ミストレス-女たちの秘密-

NHKドラマ10「ミストレス~女たちの秘密~」第6話の、あらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

「溺れる女たち」という題にふさわしく、恋の成就に喜ぶ香織と樹里、思わぬ事態の進行に恐怖を感じている冴子と友美。
でも4人とも、スリルを感じる展開しか予想ができないですよね。

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「ミストレス~女たちの秘密~」6話のネタバレ!

香織と友美

突然夫の愛人だったという女が現れ、野口友美は混乱状態だった。
しかも娘・萌にまで接触してくるので、友美は恐怖を感じるようになる。
夫との友美の知らない生活を語りだす、怪しい女。
自分の息子は、野口俊哉との子供で、2人は友美と別れて結婚する予定だったというのだ。
突っぱねる友美だったが、夫の愛人だったことは認めざるを得ない。
様子を察し、心配してくれる安岡周平。
安岡に頼りたい友美だったが、かろうじて「愛人」のことだけは隠してしまうのだった。

友美に頼られた柴崎香織は、貴志と結ばれて幸せの中にいた。
京都の大学院を辞めてまで、一緒にいたいと言ってくれる貴志。
しかし、香織は友美に痛いところをつかれて怒ってしまう。
「夫を取られた奥さんの身にもなって」と、自分を重ねていう友美。
「恋しちゃったのよ!だから、どうにもならないの!」と香織。
香織のことを思って「ばれたらどうするの? 」と、貴志をだましていることを指摘する友美だった。

冴子と樹里の苦悩

原田冴子はお腹の子のことを言い出せないまま、夫・悟史と不妊治療の診察を受けることになる。
「妊娠」を指摘され、「冴、ありがとう!」と手を握ってくれる悟史。
別の意味で涙ぐむ冴子だ。
悟史は早速母親に報告し、また冴子の上司にも「無理して仕事しそうだから」と報告してしまう。
その話を聞いた坂口新は「あの夜の僕の?」と冴子に迫る。
「夫の子よ」と断言する。

水島樹里は須藤玲への気持ちが「恋」だと気づき、忘れ物のライターを持って玲の職場に会いに行く。
「会いたかった」と言ってくれる玲に、「2人きりで結婚のお祝いをしない?」と樹里。
自宅に玲を招いた樹里は、玲からのキスを受け入れる…。
笑顔でベッドに倒れ込む2人。
2人で朝まで過ごしたあと、樹里は「あなたが好き、心も体も、全部好き」と打ち明ける。
しかし玲は「そうね、でもこれでお別れ、だって私は結婚する」と言うのだった。
「今日のパーティ来てね」と帰っていく玲に「あなたの最後、見届けてあげる」と撃つ真似をする、樹里だった。

結婚パーティ

パーティ会場の樹里と曽我部。
女性が多い独特な雰囲気の中「一番美しいのは樹里さん」と持ち上げてくれる曽我部。
しかし玲とミナの写真撮影を切なげに見つめる樹里。
「私とミナは愛し合っています。隠すことも恥じることもなく、結婚という形を選びました」とスピーチする玲。
「勇気ありますよね、玲さんたち、僕たちも…」と迫ろうとする曽我部を「飲みすぎた」と振り切る樹里。
泣きながら走り出る樹里に玲も気づいていた。
「少し独特な環境でしたもんね、あのパーティ」と曽我部。
送って来たものの泣き続ける樹里に遠慮して、帰宅しようとする。
樹里は「曽我部さん、帰らないで」と引き留め、ベッドにおしたおすのだった。

不穏な訪問者

友美は安岡に返事をしかねていた。
安岡は友美を懸念してパン屋にやってくる。
2人が話している姿を、小学校の母親仲間が目撃、友美にご注進に来る。
「安岡さんには気を付けた方がいいわよ、あの方奥さんいらっしゃるのよ」とのこと。
慰謝料を請求されて、お金に困っているという情報を聞き、顔色が不穏になる友美。

香織の家にやって来たのは木戸佳恵だ。
「どうされました?」と香織。
「息子のことで、お聞きしたいことが」と佳恵は言うのだった。

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「ミストレス~女たちの秘密~」6話の感想

今回、一番光っていたのは樹里だったかな、と感じました。
樹里と曽我部の会話は、見ていてとても痛々しかったです。
もちろん相思相愛かと思っているらしい曽我部が、可哀そうになりました。

でも、キラキラした夜のあと、玲のパーティにフォーマルとはいえあえて黒ドレスで行った、樹里の気持ちがしのばれました。
ところで、ミナと玲に付き添っているかに見える年配の両親っぽい人がいるのも不思議でした。
若い女性が多いのはわかるのですが、親にも祝福してもらえているのなら、画期的ですね!

立場がすれ違い、ケンカ状態になってしまった香織(長谷川京子)と友美(水野美紀)!

香織が貴志と親密になったとたん、友美を煩わしいふうに扱ったのにはちょっと引いてしまいました。
後ろめたいときほど怒って見せる人の、典型的なパターンなのかな、と感じました。

娘に手紙をことづけるなど、やり方の汚い愛人にまいっている友美にとっては、香織の状況はどちらかというと敵方になってしまいますよね。
4人の中で一番近いと思っていた香織と友美が、直接の愛人と正妻のように争っていた姿は、とても残念でした。

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