昭和元禄落語心中、ドラマ

順風満帆な八雲一家。与太郎改め三代目助六(竜星涼)の人気は上々、小夏(成海璃子)は三味線で下座としてデビュー、6歳になった信之助は楽屋の人気者で、松田さん(篠井英介)が涙ぐむくらい幸せな一家です。

しかしすっかり白髪になり、「じいじ」と呼ばれてにこやかな八雲(岡田将生)には静かな悩み…「老い」で高座をしくじるのではないか、という不安が出てきています。

それでは、昭和元禄落語心中の9話のネタバレと感想を紹介していきます!

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ドラマ「昭和元禄落語心中」9話のネタバレ!

八雲の悩み、小夏のデビュー

平成7年夏。
八雲は自分に老いを感じ始めている。
稽古でも同じところの言葉が出てこなかったりして、松田に心配されている。
一方小夏の方は緊張の下座デビューを、円屋萬月の高座「出来心」で無事果たす。
2年間三味線の修行を重ねてきたのだ。

三代目助六の高座「錦の袈裟」は人気もノリも上々。
小学生の信之助も参観、楽屋を訪問するとみんなの人気者となり、「寿限無」を語って見せて盛り上がる。
ところが八雲からお小言が。
神妙にする信之助。

八雲は「こうやって、礼儀を覚ええていきなさい」と言うのだった。
トリの八雲は「品川心中」。
噺がとぶこともなく、無事名人芸を披露するのだった。

幸せな八雲一家

八雲家の夕食。
松田はにぎやかな食卓に感動し、アルバムを振り返っている。
円屋萬月に、落語史として記録を残したいと聞いていたのだ。
小夏は昔四国で何があったのか、松田から聞き出そうとする。

三味線を弾くにつれ、過去がもやもやしていることが気になっていたのだ。
一方ほかの男たちは3人で入浴。

威勢のいい与太郎に子供の頃の初太郎を感じ、さらに花火をしながら「野ざらし」を歌う信之助に、四国での出来事を思い出す八雲。
信之助に初太郎助六のレコードを見せ、小夏の実の父だ、と説明するのだった。

そんな八雲に、与太郎は独演会を勧める。
老いを隠さず「死ぬときは落語をしながらコロッといきたい」と話す八雲。
しかし「じいじの落語を聞きたい」との信之助の願いに、与太郎と2人の親子会なら…と提案するのだった。

忍び寄る過去の影、親子落語会

八雲が移転する前の、旧雨竹亭の寄席をみて、初太郎助六の影に話しかけている頃。
与太郎助六親子は、信之助の入学祝の写真をとりにスタジオに来ていた。
貸衣装で白無垢を着る小夏。

そばにはみよ吉の影が無言でたたずんでいる。
母親への想いに涙群でいる小夏に対し、撮影の時には与太郎の方が、感極まって泣いてしまうのだった。

小夏は八雲に三味線の稽古をつけてもらいながら、父母の死んだ日のことを聞く。
何があったのかずっと思い悩んでいる、という小夏に、八雲は「お前さんの思い込みは間違っている」とだけ言うのだった。

与太郎助六と八雲の、親子会の日。

八雲の震える手には、初太郎助六の大事にしていた扇がある。
「あの子があんなに長い間苦しんできたなんて」とぼやく八雲には、初太郎助六の影が見えている。
若々しいのが羨ましい、という八雲だった。

小夏は八雲の言葉に戸惑っている。
そこに萬月が8ミリビデオで、八雲と初太郎助六の四国での落語会が見られるという話を持ってくる。
「絶対見たい」という小夏だった。

八雲倒れる!

小夏は動揺と緊張で力みきっている。
八雲は、昔みよ吉から教わったと、息をして、「客に聞かせてやる」というくらいの気持ちで弾くようにアドバイスする。

八雲の高座は「たちきり」。
逢えない若旦那を思って遊女の小糸が死んでしまい、幽霊となって出てくる話だ。
幽霊の三味線の音を小夏が弾く。

みよ吉の影が八雲に寄り添っているように見えるのが、小夏にもわかる。
あと少し、というところで八雲は苦しそうにしている。
それでも「お線香が断ち切りました」まで話し終える八雲。

倒れる演技と見せかけ、急いで幕を下ろす助六。
救急車を呼ぶが、助六はトリのために残らなくてはならない。

小夏は八雲に付き添っている。
「しっかりしろ!」と小夏。

幻影をかき分けるように、意識が戻った八雲。
「何にも言わずに死んじまったら怒るかい」と八雲。

「そんなこと、どうでもいい」と小夏。
死なないで!という小夏に、「未練だねえ、まだ生きている」という、八雲だった。

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ドラマ「昭和元禄落語心中」9話の感想

和気あいあいとして、松田さんも涙ぐむような幸せな家族像と、老いて不安を抱える八雲の姿が象徴的で、胸が苦しくなるような第9話でした。

写真屋さんの粋な計らいで白無垢と羽織袴で取った入学祝の写真、素敵でしたね!

一方の八代目八雲は、とっくに七代目の年齢を超えてしまったのですね。
拭けている岡田将生の演技が、本当の年配の人よりも赤裸々で痛々しくて「老いるってこういうことなのだ」と切実に突き付けられている感じで、心に刺さりました。
それでも最後まで高座で演じ切ったのが、凄みがあってよかったです。

小夏の悩みは、イコール視聴者の悩み!

変化している八雲助六一家ですが、今回一番の成長は信之助…ではなく小夏でした!
成海璃子演じる小夏は、兼業主婦と転職したキャリアウーマンの二足のワラジです。
口は悪いものの、八雲にも敬意をもって接しており、しかも下座としての三味線の作法は八雲に習っている様子です。
しかし、まだ「あの日」のことは思い出せていなかったのですね。
正直いって、視聴者も一緒に八雲にだまされている状態なので、はやく小夏に思い出してもらうか、八雲から聞き出してもらいたくて仕方ありません。

さらに「この子にはおっさんの落語を聞かせたい」という前話の言葉。
小夏の方にも隠している思惑があるようで、来週1回だけで全部解決してくれるのかと、心配で待ち遠しい最終回です!

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