大河ドラマ「いだてん」33話のネタバレ感想!杉村役の加藤雅也がカッコイイ!

大河ドラマ「いだてん」の第33話「仁義なき戦い」の、あらすじと感想をお届けします。
嘉納治五郎先生の提案で「ムッソリーニにオリンピックを譲ってもらおう」と企む日本。
語学堪能な杉村大使も活躍するところで、事態は上手くいきそうに見えたのですが…。
治五郎先生の“腰痛”からくる事態は、何だか田畑政治の思いもよらない方向に転がっていきます!

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大河ドラマ「いだてん」33話のネタバレ!

治五郎先生の奇策・その1

「ムッソリーニにオリンピックを譲ってもらおう」と企む日本。
しかし、言い出しっぺの嘉納治五郎先生もさすがに74歳、腰痛で倒れてしまう。
結局ローマ・オスロへは、杉村陽太郎大使の案内で新IOC委員の副島道正が行くことになる。
治五郎先生に見込まれた田畑政治も強引に上司・緒方部長を説得、資料集『日本』を持参して、渡航する。
2か月の旅だ!

「陽気な独裁者」ことムッソリーニが政権を握る、雪の降るローマに着いた一行。
具合が悪くなった副島は、…面会直前に倒れてしまう!
病因は肺炎、回復には1ヶ月との診断だった。

電報をもらった治五郎先生は「自分が行くしかない」と焦るが、東龍太郎医師に止められる。
ただの腰痛ではなく、脊椎損傷だったのだ。

2週間たってようやく30分の外出許可がでた副島。
面会に向かうと…「カムイン、サムライ!」と声がかかり、資料『日本』をめくるムッソリーニに迎えられる。
杉村が意図を通訳、気を取り直した副島も、英語で演説する。
…世界の祭典と言いながら、オリンピック開催地はヨーロッパばかり。
…東京に招致するまで、日本に帰らないつもりだ!
「1940年を日本に譲ってくれたら1944年は全力でローマを応援します!」との話に、ムッソリーニも乗り気になってくれる。
副島はサムライスピリッツを感動され、「幸運を祈る!」と、ローマ辞退の流れとなった!

喜んだ政治は電報を打ち、『十二回国際オリムピック大会・東京開催確実』との記事が日本で掲載された。
「いよいよ来るよ!」と喜ぶ治五郎先生は、金栗四三を東京に呼ぶべく連絡を取ることに決める!

IOCオスロ総会

1935年2月、IOCオスロ総会。
資料集『日本』を配布してまわるものの、たった1人の東洋人で肩身の狭い杉村。
副島は病床、政治もローマに置いて行かれたのだ。
イタリア代表のボナコッサ伯爵の笑顔に、辞退の話が通っていないのかと不安になる杉村だ。

IOC会長・ラトゥールが入室し、開会!
1940年の候補地はローマ・ヘルシンキ・東京、投票は3日後の3/1と発表される。
「ムソリーニのもとでスポーツは今や国家事業」と語るイタリア代表。
杉村は、治五郎先生からの原稿を預かって来たものの、あえてイタリア代表をけん制する。
…日本は今まで地球を半周して、オリンピックに参加してきた。
…このたび、ムソリーニから「ローマ辞退」の話をもらった!
騒然とする議場。
イタリア代表が「スポーツは政治の影響を受けない!」と言い出す。
やはり、ムッソリーニから話を聞いていて、あえて「ローマ辞退」の意向を無視していたのだ!

煩悶した杉村は電報で『タバタ スグコイ』と政治を呼び出す!
ローマの政治はムッソリーニに会いにいくが、面会不可、急ぎオスロへ向かう。
杉村は水面下でイタリアのロドロ公使と交渉。
しかし「イタリアの3度目の立候補を首相にも口出しさせない!」と、ボナコッサ代表は強固だ。

ついに、ボナコッサ代表が最後の演説を打つ。
…スポーツマンシップによってのみ、オリンピックは支えられて来た。
…しかし、今回不本意ながらイタリアの票は東京に投じる!
その話に「政治的圧力をIOCは認めない」と会長が言い出し、開催地決定の1年延期を宣言。
杉村への「権威に接触した」とのラトゥール会長の非難はキツく、「ココは国連ではない、IOCだ!」と言われてしまう。
杉村は必死に、関東大震災から立ち直った日本を見せたい、「日本が受け入れるのは“1940”のみだ!」と叫ぶ。
しかし場内は閉会でざわめき、会長は「なぜカノーは来ない?」と言いおいていくのだった。
「彼ならこんなことにはならなかった」との会長のつぶやきが、杉村を打ちのめす。

政治が到着する頃には会議は解散していた。
杉村は資料『日本』を政治に叩きつけ、「思い知った、日本への1票は嘉納治五郎への1票だったんだ」と語る。
人望の厚い嘉納治五郎にはなれないと、悲痛な様子。
「なくてもいいでしょう」と慰める政治。
「貴様はなれるよ、嘉納先生は貴様を買っている」と、苦笑いする杉村。
「日本を頼む」…治五郎先生にそう言われてきた政治だった。

新聞には『開催地決定、来年に延期』とあり、何とか立とうと苦悩する治五郎先生だった。

その後のいだてん

一方、熊本。
金栗四三は、弟子・小松勝を従えてのマラソンの道中に『カフェー・ニューミカワ』の看板を発見する。
「田舎にこんなハイカラなものが?」と悩む四三。
何と経営者は、かつての学友・美川秀信だった!
震災の後、ヤクザの女と大阪に山形に…と転々としたらしい。
「夢は何かね?」と小松に聞く美川。
「オリンピックです!」と元気に答える小松は、1940年には21歳なのだった。
無理やり自分の夢も質問させて、「満州だよ」と答える美川だ。

金栗四三は美川の話をスヤに聞かせる。
三河のことを「ゴキブリ、居候」とけなすスヤ。
「いつから、あげぇな太か女になった」と、カフェでグチる四三。
「昔はマドンナみたいで可憐だったのに」と、美川も同調する。
ウィスキーを所望する四三は、飲む前から「俺は“旦那さん”と呼ばれるだけの招き猫」とクダを巻く。
「よし決めた!俺は家出ばする!」と言い出す。
東京にオリンピックを呼ぶ話をして、嬉しそうに治五郎先生の手紙を見せるのだった。

治五郎先生の奇策・その2

副島・杉村が無念な結果を報告すると、牛松東京市長は「やはり嘉納先生に頑張ってもらおうか」と意気消沈だ。
松葉杖2本で現れた治五郎先生は、辛そうで渡航できそうにもない。
かわりに「“極論”なんだけどね」と新提案だ。
なんと、ラトゥール会長をお詫びがてら東京に呼んで接待をしようという計画だった!
「いかにもジゴローらしい!」と茶々を入れる政治。
しかし、既に手紙を出してしまった治五郎先生だ。
『来春ラトゥール伯来る』の記事を持って「じじい同士の友情は侮れん!」とバー・ローズを訪れる政治。
一緒に飲んでいた今や衆議院議員の河野一郎は、「裏にはヒトラーの動向がある」と深読みする。
日本とドイツは政治的に接近しており、ムッソリーニも同様だというのだ。
「国の威信をかけるなんて」と、反発する政治。
「田畑さんがメダルをたくさんとったからじゃない?」とママ・マリーがフォローする。
「オリンピックが決まれば軍への歯止めになって4年は戦争が起こらない」そんなふうに分析する河野だ。

記者会見。
招致委員会発足、特別予算もおりたと治五郎先生が発表するが…。
記者からは、「満州国の参加は?」、「お国のためになりますか?」と、世知辛い質問ばかりだ。
かつて高橋大臣と面会した時のことを思い出した政治。
「国のためじゃない、若い者のためにやるんです!」と、思わず発言するのだった。

その頃熊本では、四三が置手紙を置き、小松と一緒に東京に旅立とうとしていた。

東京下町では、7年住んだナメクジ長屋を出ることになった孝蔵一家が、雪の中引っ越しトラックを待っていた。

昭和11年2月26日。
軍隊行進の靴音が聞こえる…。

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大河ドラマ「いだてん」33話の感想

嘉納治五郎先生の奇策、「ムッソリーニ首相にオリンピックを譲ってもらおう」から「ラトゥールIOC会長に来日してもらおう」まで、なかなか波乱万丈の招致活動でした。
政治は勇んで渡航したものの、何だか“見届け役”という感じで、活躍の場はない感じでしたね。

杉村大使は、政治に精通して語学が堪能だということが裏目に出ている様子が、気の毒でした。
オリンピック招致問題と政治問題、どんどん両方の緊張が高まっていく中…。
「オリンピックはお国のためになりますか?」という質問に、思わずハッとした政治の表情と、高橋是清との回想シーンが印象的でした。

エリート外交官・杉村役の加藤雅也がカッコイイ!

いだてんで加藤雅也さんが演じているのは、英語、フランス語、イタリア語の3ヶ国語を流暢に操るエリート外交官の杉村陽太郎という役。

他の言語を覚えてお芝居するというのは、英語だけでも難しそうですが、さらにフランス語、イタリア語までとなると神業ではないでしょうか。

加藤雅也さんもそのことについて次のようにインタビューで答えています。

普段ぼくが話している英語は中学レベルの単語を組み合わせて話すくらいですけど、外交官は大学レベルの難しい単語と構成なんです。それでいて“かっこよく”流れるように言葉のリズムをとらなければいけない。言葉と密接にリンクするボディーランゲージもあります。

そのクオリティーをフランス語とイタリア語にも求められるんですが、この2つは単語の意味を調べることから始まるので…普段のセリフ覚えより3~4倍の労力がかかりますね(苦笑)。ひとつのセリフの中に、日仏英とか仏伊とか、複数の言語が混在する時は、正直混乱しますわ(笑い)。
出典:NEWSポストセブン

これぞ役者魂というプロの姿勢と技術を魅せてもらえました。加藤雅也さんめちゃめちゃカッコイイです!

加藤雅也さんのお芝居を見るだけでもいだてんの33話を見る価値はありますねっ!

田畑政治、嘉納治五郎先生の後継ぎに?!

初めて渡欧した田畑政治。
政治も高橋是清らに働きかけるなど、エキセントリックな行動力の持ち主なのですが、治五郎先生の国際レベルの壮大さに比べると、まだまだ“ただの河童”という感じでした。
それもそのはず、嘉納治五郎という人は、もう20年来日本のスポーツに貢献し、またIOCで日本の立ち位置を築いてきた人物なんですよね。
柔道の海外パフォーマンスも、自分のファンが増えれば柔道の、ひいては日本のファンが増えるという考えから続けてきた活動でした。

さて、「日本を頼む」と言われた、マーちゃんこと田畑政治が治五郎先生にかなうものといえば…天性の愛嬌と図々しさ、そしてフットワークでしょうか。
新聞記者としてもジレンマを抱えるようになる政治の、今後の成長が期待されます!

いだてんの見逃し動画配信を見る方法は下記コンテンツに記載しています!

また1話から最終回のネタバレと感想もまとめていますのでよろしければあわせてご覧ください!

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