するとは思わなかった」という言い訳はありますが、坂口に傾く気がない中での妊娠にどう対応するのか、すごく気になります。
幸・不幸、4人それぞれの“誤算”で一番気になるのは?
今回個人的に1番気になった「誤算」は、友美です!
恋と夫の愛人疑惑で、すごく事態に進展が見られましたね。
まるでプロポーズが成功したかのような、レストランでのシーンが「幸せの絶頂」という感じで、癒されました。
『浮気』などとSNSの書き込みがあったあとですし、まさに遠くのお店で正解でしたね!
友美が「夫の愛人問題」をどのタイミングで安岡に相談するか、興味津々です。
安岡のことが真剣なら、かえって明かしづらい状況だとは思いますが、個人的には早めに一緒に考えてもらえばいいのに、と思います。
奥さんに逃げられた経験もあることですし、何かアイディアが浮かぶかも知れないですよね。