新年度が始まって不安だった時期に、元気が出る映画を探していた時に巡り合った作品が「キューティー・ブロンド」でした。
SNSで「新しい環境で頑張ろうという勇気がもらえる」と紹介されており、元気な気持ちを分けてもらおうと思ってみてみることにしました。
見終わった時には、明日からも頑張ろうっ！と前を向けている自分がいたのをよく覚えています。
同じように新天地で頑張ってつらい時にオススメの作品です。
「キューティー・ブロンド」のあらすじ
社交クラブの会長もつとめ、彼氏であるワーナーと仲睦まじく幸せに暮らしていました。
ところが、卒業間近のある日、彼氏に「議員になるには、マリリンモンローのような（見た目だけのバカ女）は要らない。もっとふさわしい人がいる」と振られてしまいます。
泣きはらすエル。
ワーナーに見直してもらい彼と再び結ばれるために、彼と同じ学校であるハーバードの法科大学院に行くことを決意します。
無事合格した彼女は、今まで暮らしていたものとは異なる世界に戸惑いながらも、実力のある教授の法律事務所に実習生として受け入れてもらい、事件の解決に奔走します。
キューティー・ブロンドを見た感想とみどころ
なんといっても面白いのは、主人公エルのハチャメチャな前向きさと、それによって理不尽な扱いや困難をどんどん解決していくところです。
正直、見ていてリアリティがないな……と思うところはあります。
例えば、物語の設定根幹にかかわることですが、ファッションについて専攻している普通の女子大生が、ちょっとだけ勉強するだけでアメリカ最難関の大学院、ハーバードに合格するなんて普通はありえないと思います。
ですが、そのリアリティのなさを上回る圧倒的な爽快感を味わえます。
見どころとしては、一つ目として序盤の大学院に入って今までとは違った空気に打ちのめされたエルが、勉学についていくために自分を保ちながらも日々奮闘するシーンがあります。
一番最初の講義で、課題があることを知らずに、エルは女性教授にしごかれます。
しかも、エルが答えられなかった問題を、元彼ワーナーの彼女が答え、こんなの余裕よとばかりに挑発されるのです。そこで、今までは周りと違いふわふわのペンとおしゃれなノートで授業を受けていたところを、ノートパソコンを買います。
ちなみにこのノートパソコンは周りの学生が使っているような武骨な黒いものではなく、アップル社のおしゃれなものです。エルが周りに倣いながらも自分を貫く姿勢が印象的でした。
そして、親切な先輩に講義を受ける際のポイントを教わったり、果ては体型を維持するためのトレーニング中にも教科書を離さず勉強したりと、必死で実力をつけていきます。
私のような典型的日本人だと完全に周りに合わせておしゃれを止め、周りと同じノートを買い……と、新しい環境では周囲に合わせてしまいがちなのですが、エルはアメリカ人らしく、おしゃれも勉強も頑張る、素敵な女性でした。
もう一つの見どころは、やっと指導教官にも認められ、順風満帆かと思いきや、そこで指導教官からセクハラを受けてしまうシーンです。
これは物語の終盤で、あと一歩でエルたちが弁護している容疑者の無罪を晴らせるといったところです。
いままで、その指導教官は倍率が高い実習生に選んでもらうくらい親切に見てもらっていたのですが、なんとその親切さはエルの身体目当てだったのです。
私はこのシーンには憤りを覚えました。今まで、エルは賢く素敵な女性になれるよう努力していたにもかかわらず、それを認めてくれたはずの教授が実は見た目しか見ていなかったのですから。
確かに、エルはあか抜けないハーバードの女の子に比べて魅力的ですが、彼女の魅力はその教官のためのものではありません。
このあと、怒ったエルは、指導教官に立ち向かう形で裁判の弁護人になるのですが、エルは非常に彼女らしい方法で事件を解決させます。その方法はぜひ本編をみてお確かめください。
新しい環境で頑張っている方へオススメの映画です。
この映画をススメたいと思う人は、明日からも元気で自分らしく頑張りたい人です。
新学期や新年度など、環境が変わるときはだれしも不安になってしまいますよね。
自分が自分でいていいのか、わからなくなってしまう人も多いと思います。
ほかにも、彼氏に振られて傷ついたり、何か失敗をしでかして落ち込んだり、そういった暗い気持ちになってしまった人にもおすすめです。
エルの自分らしく頑張る姿、次々にやってくる試練に勇敢に立ち向かう姿は、非常に元気づけられます。
映画「キューティー・ブロンド」が見れる動画配信は？
映画「キューティー・ブロンド」は以下のサービスで視聴可能です。（2018年6月5日現在。）
定額サービス内で視聴可能サービス
Amazonプライムビデオ
U-NEXT
hulu
