下町ロケット、原作、ゴースト

2018年10月からTBS日曜劇場で放送される「続・下町ロケット」の原作となっている池井戸潤氏の小説「下町ロケット」シリーズの第3作目「ゴースト」が7月に発売になり、前作、前々作に続き大人気となっています。

1作目ではロケットに搭載される水素エンジンのバルブシステム、2作目では医療器具の人工弁が題材として用いられましたが、3作目の今回は農業用トラクターや車両に使うトランスミッションが技術開発のターゲットになっています。

1作目、2作目のあらすじとネタバレはこちら!

 

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ここでは、「続・下町ロケット」の原作となっている小説「ゴースト」のあらすじとネタバレを紹介していきます!

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下町ロケット原作、池井戸潤作の小説「ゴースト」のあらすじ

 

では、今回も最初にストーリーの展開を整理しておきます。

・大口顧客ヤマタニから突然のエンジン発注停止で佃製作所に危機が訪れる。

・佃航平が殿村経理部長の故郷で農業用トラクターのトランスミッションの開発に目覚める。

・トランスミッションメーカー・ギアゴーストとの出会い。

・再び立花・加納コンビの新技術への挑戦。

・難敵・中川弁護士の企み。

・佃航平のモラルと神谷弁護士の反撃。

・ダイダロスの登場とギアゴーストの亀裂。

という展開で進んでいきます。

下町ロケット原作、池井戸潤作の小説「ゴースト」のネタバレ

ここからはストーリーのネタバレを見ていきましょう。

 

3作目となる今回は、佃製作所の主力製品である小型エンジンの大口顧客ヤマタニから佃社長が呼び出され、突然の発注停止を通告されるところから物語は始まりました。

高性能で品質の良いエンジンをヤマタニの依頼を受けて開発を続けてきた佃製作所は、ヤマタニの「外注コストを下げるため高品質は求めない」という方針転換に戸惑います。

ヤマタニの新たな発注先はダイダロス。

エンジン業界では「価格は一流、技術は二流」と揶揄されていて、佃製作所の経営方針とは対極にある会社でした。

この通告に佃製作所では幹部が集まり緊急の対策会議が行われますがこれと言って打つ手立てがありません。

このままでは赤字経営に転落することは必至で、佃製作所にとって近い将来に危機が訪れることは間違いありません。

そんな折、経理部長・殿村直弘の父が倒れ栃木で農業を営んでいる実家に一時帰郷することになります。

見舞いに行った佃社長が父親の代わりにトラクターを運転する殿村の様子を見て、トランスミッションから作業機へ伝えられるムラのある動力に開発の余地があるのではないかと発想します。

「もっと滑らかにムラなくトランスミッションから作業機へ動力が伝えられたら、耕作地の収量も上がるのではないか」そう佃は考えたのでした。

新事業トランスミッションの開発に乗り出そう!いや乗り出さなくては佃製作所の将来がない!

佃社長の決断はすぐに次の段階に入っていきました。

しかし、佃製作所にとってトランスミッションそのものは未経験の分野で積み重ねた技術はありません。
あるのはトランスミッションの部品の一つであるバルブの技術だけです。

これを新たなトランスミッションの開発に役立てられないか?佃社長はそう考えるに至ったのです。

そこで、懇意にしてもらっていたヤマタニの工場長から外注先に予定しているトランスミッションメーカーを紹介してもらった佃は、さっそく大田区の下丸子にある創業5年目の若いベンチャー企業のギアゴーストを訪れます。

社長の伊丹大と女性技術者の島津裕は共に帝国重工機械事業部にいた経歴を持ち、社員が30人でトランスミッションの企画開発と営業だけをする工場を持たない会社だったのです。

ロケットに搭載されたバルブシステムの開発をした技術をもつ佃製作所はギアゴーストにとっても歓迎すべき相手でしたが、トランスミッション用のバルブについて生産実績のある国内最大手メーカー・大森バルブとのコンペとなります。

佃製作所が新規参入業者だと聞いた大森バルブの担当者は、性能で圧倒できると確信し過剰と云えるほどの品質をもつバルブを提案してきたのに対し、佃製作所の若き技術者コンビ立花と加納は、かつて人工弁「ガウディ」の開発に携わった経験を思い出し、ギアゴーストが求めているものは何かという観点から品質は抑えてコストを重視したバルブを提案。

その結果、佃製作所が大森バルブを打ち破ったのでした。

そしてすぐにヤマタニに納入する新トランスミッションの共同開発の話はまとまったのでした。

しかしそんな時、ギアゴーストに予想外の危機が迫っていました。

大手トランスミッションメーカーで特許戦略に長けていると評判のケーマシナリーの代理人から、ギアゴーストが最大口顧客アイチモータースに販売しているコンパクトカー用トランスミッション「T2」について、特許権侵害の抗議が届いたのです。

その代理人はかつて1作目で佃製作所の主力製品「ステラ」の特許侵害の件でも暗躍した田村・中川法律事務所の弁護士・中川京一だったのです。

「T2」の製造停止と15億円の損害賠償金を要求された伊丹社長と技術者の島津裕は、開発当時に既存特許の確認を依頼した顧問弁護士の末永孝明に説明を求めると、特許出願中で公開されない期間だったと釈明し、ケーマシナリー側の権利は正当なもので要求に従うしかないと説得されてしまいます。

伊丹社長はその15億円を工面しようと奔走しますが目途が立ちません。

最期に相談にやってきたのが佃製作所だったのです。

「ギアゴーストに15億円を出資してもらえませんか?従業員を継続して雇用してもらえれば、私たち2人はこの会社から退きます」そう相談されたのです。

ここで佃は即答せず、2人に佃製作所の顧問の神谷弁護士を引き合わせます。

それは伊丹社長と島津裕から話を聞いた佃社長が同じ技術者として何か引っかかるものを感じていたからです。

「T2」を開発した島津裕がその核心部分の技術について何故特許を取っていなかったのか?の問いに「以前から知られている技術の応用だと解釈していた」と答えたからです。

佃は「技術者が根拠のない解釈をする訳がない。きっと島津裕はかつてこの技術についての誰かの論文を読んでいたに違いない」そう推測し、国内外のトランスミッションに関する膨大な論文を集めて読みはじめたのです。

そして遂にケーマシナリーが特許申請するずっと以前の島津裕がまだ東京技術大学に在籍した頃、後に同じ大学の准教授になる大学院生が書いた論文にその技術はすでに発表されていたことを突きとめたのです。

これで、ケーマシナリーの特許がそもそも無効であることが立証できる、そう確信した佃は神谷弁護士に連絡を入れます。

しかし神谷弁護士は「その話をギアゴーストの2人にするのは待った方が良い」とアドバイスをしたのです。

出資をしてもその金をケーマシナリーに払わなくても済むなら、ギアゴーストの経営権をタダで取得できるではないかと云うものでした。

その話を聞いた佃は、腹心の幹部社員を集めて相談します。

大勢が神谷弁護士の意見を支持する中、迷った挙句最後に佃は「論文の存在をギアゴーストに知らせてやろうと思う」とつぶやきます。

「損得以前に、道義的(モラルとして)に正しいかどうかが大切ではないか」
そう佃は結論を出したのです。

この判断を経て、神谷弁護士の脳裏にはギアゴーストの顧問弁護士・末永孝明と中川弁護士が裏で仕組んだ悪事であったことを立証するシナリオが描かれてゆくことになります。

・末永と中川が司法修習生時代の同期で仲が良かったという情報があること。
・廃刊になった雑誌のインタビュー記事に末永と中川が二人の仲を語り微笑む姿の写真が載っていたこと。

があるのに面識すらない素振りをしていたと伊丹社長が神谷弁護士に語っていたからです。

そして何よりも決定的だったのは、伊丹・島津の両名が賠償金の減額を求めて中川弁護士の事務所を訪れた時に、島津裕が部屋に置き忘れたトートバックに忍ばせたICレコーダーに末永弁護士がギアゴーストのT2の設計図を中川弁護士に売り渡した事実を語る会話が録音されていたことでした。

そして、これらの証拠を基に神谷弁護士は裁判で宿敵・中川弁護士を打ち破ったのです。

こうしてギアゴーストは窮地を脱します。

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続編への布石がはじまり・・・

しかし、伊丹社長には佃にも相棒の島津にも語ることのなかったある迷いがあったのです。

それは、伊丹が帝国重工時代に上司の的場部長の指示で切った下請け会社・重田工業がダイダロスとなって甦り、実は中川弁護士を使ってギアゴーストを危機に陥れて買収しようとしていたと知った時からでした。

ダイダロスの社長重田登志行は、伊丹への恨みを晴らすことが目的ではなくギアゴーストの会社としての価値を評価しての買収だと言ってきたのです。

実は伊丹が帝国重工を去らざる得なくなったのは、指示に従いコストカットの実をあげていた伊丹に社内外から強い批判が起こった状況で、閑職への異動という的場部長の裏切りがあったからでした。

亡くなった父・重田登志信会長の怨念を超えて息子の登志行が伊丹に誘いをかけてきたのはすべて帝国重工の次期社長となろうとしている共通の宿敵・的場俊一への復讐が目的でした。

「あんたも犠牲者だ。(あんたを裏切った)的場を叩き潰す」

その一言に、伊丹は島津と袂を分って重田登志行のギアゴースト買収に応じてしまいます。

結局、佃社長のモラルは実を結ばぬままトランスミッション事業への挑戦は失敗することとなったのです。

今秋発刊の「下町ロケット」第4作「ヤタガラス」へとつづく

まとめ~ドラマの後半は続編「ヤタガラス」へ

原作のゴーストを見ていると、前作のドラマ「下町ロケット」で見た映像がふつふつと湧き上がりますね。

2018年10月スタートの「続・下町ロケット」も前回出演していたキャストが多く出演しています。

またどんなヒューマンドラマが繰り広げられるのか楽しみで仕方ないですね!

また、下町ロケットは、ドラマの放送とほぼ同時に原作の新刊が発売されます。

今回は「ヤタガラス」が新刊として発売されます!

ドラマが先か原作が先か、楽しみ方は人それぞれにありますが、どちらも楽しみ尽くしたいですね!

関連:下町ロケット原作「ヤタガラス」の発売日は?あらすじ予想やドラマと連動して見る楽しみ方を考察!

以上、2018年秋ドラマ「続・下町ロケット」の原作「ゴースト」のあらすじとネタバレを紹介していきました。

ドラマ下町ロケットの後半戦のヤタガラスの原作のネタバレもよろしければ併せてどうぞ。

 

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