わたし、定時で帰ります。

TBS火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第8話の、あらすじと感想をお届けします。

「地獄へのはじまり」などと予告されていた事態の幕開けです。
裏で根回しした福永部長により、地獄化してしまった東山結衣(吉高由里子)の職場。

そして、せっかく結衣の実家の問題も片付いたのに、冷静だった彼・諏訪巧(中丸雄一)のヤキモチが、ついに爆発してしまいます。
三角関係も終わっていなかったのかな…と、ドキドキの第8話です!

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「わたし、定時で帰ります。」8話のネタバレ!

赤字案件が社内審査通過!

福永清次部長の丸杉常務へのあくどい根回しの効果で、星印工場の3500万円の案件が社内審査を通ってしまった。
「総力戦で頑張ろう」と、チーフを賤ヶ岳八重に指名する福永。
種田晃太郎が心配して、三谷佳菜子と東山結衣をサポートにする。
「将来的には全運用を勝ち取る」など、無茶な案件なのは見え見えだ。
その矢先に、八重の夫・陽介から緊急電話。
母親が脳梗塞で倒れたので、急ぎ熊本に行くとのこと。
結衣懸念する通り、八重はギリギリに出社する日々で仕事も大変になるが、結衣以外のメンバーには家のことを秘密にしていた。

クライアントとの会議では、ネットヒーローズ側は全員集合なのに星印側は担当・牛松1人の状態だ。
晃太郎の資料解説に、ついていけない様子が明確の牛松。
なあなあにする福永を止め、晃太郎が「磯貝課長を待たせてもらう」と強引に話を詰める。
結衣は情報源・愁から「牛松翔・30歳:父親は明成銀行の頭取」と聞いて、心配する。
しかし、晃太郎と八重で、何とか「コストに見合った圧縮案、運用の確約」を勝ち取るのだった。

結衣が、帰宅すると巧の母親を発見。
巧は残業だが、2人で夕食を作ることになる。
巧の母は結衣が仕事を続けることに驚くが、うらやましがり、応援してくれるのだった。
一方、巧は「億万長者なら仕事はしなくていい」、「結婚式は社会的に失礼なく」という感じで、結衣はすれ違いを感じてしまう。

テンパる八重、応援する結衣

星印の牛松側の仕事が滞っていて、作業は計画通りに進んでいない状況だ。
八重のもとに仕事が集中し、大変な様子を心配して手伝う結衣。
晃太郎に質問され、星印の仕事や八重の実家の件を相談する。
「フォローは俺がやる、お前は無理すんな」と言ってくれる晃太郎だった。

結衣は巧も呼んで、八重の家に料理などをお手伝いに行くことにする。
八重から「夫が仕事を辞めて熊本に帰る」と聞かされ、驚く結衣。
自分も熊本に行ったほうがいいのか、悩んでいる八重だった。
「家族が大変な時に、そこまでして働く必要があるのか」と考えてしまっている八重。
結婚生活は相手の人生も背負うということ。
難しい…と語り合う2人だった。

巧は餃子をきれいに焼いてくれ、双子を抱っこして楽しんでいる様子。
「いいパパになりそう、今度こそ幸せになってよ」と耳打ちする八重。
巧が外しているときに、八重と結衣に晃太郎から仕事の連絡が入る。
2人が晃太郎について話していることを、立ち聞きしてしまった巧。
結衣が以前の会社で大変だったこと、晃太郎がそれに理解があることなどを知ってしまうのだった。

巧と結衣のケンカ

巧は職場の飲み会で、結婚のお祝いをされる。
結衣が元彼と同じ職場なのは知られており、心が広いなどと話題になる。
帰宅した巧は、結衣が八重とメッセージのやりとりをしているのを見て、ヤキモチを焼く。
「僕より結衣ちゃんと付き合い長いもんね」などと、前の会社のことを八重や晃太郎は知り、自分は知らなかったと怒り出す巧。
「いい上司だよね」、「億万長者になっても仕事を続けたいのって、種田さんと働きたいからだろ」と酔いに任せてイヤミを連発する。
「私が好きなのは巧だよ、何度も言っているよね、終わったことだって」と信じてほしい結衣。
「種田さんのほうは終わってない」と信じてくれない巧に、結衣は情けなくなり「コンビニ行ってくる」と飛び出してしまう。

結衣は上海飯店に飛び込んで、店長に泣きつく。
紹興酒を飲みすぎて、寝込んでしまう結衣。
ちょうどその時晃太郎がやって来る。
ケンカのことを言い、「酔いつぶれたのは誰かさんと別れた時以来」と嫌味を言う店長。
ため息をつき、結衣を送って行く晃太郎。
酔っている結衣の手を取り…おぶってくれる。
そのまま背中で寝入ってしまう結衣を、職場で寝かせる晃太郎。
髪を直してあげようとして…結衣に触るのをためらうのだった。

朝結衣が起きると、晃太郎はそのままデスクで寝言っていた。
上着を返し、メッセージを置いて、逃げ帰る結衣。

帰宅すると巧は、ソファーで寝ていて「無事でよかった」と安堵する。
お互い謝りあう2人だが、ぎこちない空気が流れるのだった。

・ ・ ・

休日の公園に双子と行く八重。
たくさんの親子連れを目撃し、悩んでしまう。
さらに、福永部長から「来週の日曜、磯貝課長と接待ゴルフに行こう」と言われ、ため息をつく。
家で離乳食を作っていると、夫・陽介が帰宅。
「結婚記念日だけは絶対に一緒に過ごそう」との約束だったのだ。
ガーベラを1輪くれ「いつもありがとう」と陽介。
感動する八重は、陽介に抱きつき、泣き出してしまう。

八重と結衣の決心、福永の恫喝

八重は休職し、熊本に陽介と行くことを決心した。
「家族と一緒にいたい」という八重の決断を「応援します」という結衣。
「こっちを選んで良かったと思える人生になるように頑張る!」そう言って、笑顔になる八重だった。

“休職願届”に慌てる福永。
「ご期待に添えず申し訳ありません」と頭を下げる八重。
福永は引き止めようとするが、八重はメンバー全員にも頭を下げる。
頭を下げ続ける八重、ありえないと言い続ける福永。
結衣は思わず八重に駆け寄る!
「先輩大丈夫です、チーフは私が引き継ぎます!」
みんなが目を丸くし、八重も、結衣自身も驚いてしまう。
佳菜子も立ち上がり、全面的にサポートすると言ってくれる。
八重が無責任に仕事を投げ出すはずがないと言い「休んでも仕事はなくならない、ですよね、東山さん?」と佳菜子。
笑顔で肯定する結衣。
福永以外、みんなが笑顔になる制作4部だった。

「無理するなって言ったろ」と思い出させつつ、サポートしてくれる気の晃太郎。
結衣が先日のことを謝り、照れる2人。

そこに福永が、ジャマに入り、結衣を呼び出す。
「定時で帰るというポリシー」について、定時で帰るチーフだとみんなの士気が下がると言い出す福永。
休日出勤が続く晃太郎のことも引き合いに出し、言い返そうとする結衣を威嚇する。
「種田君がどうして僕の会社を辞めたのか、なんでネットヒーローズに来たのか」と、秘密を明かす福永だった…。

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「わたし、定時で帰ります。」8話の感想

結衣が巧とケンカをしたとき、頼った先が八重ではなく上海飯店というのは意外でしたが、晃太郎がいいタイミングでしたね!
晃太郎がおんぶしてくれる直前、結衣の手をとって、抱きしめるのかなと…思えた一瞬のスローモーションがすごく良かったです!
本音としては、互いに気持ちがまだ残っている雰囲気が感じられました。

次回は「わたしも残業します!」と結衣が予告で言っていたのが気になりますね。
ついに結衣も残業主義になるのでしょうか。
福永が勝手に仕事を難しくして、かなりきつい状況の制作4部。
会社の側に立って考えても、八重が家庭のために仕事を休み、結衣たちまで今後つぶれてしまうと、コンプライアンス的に大変なことになるのじゃないかな…と、思います。
そんな意味でも、福永の暴走を誰かに止めてほしいです!

巧ヤキモチで爆発!結衣と上手くいく?

巧の母親が、意外にヨメが仕事をすることに理解がありそうな様子を見て、少し素敵に感じました。
その一方、リベラルで共稼ぎの意識が高かった巧が、女性の仕事について「稼げばいい」とだけ考えている様子なのが心配になりました。

しかも、周りからの情報とあおりで、だんだん余裕をなくしていき、ついにケンカになってしまいました。
晃太郎との仲の邪推については、互いに謝ったことだし沈静化するかもしれませんが、仕事と家庭についての考え方はすれ違いの原因になる恐れがありますよね。

正直、晃太郎の問題よりも「定時派だけれど仕事にはポリシーを持っている」という結衣のスタンスを巧が理解しないことの方が、巧と結衣の仲にヒビを入れそうな流れです。

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